女性は、男性に比べるとライフイベントにキャリアが左右されることも多く、結婚や出産によって、休職や離職を経験することもめずらしくありませんよね。

ただ、これまで続けてきた仕事を離れることは、どんな形であれ不安がともなうもの。

「もう元には戻れなくなるのではないか」

「こどもは欲しいけどキャリアが中断するのがこわい」

今後のキャリアをえがいた時に、そんな悩みを抱えたことのある人も少なくないと思います。

しかし、時にキャリアのブランクは強みとなることもあるのです。

今回は、キャリアのブランクを前向きに考える「キャリアブレイク」という考え方をもとに、大切にしたい2つの考えやキャリアブレイクの魅力についてまとめてみました。

ブランクは強みになる!キャリアブレイクとは

働き方改革や女性の活躍推進によって、昔に比べて「働いてキャリアを伸ばし続けたい」「キャリアアップしたい」と考える女性は増えてきました。

もちろん、キャリアを中断することなく積み重ねていくことは素晴らしいことですが、予期せぬ出来事や変化は誰にでも起きる可能性はありますよね。

女性であればなおさら、ライフイベントの変化は予測できないものです。

そうした時、仕事から離れている期間をどう考え、どのような時間にするのかは自分次第。

まずは、ブランクと思ってしまいがちな離職期間を強みと変える考え方「キャリアブレイク」についてご紹介します。

離職期間はブランクではないという考え方

キャリアブレイクとは、結婚や出産、育児、その他の理由によって生じる離職期間を肯定的にとらえるという考え方です。

人生100年時代と呼ばれる今、女性が1つの会社でキャリアを形成していくことはなかなか難しい現実があります。

出産や育児による離職期間を、キャリア形成上のブランクとして考えてしまう傾向があるためです。

このブランクを離職期間というネガティブな考え方ではなく、むしろ自分が成長するための有効な期間として認識しようというのが、キャリアブレイク。

キャリアを途切れさせないことよりも、さまざまな経験やチャレンジが評価される傾向にある欧米ならではの考えです。

このキャリアブレイクの考え方は、欧米ではかなり浸透しており、ベルギーでは「キャリアブレイク制度」として導入されているほど。

離職期間は決してブランクではなく、より多様なものの見方や思考を吸収するための期間であり、見方を変えれば強みにもなるとされているのです。

キャリアブレイクを有意義に過ごすために大切な2つの考え

このキャリアブレイクの考え方は、今後の日本でも働き方改革などを通して浸透していくことが考えられます。

しかし、企業の制度の有無に関わらず、長期でキャリアを形成するには、まずは自分自身がキャリアブレイクの考え方を持つことが大切。

ここでは、キャリアブレイクを有意義に過ごすために大切な2つの考えについてご紹介します。

1|キャリアは自分でつくるもの

自分のキャリアは、自発的に動いてつくりあげるもの。

そのため、キャリアブレイクを意味のあるものにできるかどうかも自分の行動次第で変わることを理解しておく必要があります。

離職期間と言うと、どうしてもネガティブな方向に考えてしまいがちですが、会社や仕事から離れたことで、今まで気がつかなかった自分の役割や、新しい人とのつながりが生まれることもあります。

会社で働き続けることだけではなく、そうしたことのすべてが、自身のキャリアなのです。

ネガティブをポジティブに変え、「キャリアは自分でつくるもの」という気概を持つことが大切です。

2|挑戦することを恐れない心を持とう

キャリアブレイクを有意義に過ごすには、さまざまなことに挑戦し続けることも大切です。

ウォルト・ディズニー氏が残した「現状維持は後退だ」という有名な言葉にもあるように、変化していく時代の中で挑戦しないことは、現状維持すらもできないということ。

小さなことでも日々挑戦する心を持ちましょう。

挑戦する中での考えや経験、時には挫折が自分を少しずつ成長させてくれます。

自ら意識、行動していくことが、有意義なキャリアブレイクにつながるのです。

キャリアブレイクを経験した上で見えてくること

ここまで、キャリアブレイクの意味や意義、大切にしたい考え方についてご紹介してきました。

ブランクをネガティブに考えるのではなく、強みにするキャリアブレイクは、すべての女性にとって心強く、参考にしたい考え方だと思います。

一度仕事を離れると「自分のスキルはもう通用しないかもしれない」と不安に思う女性も多いでしょう。

現場に戻ったとしても、「仕事の感覚をすぐに取り戻せるか」という不安も大きいかもしれません。

しかし、キャリアブレイクを経験したからこそ身につくスキルや考えもあります。

結婚や出産、子育てを通して、細かなことまで配慮できる力が身についたり、どんなことでも落ち着いて対応することのできる対応力や、育児や地域活動を通じて磨かれた大人力は、非常に大きな強みになります。

また、仕事から離れたことで新たな「生活者視点」に気づき、それがビジネスのチャンスにつながることもあるかもしれません。

さらに、復帰後に「女性社員のロールモデル」として組織の関係性の質の向上や、社内の離職率低下に貢献できるかもしれません。

このように、キャリアブレイクを経験することは、自分の人間性はもちろん、市場価値も上げることができる魅力的な方法なのです。

最後に

いかがでしたでしょうか。

女性のキャリアを考える上で知っておきたい「キャリアブレイク」の考え方についてご紹介してきました。

キャリアブレイクを経験した女性の中には、「離職期間があったからこそ働く喜びを感じることができた」という声もあり、仕事から離れることは決してネガティブなことではありません。

だんだんと多様な働き方が認められ、変化していくこれからの時代、主役となるのは女性です。

挑戦を恐れず、自分の信じるキャリアを歩み続けましょう!

モアキャリーでは、すべての女性の活躍を応援しています。

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