エクセル、つかいこなせていますか?
ちょっとしたデータを簡単にまとめたい時や、グラフなどにして可視化したい時、資料として用いたい時など、エクセルはさまざまな場面で活躍するツールです。
エクセルには、いくつかのショートカットキーが存在します。
このショートカットキーをマスターすると、マウスなしでの操作が可能になり、作業効率が何倍にもアップすることも…!
「ショートカットキーがあるのは知っているけど使いこなせていない」という人は意外と多いですよね。
ぜひ、今回ご紹介するショートカットキーを日ごろから活用してマスターしてくださいね!
【基本】知っておくべきショートカットキー
一般的な操作 ※()内はMac操作
- すべてを選択
Ctrl+A or Ctrl+Shift+Space(⌘+A or ⌘+shift+space) - 元に戻す
Ctrl+Z(⌘+Z) - やり直す
Ctrl+Y or Ctrl+Shift+Z(⌘+Y or ⌘+shift+Z) - 検索
Ctrl+F(⌘+F) - 検索と置換
Ctrl+H(⌘+shift+H) - 印刷
Ctrl+P(⌘+P) - コピー
Ctrl+C(⌘+C) - 切り取り
Ctrl+X(⌘+X) - 貼りつけ
Ctrl+V(⌘+V) - 選択範囲の中で、一番上の行にある内容と書式を一番下までコピーして貼りつけ
Ctrl+D(⌘+D) - 選択範囲の中で、一番左の列ににある内容と書式を一番右までコピーして貼りつけ
Ctrl+R(⌘+R) - 値のみ貼りつけ
Ctrl+Shift+V(⌘+shift+V) - 新しい空白のブックの追加作成
Ctrl+N(⌘+N) - 新しい空白のワークシートを追加作成
Shift+F11(shift+F11) - 選択しているブックを閉じる
Ctrl+F4(⌘+W) - 複数ブックが開いている場合に、次のブックに移動
Ctrl+F6(⌘+F6) - ブックを最小化
Ctrl+F9(⌘+F9) - 選択しているブックを最大化、もしくは元に戻す
Ctrl+F10(⌘+F10)
セルの書式設定 ※()内はMac操作
- 太字
Ctrl+B(⌘+B) - 下線
Ctrl+U(⌘+U) - 斜体
Ctrl+I(⌘+I) - 中央揃え
Ctrl+Shift+E(⌘+shift+E) - 左揃え
Ctrl+Shift+L(⌘+shift+L) - 右揃え
Ctrl+Shift+R(⌘+shift+R) - 日づけを挿入
Ctrl+;(⌘+;) - アクティブセルを編集
F2(F2) - アクティブセルの内容を削除
Delete(fn+delete) - セル内に文字を入力する際に、同じセル内で改行
Alt+Enter(⌘+option+リターン)
行と列に関する操作 ※()内はMac操作
- ワークシート全体を選択
Ctrl+A(⌘+A) - 行全体を選択
Shift+Space(shift+space) - 列全体を選択
Ctrl+Space(control+space) - 選択した行や列を挿入
Ctrl+Shift++(⌘+shift++) - 選択した行や列を削除
Ctrl+-(⌘+-) - 選択した行や列を非表示
Ctrl+9or0(⌘+9or0)
全体の操作 ※()内はMac操作
- 「置換」のダイアログボックスを表示
Ctrl+H(⌘+H) - 作業中のファイルを上書き保存
Ctrl+S(⌘+S) - 直前のコマンドまたは操作を繰り返す
Ctrl+Y(⌘+Y) - 直前のコマンドもしくは操作を元に戻す
Ctrl+Z(⌘+Z) - エクセルを終了
Alt+F4(⌘+Q)
【応用】知っているとかっこいい!ショートカットキー
セルの書式設定 ※()内はMac操作
- 上枠線を適用
Alt+Shift+1(option+shift+1) - 右枠線を適用
Alt+Shift+2(option+shift+2) - 下枠線を適用
Alt+Shift+3(option+shift+3) - 左枠線を適用
Alt+Shift+4(option+shift+4) - 取消線をつける
Alt+Shift+5(option+shift+5) - 枠線を削除
Alt+Shift+6(option+shift+6) - 外枠線を適用
Alt+Shift+7(option+shift+7)
メニューの操作 ※()内はMac操作
- [編集] メニュー
Alt+E(control+option+E) - [挿入] メニュー
Alt+I(control+option+I) - 挿入メニューをひらく
Ctrl+Alt+Shift+= or Ctrl+Alt+=(⌘+option+=)
エクセルのショートカットキーの覚え方の3つのコツ
ここまで、おさえておきたいエクセルのショートカットキー47選をご紹介してきました。
使用頻度が多ければ多いほど、自然とショートカットキーを習得することはできますが、より効率的にマスターするには3つのコツがあります。
これからご紹介する3つのコツを意識して、覚えてみてくださいね!
Altキーの役割を押さえておく
Windowsの場合、エクセルを開いた状態で「Altキー」を押すと、[ホーム][挿入]などの上部のタブのところに、「H」「N」のような英数字が表示されます。
この英数字が何を表しているかというと、タブを開くために必要なキーを指します。
[Alt]キーを押すと、目的の操作を行うためにどのキーを押せばよいか、ヒントが順に表示されるわけです。
これを「キーヒント」と呼びますが、これが表示されるのが[Alt]キーの良いところ。
マウスを使って作業をするよりも、ぐんと作業効率はアップします。
マウスを極力使用しない
マウスを使うことが当たり前になっていると、ついついマウスを使ってしまいがち。
いきなり完全に手放すというのは難しいかもしれませんが、キーボードのみで作業する時間や空間をつくり、マウスを使用しない環境に慣れるのもコツの1つです。
気づけば、ショートカットキーでの操作の方が楽だと感じるようになるはずです。
ショートカットの規則を意識して覚える
ショートカットキーに慣れてくると、いくつかの規則性があることに気づくと思います。
よく使うキーは、Shiftキーや、Controlキー、Macであれば⌘であるはずです。
たとえば、「選択したセルをコピー」というショートカットキーは、”Copy”の”C”とコントロールキーやコマンドキーの組み合わせで成り立っていますよね。
ショートカットキーの組み合わせの意味を自分なりに考えてみると、より覚えやすくなるためおすすめですよ。
最後に
いかがでしたでしょうか。
ビジネスパーソンには必須の、エクセルのショートカットキースキルについてご紹介してきました。
ショートカットキーをマスターすることで、現在作業にかかっている時間を大幅に削減でき、空いた時間を他の有意義なことにあてることができます。
「とは言っても47個も覚えるのは難しそう…」という方は、基本の操作の部分から少しずつ覚えて、実践を重ねてみてくださいね!