「どうして何をやっても続かないんだろう…」と悩んだことはありませんか?
決断した時はやる気満々。
しかし、時に押し寄せる面倒くさい気持ちに勝てなかったり、苦痛を感じてしまったりで、習慣化することが難しいこともありますよね。
物事を継続し、習慣化させるためには、やる気だけではうまくいかないことがほとんど。
しかし、ちょっとしたコツを意識するだけで、習慣化しやすい環境をつくることはできます。
そこで今回は、仕事の習慣化の7つのコツについてまとめました。
習慣化できない理由や、物事を習慣化させるための7つのコツをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
何をやっても習慣化できない…その理由って?
あたらしいことにチャレンジする時は、まず目標を立てますよね
- 健康とダイエットのために毎日ウォーキングしよう
- 仕事を効率よくこなすためにTODOリストを活用しよう
- キャリアアップのために毎日勉強して資格を取ろう
しかし、目標を立てた時は張り切っていたのに、「なぜか最後までやり遂げることができない」「いつも挫折してしまい自信をなくしてしまう」と悩んでいる人は多いと思います。
やる気はあるのに継続できない、この状況にはきちんと理由があるのです。
以下で詳しく見ていきましょう。
大きな目標を立てすぎる
最初から大きな目標を立てすぎることで、習慣化しづらい環境を生み出しているのかもしれません。
たとえば「成約率を先月の3倍にする」「営業訪問数を2倍に増やす」など、自分自信が現実的だと思える目標でなければ達成することは難しいですよね。
目標を立てることは大切なこと。
しかし理想と現実のギャップが大きすぎる場合、目標達成までのプロセスで挫折してしまう可能性が高いのです。
継続して行動するためには、いきなり大きな目標を立てるのではなく、段階を経てステップアップしていくことがおすすめです。
短期的な成果を求めすぎる
目標の内容によっては、短期で成果を出すことは難しいケースもありますよね。
たとえば「体重を1ヶ月で10キログラム落としてダイエットする!」なんて目標は、あまりにも短期的に成果を求めすぎです。
すこしでも早く結果を出したい気持ちはわかりますが、物理的に無理なこともあります。焦って成果を出そうとしても、良い結果は生まれないことがほとんど。
何をやっても続かない状況が多い人は、適切な目標を設定していない可能性が高いです。
短期的な成果を求めるあまりに、できないと勘違いしている場合もあります。
最短で目標を達成したいのであれば、コツコツと継続していくことがいちばんの近道ですよ。
習慣化の成功には小さな積み重ねが大切!大切な7つのコツ
そもそも習慣とは、意識することなく毎日または定期的に繰り返しおこなう行動のことを指します。
たとえば「朝起きたら顔を洗う」「デスクの上を片づけてから退社する」などもひとつの立派な習慣です。
これは脳のメカニズムで、「この時には〇〇をする」というパターンを記憶しているから。人間はさまざまな行動パターンを無意識に実行することができる仕組みなのです。
この脳のメカニズムをふまえて、物事を習慣化させるためのコツを見ていきましょう。
1|習慣化させたいものは小さな1つのことから
まずは、習慣化させたいものを細かく分解してみましょう。
たとえば「毎日3時間勉強する」よりも「テキスト1ページだけ勉強する」のほうが取り組みやすく感じませんか?
目標設定を小さくすれば、必然的にプレッシャーも減ります。
そのため、自分自信に負担をかけることなく、継続しやすい環境をつくることができるのです。
苦痛ばかりでは続けることはできません。
「楽しい!」「もっと知りたい!」など、ポジティブな思考でいられるようにすることが習慣化のポイントですよ。
2|なぜ習慣化したいかの理由を明確にする
習慣化させたいものが定まったあとは「なぜ習慣化したいか」の理由を明確に考えてみましょう。
もしも理由がすぐに出てこない場合は、何のために習慣化するのかはっきりと目的が整理できていない状態です。
目的がはっきりしていないままだと、物事を継続させるのは難しいでしょう。
習慣化することだけに囚われず、まずは「なぜ習慣化したいのか」を明確にしたうえで、どのように行動すればいいのかを考えてみましょう。
ゴールが見えていれば、自ずと今やるべきことが見えてきますよ。
3|行動目標を設定する
目標を達成するための行動は、漠然としたものでは意味がありませんよね。
最終的な目標に対して具体的な行動目標を設定していくことで、現実味が出てきます。
たとえば「毎日アポイントの電話をかける」という目標を設定したならば、数字を交えた行動目標を設定するだけで、ぐっと現実味が出ます。
- 毎日10件アポイントの電話をかける
- 午前5件、午後5件アポイントの電話をかける
このように件数や期日を数字で表すことで、より具体的な目標になり、継続しやすくなります。
やることが明確になっていれば、仕事の効率アップにもつながりますよ。
4|習慣化することを周囲に宣言する
誰しも自分に甘い部分ってありますよね。
そのため、自分の中だけで決めた目標は、簡単に止めることができてしまいます。
「面倒くさい」「やる気が起きない」「明日から頑張ろう」このような気持ちを許してしまうのは、誰に責められるわけでもないからです。
誰しもやる気が起きないことはあるでしょう。
しかし常にその気持ちを優先してしまっては、物事を習慣化させることはできません。
「毎日〇〇します」と周囲に宣言することで、あえて逃げられない環境をつくり出すこともおすすめです。
「〇〇は進んでいる?」「頑張ってね!」などと声をかけてもらえ、励みになることもあるかもしれません。
目標に対してきちんと行動できていない時は、周囲からの言葉に危機感を感じ「きちんとやろう!」という気持ちに切り替えることができますよ。
5|行動を簡単に記録し、現状を楽しむ
物事を継続させるためには、モチベーションを維持することが重要。
やりたくないという本能に従っていては、いつまで経っても物事を習慣化することはできません。
やりたくない気持ちをおさえて継続させるためには、目標に対しての行動を簡単に記録してみることをおすすめします。
「目標を実行できたらカレンダーに印をつける」くらいのレベルで十分です。
簡単に記録できるだけではなく、目につきやすいので効果もばっちり。
目標に対してきちんと実行できていると実感しやすいので、モチベーションアップも期待できますよ。
「1週間連続でできた!」「1ヶ月毎日できた!」など、ゲーム感覚で楽しみながらやってみてくださいね。
6|1つずつ習慣を増やしていく
1度にたくさんのことを習慣化しようとすると、脳が追いつかずパンクしてしまいます。
その結果、きちんと行動することができず、中途半端な結果に終わってしまうことも。
習慣化したいことが複数ある場合はきちんと優先順位をつけて、今いちばんやりたいことからひとつずつ実行するようにしましょう。
それが習慣化したら、次のステップにうつればよいのです。
欲張っても焦ってもダメ。1つずつ増やしていくことがコツです。
あなたのペースに合わせながら、少しずつ習慣を増やしていってくださいね。
7|習慣化できた時のご褒美を用意する
最後の大切なコツは、習慣化できた時のご褒美を用意することです。
習慣化させるために頑張ることはいいことですが、頑張りすぎはよくありません。
あまりにもストイックにしてしまうと、気持ちに余裕がなくなりストレスを感じてしまいます。
習慣化できた時は、自分にご褒美を用意してあげましょう。
大好きなスイーツを食べる、ちょっと贅沢なディナーをする、スパで心身を癒すなどのご褒美もいいですね。
そして、できたことに対して自分を褒めてあげることも大切です。
「つらい時もあったけどよく続けてきたね」「いつも3日坊主なのに1ヶ月も継続できたね」と自分自身を労わってあげましょう。
自分を褒めながら継続することで、自信がつき目標達成にもつながりますよ。
最後に
いかがでしたでしょうか。
物事を習慣化させることだけに囚われてしまうと、ストレスになる場合があります。
時には自分にご褒美をあげて、気持ちに余裕が持てるように心がけましょう。
今回ご紹介した物事を習慣化させるためのコツは、シンプルなものばかりで難しいことではありません。
ほんの少し意識を変えるだけで、3日坊主から卒業できますよ!
この機会に習慣化を身につけて、ぜひ仕事の効率化につなげてくださいね。