ふわキャリ

今のキャリアを将来どう活かす?ライフイベント前に自分に問いかける3つの質問

20代、30代は、女性にとっての出産適齢期。

「いつかは、結婚してこどもを産みたい」と考える方も多いのではないでしょうか。

しかし、同時に仕事におけるキャリアの土台を築く大事な時期でもあります。

一度きりの人生、できることなら、ライフもキャリアも諦めたくないですよね。

今回は、結婚・出産を考える女性が意識しておきたい、ライフキャリアの考え方をまとめてみます。

ライフイベントでキャリアは左右される

結婚・出産を考えると、どうしてもキャリアが中断してしまうように思えてしまいます。

実際に、内閣府による「第1子出産前後の女性の継続就業率」の調査結果(直近調査2015年時点)では、結婚前に就労していた女性を100%とすると、そのうち46.9%が出産を期に退職をしているというデータもあります。

4年前の調査結果ですので、現在はもう少し減っているかもしれませんね。

また、厚生労働省の「仕事と家庭の両立に関する実態把握のための調査研究」では、出産退職の理由として、「家事・育児に専念するため、自発的にやめた」と答える方が3割、で「仕事を続けたかったが、仕事と育児の両立の難しさでやめた」という方が2割強という結果になっています。

どんなに「自分は、仕事もバリバリやって、育児も両立するぞ!」と思っていても、いざ結婚・出産・育児となると思い通りにいかないことも多いはず。

結婚・出産を機に、キャリアが中断されたり、仕事に対する関わり方を変えたくなったりすることは必然なのかもしれません。

女性のキャリアプランには”ビジョン”が必要

ライフイベントにより、キャリアが左右される可能性がわかっているのであれば、それに向けて、ふんわりでも先々のビジョンを持っておくことが大切です。

人生100年時代と言われる今、女性であってもこれまでの学びを活かし、仕事を通して自己実現していったり、時には大きな仕事にチャレンジしたりする方も増えるでしょう。

今は、世帯の生涯年収を考えて「共働き」を選択する夫婦も多いです。

こうしたライフイベントを想定したキャリアビジョンを持っていれば、夫婦間での役割分担や生活リズムなども建設的に考えることができそうですよね。

もちろん、専業主婦として、家事・育児に専念する時間をつくることもキャリアビジョンのひとつ。

ただし、こどもの手が離れライフステージが変化するときにも、専業主婦のままで良いのかは、自分自身に問いかける必要があります。

働くのであれば「どのようなリズムで働きたいか」「どんな仕事に関わっていきたいか」などの自分の理想のカタチを明確にし、これから想定されるライフステージごとに考えてみましょう。

働く女性ひとりひとりが理想を諦めず、納得度の高い生活をするためには、まずはこうしたキャリアビジョンを考え、実現していくために必要なスキルや環境を整えていくことが大切なのです。

どんなキャリアビジョンが描ける?考えよう、女性のキャリア

お伝えしたように、まずは現時点における「自分の人生の理想のカタチ」を想像してみましょう。

そのなかで、「どのようなリズムで働きたいか」「どんな仕事に関わっていきたいか」を考え、出た答えがキャリアビジョンです。

ライフとキャリアは一体です。ですので、イレギュラーはつきもの。

人生全体をみてふんわりでも理想があれば、何かを選択するときに迷わなくなったり、ライフステージの変化に応じてバランスをとったりすることができそうです。

ライフステージごとに、どんなキャリアが描けるか、考えてみましょう!

結婚・出産の前後には

出産後、育児と両立して今まで通り仕事をする

時短勤務制度やフレックス制度があれば活用し、出産前の仕事を続けていく形です。キャリアを継続できるように、産休前から復帰後の仕事内容や任せてもらえる範囲などを、復帰予定の部署と話し合っておくといいかもしれないですね。

出産を機に、一度キャリアを中断し、専業主婦になる

キャリアは中断してしまいますが、育児に専念することができます。かけがえのないこどもとの時間を充分にとり向き合うことも、新しい挑戦ですし、物事のとらえ方が変わるなど人ととして成長できることもあるでしょう。
ポイントは、ライフステージが変わるタイミングで、キャリアを再形成するのかどうかです。先々のビジョンとして考えたうえでジャッジをしたいですね。

 内職やライティング、ブログ運営などで収入を得る

スキマ時間を有効利用し、今までとは違う働き方をする選択肢。月に80時間に満たなければ、育児休業給付を受けながら並行して収入を得ることもできます。
在宅ワークのお仕事を自分で見つけて、取り組んでみてもいいですね。

こどもが大きくなって手を離れてきたら

マネジメントに挑戦する

キャリアを継続している場合は、時短勤務が終わるタイミングなどで挑戦するビジョンを描いてもいいかもしれません。
部下のポテンシャルを高め、チームとしてより高い成果を出すためには、もちろん業務におけるさまざまな経験も必要ですが、事象をと体系的にとらえ、解決していく行動力や、情報収集をしたうえでの的確な判断力も必要です。
育児という未知の領域に挑戦してきた経験値を活かして、チャレンジしてみることもおすすめです。

状況に応じて転職しながらキャリアを積む

育児メインだった生活からライフスタイルが変化すると、その変化に合わせ「どう働きたいか」も変わっていくでしょう。その時々に自分が一番納得できる働き方ができるように、時期に応じて職や環境を変えていくことも、自分のキャリアにおける選択肢のひとつです。

パートで働きに出る

キャリアを中断し、扶養の範囲内で無理なく働く選択肢ですね。もし同じリズムで長く続けていく想定をするのであれば、パートからキャリアアップしていけるかどうかもチェックしておきたいところです。

定年前後には

責任あるポジションに就く

何かをジャッジしたり、方向性を決めるようなポジションでの仕事に従事するビジョン。そのためには、チームマネジメントや部下育成、さまざまな事業経験などが必要ですが、女性だからといって務まらないなんてことはありません。
目指すキャリアビジョンとして掲げてもいいかもしれませんね。

講演や研修講師を務める

「毎日オフィスに通い、デスクで仕事をする」という働き方ではなく、それまでの経験をもって講演し伝えることを仕事にするという選択肢です。自分自身で仕事量をコントロールしつつ、かつ安定的な収入源を確保することができます。

早めにリタイアし、ゆったり暮らす

たとえば、「仕事に従事するのは40代ころまで」と決め、早めにリタイアし、夢中になれる趣味などに没頭する時間を増やすビジョンですね。
そのためには、老後も余裕を持って暮らしていけるだけの収入・預貯金を整える必要がありそうです。

ライフイベント前に考えたい、3つのこと

ライフビジョンのいろいろなカタチを考えてみると、その実現のために、準備しておきたいことや身につけておきたいスキルも明確になってきます。

例えば、こどもの手が離れ、仕事に全力を注げるタイミングに、マネジメントなどの責任あるポジションに挑戦したいと考えるならば、その実現のためにキャリアを途中で中断せず育児との両立が必要になります。

周りにいざというときに頼れる仲間をつくるなど、サポートしてもらえるような環境を整えることも大切ですね。

また、キャリアを積みながらも、新しい収入源をつくるのであれば、それ相応の経験値や人脈が必要かもしれません。

こうした実現したいライフキャリアに応じて、必要な要素をつくっていく過程がキャリアプランになります。

もちろん、ライフステージを進む中で、描いたプランを変えていっても構いません。

まずは、次のライフステージ・ライフイベントを迎える前に、ふんわりでも自分の「理想の未来」を描いておくことが大切なのです。

前項でご紹介したポイントをもとに、まずは次の3つのポイントを考えてみてくださいね!

ライフイベント前に自分に問いかけたい、キャリアについての3つのこと

働く?働かない?働くならどう働く?

  • 産休・育休後はどうする?
  • こどもが手を離れてきたらどうする?
  • 定年前後はどうする?

まずは、今のキャリアを生かす道を考える

キャリアビジョンからキャリアプランを考えるとき、大切なのは、今の自分の経験・能力・スキルを棚卸ししてみることです。

自分自身の現在地を知れば、思い描いたビジョンの実現にむけて、必要なものがわかるようになりますね。

これまでの経験のなかには、「意識はしていなかったけど、実はどんな仕事にも通じるスキルが身についていた!」ということもあるかもしれません。

今まで真摯に仕事に向き合ってきたのであれば、その時間は決して無駄にはなりません。しっかりと棚卸しをして、次のステップにつながるベースにしましょう。

キャリアの棚卸しをしてみよう!まずは自己理解・自己分析から

編集部より:「働く」を諦めないために

いかがでしたでしょうか。

今回は、結婚・出産を考えるときに、考えておきたいキャリアの選択肢についてまとめてみました。

出産や育児などのライフイベントを迎えることは、新しい生活への挑戦でもあります。

「働く」ことが、自分の生活の満足度を上げたり、自己実現につながるのであれば、理想の働き方を諦めなくてもいいように、能力・スキル・人脈などを身につけておくことも大切なキャリアプランです。

いざというときに、自分にさまざまな選択肢をつくるためにも、ライフイベントを迎える前に、ぜひ一度キャリアビジョンについて考えてみてくださいね!