めまいに悩む女性が増えています。

急にふらついてしまったり、立ちくらみを起こしたり、健康な人でも感じることのあるめまい。

そんなめまいの原因にはどのようなものがあるのでしょうか。

女性がよく感じるめまいの種類や、生活習慣から改善する見直しポイントなどもあわせて考察してみます。

女性がめまいを感じる原因って?

自覚症状はあっても、目に見える特徴的な症状がないため、周囲に理解されずらい「めまい」の症状。

時には立ち上がれないこともあったり、同時に耳鳴りが起こったりなど、その症状は軽いものから重いものまで人によってさまざま。

女性がめまいを感じる原因にはどのようなものがあるのでしょうか。

約80%の原因が「耳」

実は、めまいの原因の約80%は「耳」にあると言われています。

耳は、外耳、中耳、内耳という3つにわけられ、その中でも平衡感覚と関わりが深いのが内耳。

内耳にある耳石(カルシウムの粒)がはがれ落ちることで、平衡感覚に誤作動が起こり、めまいを感じるという仕組みです。

耳石は本来、体の平衡感覚をつかさどる三半規管の根元の壁についていますが、衝撃やホルモンバランスの乱れなどによってはがれやすくなると言われており、耳石がはがれ落ちやすい人は、よくめまいを感じやすいのです。

疲れやストレスなどが関係していることも

一方、疲れやストレスなどがめまいに関係していることも。

耳や脳などに原因が見つからない場合、精神的なストレスや自律神経の乱れが影響していることがほとんどです。

疲れやストレスから生じるめまいは、原因を取り除いたり、休息を取ることによって改善することが見込めます。

めまいに悩む女性は全体の約3割|代表的な3つのめまいとは

厚生労働省の調査によると、めまいを訴える男性は13.5%なのに対し、女性では31.2%が悩みを抱えているというデータがあります。
(出典:厚生労働省平成25年国民生活基礎調査統計表「第9表性・年齢階級・症状(複数回答)別にみた有訴者率」)

男性よりも女性が悩むことの多いめまいには、どのような種類があるのでしょうか。

ここでは、代表的な3つのめまいについてご紹介します。

1|起立性低血圧

起立性低血圧とは、起き上がったり、立ち上がったりした時の立ちくらみによるめまいのことを言います。

起立した際の急な血圧低下によって脳が虚血状態になるために起きるとされており、立っている時の耳鳴りや、朝起きるのがつらい、立ちくらみなどが代表的な症状です。

一般的に、座った状態の血圧より起立時の血圧が20以上下がると起立性低血圧症と呼ばれ、中には常時血圧が低いという人もいます。

起立性低血圧が発生しやすい場合には、起き上がったり立ち上がったりする際、ゆっくりと時間をかけておこなうように心がけましょう。

低血圧は「体質」として扱われることも多いようですので、自分の症状を知り、うまく付き合っていくことも大切です。

2|良性発作性頭位めまい症

良性発作性頭位めまい症とは、長時間同じ姿勢でいることが原因で起こるめまいのことを言います。

内耳の異常が原因で起きるとされており、目が回る、フワフワするなど吐き気を伴う症状が出ることもあります。

特にめまいが起きやすいのは、寝ている状態から起き上がった時や急に後ろを振り向いた時など、頭を大きく動かす動作をした時。

通常、めまいは10秒~20秒ほどでおさまりますが、中には1日中めまいを感じる場合もあります。

長時間同じ姿勢でいることの多いデスクワーカーに多いとされており、適度に体を動かす習慣をつけることで予防することができます。

3|メニエール症

メニエール病とは、内耳のリンパ液が増えて浮腫むことで起きるめまいのことを言います。

浮腫の原因は明確ではなく、めまいや吐き気、中には耳鳴りや難聴などの症状が出ることもあります。

めまいは比較的長く続き、繰り返すことが多く、日常生活に支障をきたすことも。

メニエール病の発作はストレスや疲労によるものが多いと考えられており、日頃からストレスをコントロールすることや、適度に休養を取り疲れを溜めないことが大切です。

めまいの対処法を知って快適に過ごそう

めまいはいつ起きるかわかりませんし、不安になることもありますよね。

外を歩いている時や、電車に乗っている時などにめまいが起きると、ふらついて怪我をする可能性もあり、非常に危険です。

めまいに関する悩みを減らすには、日頃の生活習慣を見直すことも大切。

最後に生活習慣を見直すポイントをご紹介します。

自律神経の乱れを改善しよう

めまいが起きる原因である内耳の異常は、自律神経の乱れからきていることが多いそう。

そのため、自律神経の乱れを改善することで、めまいが良くなる可能性が高いようです。

食事と睡眠を決まった時間にする、効果的な栄養素であるビタミンB群を積極的にとるなどして、自律神経の乱れを改善することを心がけてみましょう。

ストレスをコントロールできるようになろう

日常生活で感じるストレスは、自分でも気づかないうちに溜め込んでしまっていることも。

一定以上のストレスが溜まると自律神経が乱れるだけでなく、めまいの悪化にもつながります。

ストレスを発散できる場所をつくる、趣味に没頭するなどして、ストレスをコントロールできるような環境づくりを心がけましょう。

めまいが頻繁に起こる場合は医療機関へ相談を

「一時的なめまいだと思っていたものが、何度も繰り返してなかなか治らない。」

こういった場合は、専門の医療機関を受診してみてもよいかもしれません。

治療が必要とされる場合もあり、判断が遅れると悪化してしまうこともあります。

そうでない場合でも、適切な対処法を知るきっかけとして相談することも視野にいれてみましょう。

編集部から

いかがでしたでしょうか。

女性が多く悩まされるめまいの原因、代表的な3つのめまいと生活習慣の見直しポイントについて紹介しました。

ストレス社会の中で、めまいについて悩む女性は増えています。

これを機に、心も体も健康的に過ごせるよう日々の生活習慣を見直してみてくださいね。