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副業・複業とは?今注目の副業・複業で積極的なキャリア形成を!

政府の「働き方改革」を受けて、厚生労働省は2018年1月に「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を策定し、モデル就業規則を改定することで、副業・複業を認める方向に動き出しました。これによって今後、副業・複業の普及が本格的に進められる可能性が高まっています。

また、私たちは「人生100年時代」ともいわれる新たなステージに突入しています。女性も長く働くことを前提としたキャリア形成が求められるため、長期的な視点に立った場合、副業・複業をはじめることは時代を生き抜くための一つの手段と言えます。

でも、「はじめよう!」と思っても、何からはじめたらいいのか、どんな仕事があるのか、分からないことは沢山あります。
さらに、「キャリア形成のため」と思うと、ハードルが高く感じられてしまいます。

そこで、今回は副業・複業の違い、はじめる際のポイント、導入企業や具体的な仕事をご紹介をします。

副業と複業の違いとは?

株式会社リクルートキャリアの調査によると、兼業・副業を容認・推進している企業は全体の22.9%となっており、禁止している理由は「社員の過重労働の抑制」が55.7%と最も高く、一方で、容認・推進している理由は「特に禁止する理由がない」が68.7%と最も高くなっています。

2014年に中小企業庁が調査した際に、副業を認めている企業は14.7%だったため、徐々に増加傾向にあることが分かります。

さらに、NPO法人「二枚目の名刺」が行った大手企業の社員1200人に副業/複業についてのアンケートによると、副業を「している」、「したい」と答えた人は全体の60%を占めました

多くの人が興味をもっていることがうかがえますが、実は副業と複業は内容が異なることをご存知でしょうか。

「副業」は、本業の休みや合間に行うサブの仕事で、所得の補てん(収入アップ)とされています。仕事帰りや休みの日に短時間のアルバイトやフリマアプリなどのイメージが近く、本業との相乗効果や新たなスキルの取得・人脈の開拓はあまり重視されません。

一方「複業」は、複数の仕事を横並びに位置づけて、本業を持たず、或いは本業と同レベルで様々なプロジェクトを同時並行でこなし、収入元を複数持つことになります。したがって、本業という位置づけになるため、それぞれの仕事の相乗効果や新たな人脈の形成・今後のキャリアに対しても大きな影響を与える可能性があります。

● 副業

収入の足しにするためのもので、本業の収入にプラスアルファの収入を与えて、家計の足しにしたり貯金を殖やしたりする、財布の中身を増やすためのもの
● 複業
収入が増えるというのはあくまで付加価値であり、その本当の目的は人間的成長や夢の実現になる行為で、第二のキャリアを自らつくるもの

副業・複業をするにあたっての注意ポイント

実際に副業・複業をはじめるにあたって、私たちは何を注意するべきなのでしょうか。

  1. 会社の就業規則を事前に確認
    厚生労働省のモデル就業規則改定で、副業・複業を「原則禁止」から「事前届出制」としていますが、申請に対する基準は企業によってさまざまです。自分の会社の就業規則がどうなっているか、きちんと確認しましょう。
  2. 雇用形態・所定労働時間の変更の可能
    仮に就業規則で「事前届出制」となっていても、実際に届け出た際、正社員からパート社員などへ雇用形態の変更を持ちかけられることがあるかもしれません。ここで注意したいことは、雇用形態や所定労働時間の変更にとって、社会保険・雇用保険の被保険者の資格を損失する可能性があるかもしれません。
    副業・複業に伴い労働条件を変更することで、出産手当、出産育児一時金、育児休業給付金などで数百万円受給できなくなることが出てくる可能性があるため、事前の確認はマストです。
  3. 自己管理
    副業・複業をすると、場合によっては労働時間も長くなることが考えられるので、食事や睡眠が二の次にならないよう、自己管理をしなければなりません。さらにいうと、一方の仕事が忙しくなると、もう一方の仕事が疎かになりがちなので、あくまでも両立できるように管理するようにしましょう。

導入している企業

実際に、副業・複業を導入している企業の一部をご紹介します。
今の日本を代表する企業が導入し、社員の働き方や成長を後押ししています。

  • サイバーエージェント
  • サイボウズ
  • ソフトバンク
  • DeNA
  • メルカリ
  • Yahoo!JAPAN
  • LINE

副業の仕事の種類とは

副業の仕事にはどんなものがあるのかをまとめてみます。

今回は、女性のみなさんのためになるという視点で、今の仕事のスキルを活かせたり、得意なことを活かせたり、隙間時間を上手く活用してできることにしぼってご紹介します。

クラウドソーシング

特別なスキルが必要な案件もありますが、スキルが高くなくてもできる案件があるのがクラウドソーシングです。Croudworks(クラウドワークス)Lancers(ランサーズ) が有名です。

「ホームページ制作」「デザイン」といった専門的な知識を必要とする高単価な案件から、「テープ起こし・文字起こし」「エクセル作成」「パワーポイント作成」といった簡単な仕事まで幅広くあります。レベルに応じた仕事を行うことで副業として収入を得られます。仕事の発注企業には、官庁や東証一部上場企業も含まれています。契約から納品まですべてオンラインで完結し、在宅で副業ができ、知識や技術を活かしておこなう副業といえます。

代行サービス

自分が得意としていることで、好きな時間に副業ができるのが代行サービスです。

家事全般の代行、子どもの世話、家の中の収納・整理などを代行する仕事で、「Casy(カジー)」「KIDSLINE(キッズライン)」などがあります。
1回の利用時間が一律数時間で、好きな時間に自分のペースで働くことができ、また収入も一定金額が見込めるので副業としてある程度計画的に行うことができます。

フリマアプリ

多くの人は隙間時間を無駄に使いがちですが、ちょっとした隙間時間でも副業できることを知っていると収入を得られます。
隙間時間を活用できる代表がフリマアプリ。「メルカリ」「ラクマ」などが有名で、お金も時間もかけずに気軽に出品することができます。

大まかなステップは、「写真を撮る」「商品説明を書く」「メッセージをやり取りする」「配送する」の4ステップ。対応に長時間かかることはなく、携帯と梱包用品があればできてしまう、自宅で気軽にできる副業です。

複業の仕事の種類とは

複業に関しては、みなさんひとりひとりの成長や夢の実現に向けて行うものです。さまざまな選択肢がありますが、今回は事業に関する専門的な知識やスキルを活かしてできる複業をご紹介します。

ビジネススキルの提供

会社勤務で得た幅広いビジネススキル(新規事業立ち上げのノウハウ、海外への事業展開ノウハウ、業務改善手法など)を、それを求めている会社に提供します。

企画・開発、生産、購買、物流、マーケティング・営業、アフターサービスに至る幅広い部門におけるスキル・ノウハウ・知見を最低1時間当たり5,000円から提供できます。「ビザスク」が有名で、自分自身のスキルアップにもできますが、それ以外にも副業を通じて人脈ができて今後のキャリア形成に役立ちます。

業務委託

企業に雇用されるのではなく、企業と対等な立場で、仕事単位で契約を結ぶものです。

契約形態には、委任契約と請負契約の2種類があります。「委任契約」は、委託された仕事を行なえば、成果の如何を問わず契約を果たしたことになります。「請負契約」は、役割を完了させることが任務となっており、納品物や成果物に対して報酬が支払われます。

最後に

いかがでしたでしょうか。

副業・複業の違い、導入企業、それぞれの仕事の内容をご紹介してきました。

まだ馴染みのない副業・複業かもしれません。しかし、所得の補てんが目的で始めた仕事でも、経験を糧にしてキャリアの幅を広げていくことが目的でも、そこから新たなキャリアに発展していく可能性があります。

働き方が多様化しつつある今、30代前後から始める副業・複業は、将来を見据え、自分の人生の柱となるものを育てていくという視点で考えると、選択肢として考えてみてもいいのではないでしょうか。

みなさんの新しい一歩になれば嬉しいです。

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