長期休暇直後の仕事はじめは、なんとなく気だるさが残ってしまうこともありますよね。
仕事はもちろん、家事や育児で「忙しくてなかなか休めない」「休みたくても難しい」という女性も多いはず。
そんな時に注目したいのが「アクティブレスト」。つまり、積極的にとる休養です。
今回は、毎日忙しく働く女性だからこそ意識したい新しい習慣、アクティブレストについてお届けします。
健康な生活をつくる3つの要素
ひとが健康に生きるために、大切な要素があります。
それが「食事」「運動」「休養」です。
どんなに栄養のある良い食事を心がけていても、まったく動かない生活であれば、筋肉も骨も強くはなりません。
同じようにしっかり運動し、休養を取っていると思っていても、ファーストフードだけ、お菓子だけと偏った食生活をしていては、健康な体づくりに欠かせない栄養を補給することはできません。
どれかひとつではなく、この3つの要素はバランスよく取り入れることが健康維持には必要なのです。
積極的な休養ってなに?!アクティブレストはここがすごい
健康維持のためには、「食事」「運動」に続き、質の高い「休養」が必要です。
休養とは、単に体を休めるだけではなく、「鋭気を養う」とも言うように、マインド面で健康な状態を保つことも含まれます。
質の高い休養とは、こうした明日への活力になるような休みの取り方のこと。
健康な体づくりと考えると「食事」「運動」を意識してしまいがちですが、良い休みの取り方をすることも平日に溜まってしまった疲労回復につながります。
休養には2つの種類がある
忙しい女性であるほど、大切にしたい「休養」ですが、これには「消極的休養」と「積極的休養」の2つの種類があります。
消極的休養(パッシブレスト)
休息とも言いますが、体を休め、安静にすることを意味します。
代表されるものが「睡眠」。またゆっくりとソファで読書や映画鑑賞をするなども、心の疲労を回復させる点において、消極的休養と言えます。
積極的休養(アクティブレスト)
積極的休養とは、あえて身体を動かして血流を良くすることで疲労回復を早める休み方です。
実は、日々自身のパフォーマンス向上を目指すアスリートの間でも、早期の疲労回復を実現する手段として、このアクティブレストを取り入れているそうです。
アクティブレストのメリットとは?
「休養なのに、わざわざ体を動かすの?」と思われる方もいるかもしれませんね。
しかし、実はアクティブレストには、さまざまなプラスの効果があるのです。アクティブレストもたらすその効果を3つご紹介します。
疲労回復
上記でご紹介したように、軽い運動で血流をよくすることは、疲労回復につながります。
疲れが溜まっている状態とは、身体に酸素や栄養が足りず、老廃物が溜まっているということ。血液自体は全く流れないということはありませんが、通常の元気な時よりも、その流れが滞ってしまうと身体がアラートを発し、気だるさや皮膚にかゆみが出たりするそうです。
血流をよくしてあげると、体に溜まった老廃物を流してあげることができ、心身ともにリラックスした状態をつくることができます。
ストレス解消
軽度な運動は、脳の血流を高め、活性化します。また、心に安らぎをもたらすセロトニンなどの神経伝達物質が脳内に増えるそうです。
軽度な運動でも続けていけば「これだけできるようになった!」という満足感や達成感を感じられ、自信につながることも。
気持ちが明るく前向きになる効果もあるため、日常におけるストレス解消も期待できます。
カロリー消費
身体を動かすことは、女性には嬉しいカロリー消費効果もあります。
運動そのものから得られる効果もありますが、朝に運動をすれば体温が高まり、カロリーを消費しやすい、代謝の良い状態を保つこともできます。
週末も平日も!忙しい女性に提案する積極的な休み方
平日は仕事に邁進し、休日には積極的に習い事やコミュニティに参加するなど、忙しい毎日を過ごしている女性も多いのではないでしょうか。
ただただ寝て過ごすだけではなく、前向きに気持ちを切り替えるために効果的な休養にしたいものです。
忙しい生活の中で「なんか疲れた…」と感じている方は、要チェック!
「充実している!」と感じることができている方も、これからの健康維持のために質の高い休み方を意識するためにも、ぜひこれから紹介するアクティブレストを取り入れてみてください!
アクティブレストのポイントは、血流をよくすること。とはいえ、過度な運動になってしまうと肉体疲労が溜まってしまいます。「楽しく、心地よく」を意識し、やりすぎには注意しましょう。
1ストレッチ
ダイエットで良く紹介されるストレッチでも、ぐーっと身体を伸ばすストレッチでもOK!
忙しい平日でも、3分〜5分で完了するような5種類ほどのストレッチのオリジナルメニューをつくってみると無理なく続けることができそうです。
平日のデスクワークでも、取り入れることができるので、ぜひ意識してみましょう。
2半身浴
こちらも平日でも取り入れることができるアクティブレスト。
毎日シャワーだけ、という方も現代には多い傾向にありますが、意識的に湯船に浸かることも血流を良くするには効果的です。
ぬるめのお湯に30分~1時間程度浸かるのが半身浴の基本。お湯の量は、心臓の位置より少なめを心がけましょう。
3軽い有酸素運動
週末に取り入れたいのが、軽めの有酸素運動!
軽いジョギングや水泳、サイクリングなど、20~30分間気持ち良く続けられる有酸素運動も、平日に溜まった疲労回復に効果的です。
運動の効果は2~3日続くといわれているので、無理なく時間が取れるのであれば、平日に取り入れてみても良いかもしれません。
心地よい疲労感とともに、夜にはぐっすりと眠ることができます。
4ヨガ
最近は、女性だけでなく男性にも人気なヨガ。呼吸を整え、瞑想の世界に入ることがヨガの真髄ですが、古代から伝わるインドの身心鍛錬方法のひとつ。
これもアクティブレストになります。
ヨガを習慣とすると、自律神経の調整、睡眠バランスを整える効果があり、疲れを残さない体づくりになるそうです。
5散歩やドライブ
運動だけではなく、散歩やドライブも身体を動かすことにつながり、アクティブレストと言えます。
家にこもるばかりでなく、外の空気を吸って自然と触れあうことも、気分転換することにつながります。たまの週末にぜひ取り入れてみましょう!
番外編デジタルデトックス
アクティブレストとあわせて、疲れをとる休み方としてぜひおすすめしたいのが、このデジタルデトックス。
テクノロジーの進歩により、スマホやPCはどんどん身近な存在になり、もはや手放すことのできないツールですよね。
しかし、便利である一方、同時に私たちはこれらの情報端末に多くの時間を奪われ、過度なストレスを受けていることも事実です。
特に、何かとチェックしてしまうSNSは、気軽に友達の近況を知れたり、連絡が取りやすかったりととても便利ですが、これによってコミュニケーションに縛られ、常に誰かとつながっていないと不安になってしまうことも。
平日の就寝前や週末に、一時的にもLINEやTwitter、Facebookのアプリ通知をオフにするなど、SNSから離れる時間を設けてみましょう。
最初は不安な気持ちもあるかもしれませんが、やってみると精神的にも身体的にもゆっくり安らぐことができるでしょう。
編集部より|簡単な運動でも習慣化すれば健康維持に効果大!
いかがでしたでしょうか。
「なんか疲れてる」と自覚できれば良いですが、疲れは知らず知らずのうちに溜まってしまっているものです。
今回ご紹介したアクティブレストも、日々の生活の習慣として取り入れてみると、長期的な健康維持につながり、よりイキイキと自分らしく充実した生活を手に入れることができるでしょう。
仕事やプライベートの充実は、自分らしくイキイキと取り組めることから生まれます。
自分らしく、無理のない健康維持の方法を見つけていきましょう!