ふわキャリ

仕事も恋愛もお金もすべてに焦る…!アラサークライシスから抜け出す3つのアドバイス

「アラサークライシス」という言葉に出会いました。

仕事も、恋愛も、お金も。すべてに焦りを感じてしまう30歳前後。

ふとした瞬間に、どうしようもない不安に襲われて、「何かしなければ」と思うけれども、何を、どうしたらいいのかわからない。

そんな気持ちになったことはありませんか?

この焦燥感には、実は名前があったんです。

今回は、「アラサークライシス」の実態と乗り越え方、そして焦燥感に疲弊した心をふわっと解放してくれる言葉をご紹介します。

その焦燥感の名前は「アラサークライシス」だった!

「アラサークライシス」とは

「アラサークライシス」という言葉、聞いたことありましたか?

心理学的には「クオーターライフ・クライシス(quarter-life crisis)」と呼ばれ、人生の4分の1を過ぎるころに訪れる心理的危機のことを言います。

人生の4分の1、100歳まで生きると仮定するなら、ちょうど25歳くらいですね。大きくくくれば、20代後半から30代はじめの時期にあたります。

大卒で社会人になっていれば、働きはじめて約3年~5年が経つころ。それまでがむしゃらに働いていたけど、ふと出産や育児など、先々のライフステージを思い描いて、不安な気持ちになったりします。

時には、社会を生きる上でさまざまなことに気を遣わなければならず、そうした自分の現状に閉塞感を感じ、「あの時は自由でよかったな」なんて思ってしまうこともあるかもしれません。

「私、このままでいいのかな」
「これからどうやって生きていこう」
「なんかわからないけど、私の人生、これじゃない気がする」

そんな気持ちになりやすいアラサー世代。「アラサークライシス」は、”幸福の低迷期”とも言われています。

漠然とした不安や焦り、みじめな想い、どうしようもないもどかしさ。

あなただけではありません。誰しもが通る道なのです。

こんな気持ちになっていませんか?「アラサークライシス」の実態

「アラサークライシス」には、どんな心理的変化があるのでしょうか。

その実態に迫ってみると、かなり身近でリアルな悩みが多いことがわかります。

周りとくらべて自分だけ何も進歩していない気がする、常に「隣の芝は青く見える」状態なのかもしれません。

01.何かスケールの大きいことをしたい、現状を変えたいと思う

今の仕事にも慣れ、ちょっと飽きてきてしまったかも。今とは違う、何か新しいことに挑戦してみたい…。

「とにかく今の現状を変えたい」と思うものの、考えるだけで終わってしまい、なかなか行動には移せません。結局、変わり映えのしない日常を送ってしまって、もやもや感がずっと残ってしまいがち。

時には突発的な考えで転職してしまい、「こんなつもりじゃなかった」と後から後悔する事態になることも。

02.友だちや同僚、自分の親が同じ年だったときと比べてしまう

「自分は自分」と頭では思っていても、気持ちがついていかない。

昔とは時代が変わっているとはいえ、年代によるライフステージの変化、つまり結婚や出産について考えて「何も進展がない…」とへこんでしまうこともあるかもしれません。

しかも、最近はSNSの普及によって、意図せずとも他人の現状報告が目に入りやすい。「ご報告です♪」からはじまる投稿にやきもきする人も多いのではないでしょうか。

実家に帰れば、「孫の顔が見たい」「私が今のあなたの歳には…」と追い打ちをかける言葉のシャワー。

結局ひとりになったときに、どうしようもないみじめさ、苦しさを感じてしまうのです。

03.恋愛に関してスパッと決断ができない

アラサー年代には、「結婚」の二文字が脳内シェアを高めますよね。

結婚をするにしても、しないにしても、何かしらの決断をする必要があります。

今の人と結婚をするべきか。別れて他の人を見つけるのか。そもそもそんな理想の人が見つかるのか…。葛藤は尽きません。

誰かに聞いてみても答えは出ず、結局もやもやと考えてしまう時間が増えてしまいがちです。

04.学生時代に戻りたいと強く願う

社会人になると、自分の力でお金を稼ぎ、生活をしていくことになります。そのための手段として仕事をするにしても、会社は成果を求める組織。

多くの人は、日々さまざまな制約のなかで生きています。

自分で自由にできる資金はないにしても、学生の頃は自由に使える時間がありました。

「あのころは自由でよかったな」「あのころの自分はキラキラしてたのに」と、人生のジレンマを感じてしまう人も多いのではないでしょうか。

05.自分らしさを見失う

他人や自分の理想の姿とくらべたりして、その差に落ち込んでしまうことも。

「あれ、私らしさって何だっけ」と、アイデンティティを見失ってなんだか息苦しく感じてしまいがちです。

「いっそのこと、ひとり旅に出るか!」と断片的な行動に出てしまったりします。

かなりあるあるです…。

あなたは「アラサークライシス」に陥りやすい人かもしれない

「アラサークライシス」もとい「クオーターライフ・クライシス」はグリニッジ大学のオリバー・ロビンソン博士が、ご自身の論文『Emerging adulthood, early adulthood and quarter-life crisis: Updating Erikson for the 21st Century』で語っているものです。

ロビンソン博士によれば、ある特徴を持つ人は、「アラサークライシス」の兆候がより顕著に現れるとしています。

それは「意欲が高いこと」。

何事にも意欲高く取り組むタイプの人は、こうした人生のジレンマの感じやすいのだといいます。

もし人生において「成功」を追い求め、実現したいことがあり、人生の目標が明確であるなら、「アラサークライシス」に陥る可能性はかなり高いかもしれません。

「アラサークライシス」の実態をみて、きっと心当たりがあった方も多いと思います。

それは、あなたが「自分らしくありたい」と思う頑張り屋だからこそ。

どうしようもない焦燥感にも出口はあります。しっかりと自分と向き合い、ポジティブな心理状況をつくっていきましょう。

「アラサークライシス」から抜け出すには?

「アラサークライシス」から抜け出す5つのフェーズ

前述のロビンソン博士は、「クオーターライフ・クライシス」には5つのフェーズがあると語っています。

  • フェーズ1
    仕事、恋愛、あるいはその両者において、自分がした選択のせいで、閉じ込められてしまったように感じる。いわゆる「自動操縦」状態。
  • フェーズ2
    「ここから抜け出さなければ」と感じはじめ、思い切って飛び出せばなんとかなるのでは、という思いが募ってゆく。
  • フェーズ3
    仕事を辞めたり、恋愛関係を終わらせたりして、自分を閉じ込めていたと感じるものと決別する。あらゆるものから距離を置き、自分が誰であり、何をしたいのかを見つけるための「タイムアウト」状態に入る。
  • フェーズ4
    ゆっくりと、だが着実に、人生を再建しはじめる。
  • フェーズ5
    自分の関心や目標に合致したことに、熱意をもって取り組むようになる。

(「誰にでも訪れるクオーターライフ・クライシスを乗り越える方法」より引用)

このように、ゆっくりと小さな変化を起こしながら、「心理的危機」から抜け出していくことができます。

いつまでも苦しさのなかにいたいと思う人はいません。

長く思い悩んでしまう人は、この【フェーズ3】に至るまでに、少し時間がかかってしまうんですね。

ですが、こうして「悩みの種」と「段階的な心理の移り変わり」を知ることができれば、少しずつとらえ方を変えていけると思います。

心を解放する3つのアドバイス

「アラサークライシス」は、誰もが陥る、もはやライフイベントのひとつです。

この不安や焦りなどの「心理的危機」を乗り越えることができれば、その先には「心の自由」があります。

より「自分らしく」生きるために、自信をもって一歩を踏み出すためにも、思い悩んだ心を開放する3つの言葉を紹介します。

「負け、なんてない」

他人とくらべる必要なんてなく、くらべなければ勝ちも負けもありません。

昇進した、結婚した、こどもができた…。周りの人も、その人の人生を生きているだけ。

大切なのは、自分が納得できて、満足できる、ぴったりのところにちゃんと収まることです。

自分の道を進む人は、
誰でも英雄です。

- ヘルマン・ヘッセ(ドイツの小説家、詩人、ノーベル文学賞受賞 / 1877~1962)

「予想したとおりになんてならない」

「頑張っても思った通りにならない」と思ってしまうこともあるかもしれませんね。

ですが、人生何があるかわからないのです。いつだってサプライズ。だからこそ、喜びや楽しみだって倍増します。

オランダにはこんなことわざがあります。
「くよくよしてもしかたがない。
どのみち予想したとおりにはならないのだから」
本当にそう思うわ。

- オードリー・ヘップバーン

「直感を信じる」

思い悩んでも、その答えは自分のなかにしかないのです。

「いったい何が正しいんだろう?」なんて考えるのは、とても大変なこと。

迷ったときは「正しい道」を選ぶのではなくて、「自分の直感」を信じてみましょう。そこに自分にとっての「正しさ」があるのではないでしょうか。

たいていの人はほんとうになにがほしいのか、
心の中でわかっています。
人生の目標を教えてくれるのは直感だけ。
ただ、それに耳を傾けない人が多すぎるのです。

- バーバラ・ブラハム(米国の女性ビジネスコンサルタント)

最後に

いかがでしたでしょうか。

不安や焦りを感じることは、誰にだってあります。

「アラサークライシス」にあるように、20代後半から30代にかけて、自分の人生を見つめなおしたときに感じやすく、もはやライフイベントです。

そして、この不安や焦りを乗り越えた先には、新しい、より自信を持った自分がいるはずです。

「アラサークライシス」は転機のひとつ。

悩みに押しつぶされるのではなく、「自分が変わるチャンス」だと、前向きに考え、転機を好機に変えていきましょう。