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夏のボーナス支給額から景気や好調な業界を調査!【2018年夏】

6月から7月にかけての時期は、夏のボーナスが支給されるタイミングですね!

事前調査では、シンクタンク4社が平均支給金額の見通しを発表しています。

4社が発表した支給金額から平均値を出したところ、支給額の予想は37万3183円という見通しでした。

これは、夏のボーナスにおいては3年連続上昇とのこと。

今回は、ボーナス支給額が上昇する背景・金額・好調な業界を調べてみます。

夏のボーナスを受けった人もそうでない人も、ぜひチェックしてみてくださいね!

3年連続でボーナス支給額増加の背景には、基本給改善があった!

事前調査の結果では、3年連続増加の結果でした。

この見通しになった背景には、どんな事象があるのでしょうか。

◎ボーナス算定のベースとなる基本給の改善

各社の経常利益が過去最高圏となり、企業マインドが堅調に推移したため、基本給が上昇。ボーナスの算定基準となる基本給の増加を通して、ボーナスを支給額が押し上げられています。

※企業マインドとは
企業が持つ意欲や活力などを意味する表現です。同様に一般消費者の購買に関する意欲を「消費者マインド」などと表現します。

◎春闘賃上げの実現

今季の春闘では昨年を上回る賃上げ交渉を実現したこともあり、年収ベースでの賃上げを念頭に一時金の引き上げに応じた企業の存在があったことも、ボーナスの支給額を押し上げています。

※春闘とは
「春季闘争」の略。労働組合が毎年春におこなう、賃上げ要求を中心とする闘争のことです

◎正規雇用者が非正規雇用者を上回って増加

ボーナスが支給される企業が増加し、かつボーナスの支給労働者数も増加。支給労働者の増加もボーナスの支給金額の増加の後押しとなっています。

 

人手不足解消のための人材獲得の手段として、給与アップを推進する企業も増え、全体的にボーナスの支給金額・支給対象が増加しました。

結果的に、ボーナスの支給総額は15兆円となりました。

実際のボーナス支給額はいくら?景気のいい産業はどこ?

日本生命保険相互会社が実施したアンケート調査から、実際のボーナスの支給額をみていきましょう。

ボーナス支給額の平均は51.5万円!

ボーナス支給額においては、全体平均は男性が60.6万円、女性が31.9万円という結果となりました。

どちらも前年対比で1万円の増額となっていますが、男女で約2倍の差が生じていることが衝撃結果です。

東証一部の自動車業界がボーナス支給額平均トップ!

一般社団法人労務行政研究所が東証1部上場企業127社を対象に行った調査によると、上場企業のボーナスの支給額は、全産業平均で74万6105円となり、昨年よりも全産業の平均支給金額も2.4%上昇しています。

産業別においては、製造業の平均は77万2965万円、非製造業の平均は66万9594円となっています。

特に、自動車業界は全産業のなかでトップの108万1910円と3桁を維持しています。

一方で、造船業界は全産業のなかで最下位の49万4107円と前年対比でマイナス15.7%減少する結果になりました。

ちなみに、東証1部上場企業におけるボーナスの支給額は平均2.45カ月分でした。

ボーナスは企業業績に左右されるもので、「月収の何カ月分の支給」かが、企業業績の指標ともなります。

今回の調査においては、製造業が2.51カ月分、非製造業が2.16カ月分といずれも増加する結果です。

ただし、「ボーナスの支給なし=業績悪化」に直結するわけではありません。支給の有無は企業によってさまざまな判断があってのことですので、不安な場合は会社からの見解をあおぐようにしましょう。

ボーナスは若手層のほうが増える傾向に?!ボーナスがない企業も2割

若手層は去年より2.3万円アップ!

ボーナスの増減額においては、全体平均は男性・女性ともに+1万円という結果です。

しかし、前年対比の年代別でみると、ほかの年代層に比べ、20代以下は2.3万円と大きく増加し、若手層ほどボーナスの増額がありました

これは、冒頭でお伝えしたように、企業マインドの堅調な推移、基本給の上昇が影響していると考えられます。

全体の2割はボーナスの支給がない現実

支給額別でみた増加率においては、41万~60万が4.6%と最も高く、続いて21万~40万が4.4%です。中間層が伸びる傾向がありました。

また、占率(シェア)をみてみると、2割弱の企業はボーナスの支給がありません。

インセンティブでの支給や、年俸制を採用している企業もありますので、働き手へのねぎらい方はさまざまということです。

ボーナス支給額には満足しているのか?

「ボーナス支給額に満足しているか」という質問に対して、「予想通り」と回答した割合は全体の7割強の結果となりました。また、「予想通り」と回答した人の満足度についての質問したところ、「満足していない」と回答した人の割合は、「満足している」と答えた人を上回る結果となりました。

ボーナスは、企業業績や職務に対する成果、職務に対する責任の大きさなどに連動して算出されますので、満足がいかない場合は、企業の評価目線と自分の取り組みを見直してみてもいいかもしれませんね。

気になるボーナスの使い道

「ボーナスを主に何に使いますか」という質問に対して、全体としては「貯蓄・資産形成」が33.1%と最も多く、続いて「生活費の補てん」が17.7%、「ローンの返済」がトップ3となりました。

また、男女別では、女性は「国内旅行」「海外旅行」「買い物(贅沢品)」も多いですね。

女性は特に、いつも頑張っている自分自身に対するご褒美や、プライベートを充実させるコトへの消費がうかがえます。

一方で男性は、「国内旅行」は女性同様多いものの、「教育費」も高い結果ですね。

人生100年時代と言われる今、学び直しやスキルアップを考える方も多いのかもしれません。

また、「ボーナスの用途は貯蓄」という傾向は、例年と変わらず堅実さがうかがえます。

結婚や・出産・育児といったライフイベントを見すえて貯金している、という意見が多くなっています。

景気が上向いてきたとはいえ、バブル期ほどボーナスはもらえず、好景気も経験してこなかった若者世代が増えています。

以前はあたり前であった終身雇用も今は薄れつつある時代において、将来の老後の生活に不安を感じる20代・30代が「消費よりも貯金」という考えを持っていることがわかる結果ですね。

企業別ボーナス支給額ランキング!

日経新聞社のボーナス調査によると、なんと上位20社はいずれも3桁を超える金額となりました。1位はディスコの270万4990円。

事前調査ではソニーがトップでしたが、最終的にはディスコが1位という結果となったようです。

2位は東京エレクトロンの265万5448円、3位は積水ハウスの171万7500円、4位はソニーの166万8500円、5位はスター精機の155万5173円となりました。

大手企業でなくても、上場している中小企業で、好調な業績により支給額も増えた企業もあようです。

編集部より:ボーナスは景気と自分のバロメータ

ボーナスは景気と企業業績をみるためのバロメーターになります。

大手であれば必ず安定しているかというと、そうとも言い切れず、上場している中小企業にも優良企業も存在していることがわかります。

また、支給されたボーナスも男女別で比較すると、女性は男性の2分の1という結果がありました。

さらに、ボーナスの使途においても、今の時代は消費派よりも貯蓄派が多く、先々のライフプランを見越している傾向にもあるようです。

基本給をベースに算出されることが多いボーナスは、自分自身の評価バロメーターでもあります。自分自身の年収をあげるためにも、日々の仕事の仕方を見直していくことも大切ですね。

もし平等に評価されていないことで悩んでいるようであれば、平等に評価される環境に身を置くことを検討してみてもいいかもしません。

次回は冬のボーナスの時期にお届けしたいと思います!