「キャリアパス」という言葉、聞いたことはありますか?

転職面接や、人事評価、採用などの場面でよく使われる言葉です。

「何気なく聞いたり使ったりしているけど、きちんとした意味は知らない」という人も少なくないかもしれませんね。

「キャリアパス」は、将来のキャリアを考える上で必要な考え方です。

そこで今回は、「キャリアパス」の言葉の意味はもちろん、キャリアパスのポイントやメリットについてご紹介します。

きちんとキャリアパスの意味を理解して、今後のキャリアに活かしていきましょう!

キャリアパスとは?その意味って?

働き方改革が進む今の日本では、多様な働き方が認められ、将来のキャリアを明確に描きづらくなってきています。

そのため、将来のキャリアへの道筋として、「キャリアパス」を考えることが大切だと言われているのです。

まずは、キャリアパスの言葉の意味についてまとめてみました。

目標への道筋

キャリアパスとは、簡単に言うと「目標への道筋」のことを意味します。

どのような仕事をどれくらいの期間経験し、どの程度能力が身につくとどのポストにつけるのかを明確化したものです。

例えば、「管理職になりたい!」という目標があった場合、どのような部署でどのような仕事をし、スキルを磨いたり資格を取得したりと、ゴールに対してこれからの具体的な行動を示したものがキャリアパスになります。

人事制度の1つとして社内基準を明確化することで、働く社員それぞれの将来のキャリアへ向けて、どのようなスキルが必要でそのために何をすればよいか、そしてそのスキルを身につけると何ができるのかを明確にあらわすことができます。

働く社員それぞれも、自分のスキルや能力がどの程度のレベルなのかを知りやすくなり、将来像に向けての目標設定をしやすくなるのです。

終身雇用制度と年功序列制が機能せず、さまざまなバックグラウンドを持った人材が働く現代だからこそ、キャリアパスは注目されています。

キャリアパスを考える上で必要な3つのポイント

キャリアパスを考えることは、自分の考える将来のキャリアへの道を明確にすることや、自分のモチベーションをあげるための大切な方法や手段の1つです。

ただ、キャリアパスを考えてくださいといわれても、どのように進めればよいかわからないですよね。

実は、キャリアパスを考える上で必要な3つのポイントがあります。

1|自分なりのキャリアゴール

キャリアパスを考えるときは、まずは自分なりのゴールを設定しましょう。

ゴール、つまり目標が決まらなければ道筋をたてることができません。

ゴールがはっきりしていないと、ペース配分や、自分の現在の位置がわからず、常に不安を抱えながら走る不安定な状態が生まれてしまいます。

また、目標とするゴールを決める際も、それが自分にあったゴールでなければ、モチベーションが上がらない、自分には無理だという理由で、途中で挫折してしまう可能性も。

「自分らしい」ゴールを考えることがキャリアパスの成功への近道です。

どのようなゴールにたどりつければ、自分らしく輝いて働けるのかを考えてみましょう。

「楽しく働きたい」、「今自分が持っているスキルを活かしたい」、「3年後には昇格したい」など漠然としたゴールでも大丈夫です。

キャリアパスは個人差があって当たり前です。

ただなんとなく仕事をするのではなく、小さいことからでもいいので目標を持ってみましょう。

2|業務の適正

キャリアパスを考える上で、自分はどのような業務に向いているのか、何が得意なのかを知ることも大切です。

業務の適正を知ることで、よりゴールに近づきやすい最短距離を走ることができます。

自分はどのような仕事が向いているのか、どのような仕事で力を発揮しやすいのか、自分自身の「強み」を考えてみましょう。

自分で考えるのが難しいという人は、これまでで仕事で褒められたことを思い出してみたり、上司や同僚などに相談してみたりするのも良いでしょう。

仕事だけではなく、もっと過去の経験から掘り下げて見つけてみるのも1つの方法です。

3|自分を取り巻く環境

最後は、自分を取り巻く環境についても知り、考えることです。

今の自分の評価はどの程度なのか、全体の市場や他の会社ではどのような評価を受けられそうなのか、ということです。

そうすることで、転職など将来のキャリアプランにもつながるキャリアパスを考えることができます。

目標とする自分なりのゴールが今の企業で実現するのではなく、転職を通して実現する可能性もありますよね。

自分を取り巻く環境を常に知っておくことで、そうしたさまざまな可能性を見逃さず、ゴールに向かって走ることができるのです。

キャリアパスの3つの事例をご紹介

ここまで、キャリアパスの意味や考え方のポイントについてご紹介してきました。

キャリアパスを考えることで、目標までの道筋が明確になり、自分自身が描くキャリアを実現しやすくなります。

最後に、職種別にキャリアパスの3つの事例についてまとめました。

1|営業職

以下のようなキャリアパスが考えられます。

  1. 営業管理職になる
  2. 企画職になる
  3. 企画責任者になる

1つめの営業管理職は、現場で経験を積み、ゆくゆくは営業職のメンバーをまとめる管理職となり、事業全体の数字を引っ張っていく存在です。

2つめの企画職は、営業の現場で把握した顧客のニーズを商品やサービスに反映させていく仕事です。営業を経験している分、より顧客目線で物事を考えられるようになります。

3つめの企画責任者は、営業で学んだ知識をより活かし、企画職としてさらに上のポジションで働くことです。事業側、顧客側の幅広い知識が必要となります。

2|人事職

以下のようなキャリアパスが考えられます。

  1. 新卒採用をする
  2. 中途採用をする
  3. 人事企画になる

1つめの新卒採用職は、何よりも学生との年齢が近いことを活かし、身近なロールモデルとして活躍する仕事です。

2つめの中途採用職は、会社への業務理解が深め、採用の対象を広げ、自身の採用力を磨く仕事です。社内外の人と幅広く関わりを持つため、交渉力やヒアリング力を磨くことができます。

3つめの人事企画は、現場で学んだ採用知識を活かして、社内の人員配置や人事企画を担当する仕事です。人事のプロフェッショナルを目指すことができます。

3|エンジニア

以下のようなキャリアパスが考えられます。

  1. 上流工程のマネージャーになる
  2.  独立してフリーランスになる

会社に所属するエンジニアの場合、システムエンジニアからプロジェクトリーダーなど、社内で出世し、成長していくケースがほとんどです。

その一方で、フリーランスとして活躍するエンジニアもいます。

そういった場合は、独立に向けて1通りの業務を経験し、スキルや人間力を磨くことが必要です。

最後に

いかがでしたでしょうか。

キャリアパスの意味、考え方のポイント、3つの事例についてご紹介してきました。

キャリアパスを考えることは、自身の将来のキャリアを描く上で非常に有効な手段です。

まずは目標とするゴールをきちんと設定することからはじめてみましょう。

「ゴールが具体的に定まらない」という人は、固くならずに目の前の悩みを解決することからはじめてみてもいいかもしれません。