働き方改革などの影響で、女性が働きやすい環境が整えられ、それにともなって以前よりも働く女性の数は増えてきましたね。

しかし、女性が働きやすくなってきたとはいえ、女性管理職の人数はまだまだ少ない傾向にあります。

ただ、女性の働き方に注目されている今だからこそ、女性管理職としてのキャリアはチャンスにあふれているという考え方もできます。

そこで今回は、日本の女性管理職の現状や、女性が管理職を目指すにはどのようにキャリアを積めば良いのか、これからの女性管理職に求められる3つのスキルなどについてまとめてみました。

日本の女性管理職の現状

実際に、現在の日本で女性管理職として働いている女性はどの程度いるのでしょうか。

まずは、日本の女性管理職の現状をご紹介します。

女性課長比率7.7%

帝国データバンクの調査によると、2019年の統計で女性課長比率は7.7%。

以前から少しずつ上昇傾向にあり、過去最高のデータとなってはいますが、まだまだ低い数値であることが現状です。

さらに、日本国外に目を向けてみると、欧米の女性管理職の割合は30~40%と言われており、日本のデータがいかに低い数値であるかがわかります。

なぜここまで日本の女性管理職が少ないのかというと、いまだに能力よりも勤務年数などを重視して昇進を決める日本特有の背景も理由の1つ。

産休や育休を取得し、働き続けることを選んだとしても、仕事とプライベートの両立がうまくできず、理想のキャリアプランを歩めない女性は意外と多いのです。

女性が管理職として活躍するには、働きやすい環境を整えることはもちろん、女性が管理職として目指すべき姿が明確になるような取り組みが必要だとされています。

活躍している女性管理職に共通する特徴

「将来は女性管理職としてバリバリ働きたい!」

そう考え、ライフキャリアプランをえがいていたとしても、自分が働いている会社や身近に、目標となる女性管理職がいるとは限りません。

そこで、実際に活躍している女性管理職にはどのような特徴があるのかをまとめてみました。

社内でのコミュニケーションが得意

仕事のスキルを磨いたり、知識を身につけていくことももちろん大切ですが、活躍している女性は社内でのコミュニケーションの取り方が上手です。

どちらかというと、男性は上下関係を強く意識してしまう傾向が強いですが、女性は横の関係、つまり仲間やチームを大切にする特徴があるとされています。

活躍している女性管理職には、そんな女性ならではの特徴を活かし、上司や部下、また他の部署の人と平等に接することができる人が多いのです。

また男性には気づきにくい、少しの変化にも女性は敏感です。

そのような変化に気づき、しっかりとコミュニケーションを取り、頑張っている人をきちんと評価できるのも、活躍している女性の特徴と言えるでしょう。

決断力がある

女性は、できないことはできないと断ることのできる決断力があるとも言われています。

自分にできないことは「できない」「難しい」「自信がない」と伝えることができる人が多いです。

意思がはっきりしており、決断力も強いため、部下を迷わすことがありません。

また、決断力がある人は「考えること」と「悩むこと」を明確にわけているという特徴があります。

ひとつの事柄に対してあれこれ時間をかけて悩むのではなく、どう行動するか考える時間にあてることができるのです。

「決断力がある」ということは問題の解決も早く、その分上司や部下から頼られることも多いようです。

これからの女性管理職に必要な3つのスキル

日々求められるスキルが変化していく社会の中で、これからの女性管理職にはどのようなスキルが求められるのでしょうか。

今だけではなく未来を見据えた、女性管理職に必要なスキルを3つまとめてみました。

1|女性視点を活かしたマネジメント

これからの時代、女性視点のマネジメントは必要不可欠だと言われています。

マネジメントに正解は無いですが、今の男性の考え方や仕事のやり方をそのまま真似をしても管理職になれるわけではありません。

常に新しい発想が大切ですし、女性には女性ならではの魅力があります。

女性の特徴である横のつながりを大切にし、チームで成果をあげることや、部下の小さな変化に気づくことのできる力を活かしたマネジメントが大切です。

女性は共感力の高い生きものです。

そのため、女性だからこそ部下の「リアルな本音」を引き出しやすく、本気でぶつかりやすいという特徴もあります。

女性特有のキャリアの悩みに「共感する」というのも、必要なスキルの1つなのです。

2|周囲からの信頼

前項でもご紹介したとおり、活躍している女性管理職には社内でコミュニケーションを取ることが得意という特徴があります。

社内での良いコミュニケーションは、周囲からの信頼あってのもの。

気づきのレベルが高かったり、いざという時に助けてくれる人は、周囲からの信頼も厚い特徴があります。

また、今だけではなく将来のことも考えてアウトプットができる人は、上司からも部下からも頼られることが多いでしょう。

また男性社会に溶け込むのではなく、しっかりと自分の意見を発言し、社員の声を届けてくれる人も信頼できますよね。

3|新たな女性管理職を育てる

異性よりも同性の上司のほうが、自分の悩みを相談しやすかったりしませんか?

特に女性は男性よりも、その傾向が強いように思います。

女性には、女性特有の心や体調の悩み、ライフキャリアの迷いなどがあります。

女性が相談しやすい、働きやすい環境を整えることも、女性管理職に求められるスキルの1つです。

自らが女性管理職としての働き方のモデルとなり、「ロールモデルがいない」と自信をなくしている女性を励まし、育てていくことが大切です。

とくに結婚や出産などでキャリアが中断したり、仕事とプライベートの両立ができなかったりと、ライフイベントの悩みを抱えていて管理職になることは難しいのではないだろうかと考えている女性にとっては、すでに女性管理職として働いている女性は目標となる存在。

すべての女性が自信を持って、イキイキと働くことのできる環境づくりをするスキルも、これからの女性管理職には求められています。

最後に

今まで女性はライフイベントで働くことを諦めるということがありましたが、これからはどんどんキャリアを積み、活躍の場を広げていく時代です。

男性社会になじめない女性は管理職になれないなんてことはありません。

むしろ、新しい時代を切りひらいていける女性が活躍できると言えます。

女性の管理職はまだまだ少ないという現実はありますが、女性のキャリアはあらゆるところで武器になります。

未来の自分が女性管理職として活躍するために、今から身につけられるスキルをコツコツと高めていきましょう!