「転職」について考えたことはありますか?

女性の30代はライフスタイルが変わりやすい時期。

育児や介護など、さまざまなライフイベントをむかえる可能性もあり、キャリアプランの修正が必要になることもあるかもしれません。

「20代で転職をしておけばよかった」と後悔する可能性もありますよね。

実際、働く女性の7割が「本当は転職したい」と考えているようです。

今回は、こうした女性の転職事情を分析し、まとめてみました。

女性の7割が転職希望。しかし時間と勇気がなく断念?

現代では、女性の社会進出が進み、「夫婦共働きがスタンダード」になりつつあります。

女性も自身の働き方について考えることが増えた今、転職を考える女性は増えているようですが、その中で実際に転職に踏み切る女性は3割ほど。

この実態と理由を調べたアンケートをみてみましょう。

転職したいが、実際は転職に踏み切れない

日経WOMANが実施したアンケート調査によると、「転職をしたいと思っていますか」という質問に対して、「非常にそう思う」が32.8%、「ややそう思う」が36.1%、という結果がそれぞれ3割を超えおり、転職を希望している女性は約7割でした。

反対に「全くそう思っていない」はわずか9.4%で、「あまりそう思っていない」11.1%と合わせても、転職を考えない人は2割程度にとどまっています。

また、「現在、転職活動をしていますか」という質問に対しては、「転職活動をしている」が28.0%、「転職に興味はあるが、転職活動をしていない」が51.7%となり、約半数以上の女性が実際に活動はしていないことがわかりました。

興味はあるのに、転職活動をしていない理由は、なぜでしょうか。

転職に踏み切れない理由は、「充分な動機」と「時間」、そして「勇気」が足りないから!?

転職に踏み切れない理由として、最も多かったのが「今の仕事内容や職場環境に満足していないけれど、我慢できるから」です。

次いで、「転職活動をする時間がないから」が25.3%、「転職する勇気がないから」が23.6%という結果。

転職活動には、自己分析や書類作成などの事前準備、企業探し、面接準備など、時間と体力が必要です。

そうした労力と、転職をしたい気持ちを天秤にかけて「今の職場で我慢する」という決断をする女性が多いのです。

また、2割強の女性は、「何から始めていいか分からないから」「どんなところを受けていいか分からないから」という悩みもあるようです。

転職は、人生における一大決心です。

新卒で入社し、目の前の仕事を頑張り続けてきて、ふとキャリアについて考えることもあるでしょう。

そんなときは、まず「なぜキャリアについて考えたいと思ったのか」「現在の仕事でどんな経験をしてきたのか」など、自分自身と向き合う時間をつくってみることが大切です。

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転職する年齢とその決め手、転職後の満足度は?

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誰しも転職をするなら失敗したくないという思いがあります。

人生の転機になるかもしれない転職で失敗しないためにも、実際に女性の転職事情をみてみましょう。

初めての転職は26歳。3年に1度キャリアを見直している?!

同じく日経WOMANの調査によると、「これまでに転職をしたことはありますか」という問いに対して、「ある」と答える人は6割を超えています。

転職経験回数は「1回」が約30%、「2回」が約25%ですが、なかには「5回以上」という人も15%います。

気になる転職時の年齢は、1回目は26歳が一番多く、2回目の転職は29歳のときと、30歳になるまでに2回の転職を経験している結果のようです。

新卒ストレートで入社すると社会人1年目は23歳ですので、転職を経験している方は、3年に1度という頻度で自分のキャリアを見直していると考えられます。

ちなみに3度目の転職時の年齢で、一番多いのは32歳ですので、ライフキャリアは3年周期でのアップグレードが理想的なのかもしれません。

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転職の決め手は、仕事の悩み解消!

では、実際に転職を経験した方の「転職の決め手」には、どんなものがあるのでしょうか。

詳細を見てみると、「年収が現職より高い」が28.2%と一番の理由でした。

そのほか「経験が無くてもチャレンジできる求人」が26.8%と新しい挑戦ができる環境が理由であったり、「残業が少ない」が19.7%と働き方を変えることを実現している方もいらっしゃいます。

転職を希望する理由でもっとも多かった「給与(年収)」や「仕事のやりがいがなかった」という悩みを、転職を通してしっかり実現できている結果でした。

転職後の満足度は高い傾向に

では、転職に踏み切った人は、その結果が満足のいくものだったのでしょうか。

「転職をしてよかったと思いますか」という質問の結果は、「非常にそう思う」が45.2%「ややそう思う」が34.0%と8割近くが満足している結果に

つまり、転職をして満足している女性が大半を占めるということです。

8割が満足した理由は、条件面だけではない?!

年収アップやりたい仕事をできている。プライベートも充実した」(34歳、営業・販売、食品・医薬・化粧品)

年収が100万円以上増えた休みが年間20日以上増えた。同じ職種での転職でしたが、前職で経験したことを存分に発揮しつつも、新たな分野にも挑戦できている」(33歳、法務、エンタテインメント)

キャリアアップと年収アップができた」(34歳、経理・財務・会計、金融・証券・保険)

年収が格段に増えた。今の夫と出会えた。この仕事をしなければ、出会えなかったような方々と沢山出会えた」(35歳、法務、公務員)

「それぞれの企業に属すことによって様々な社風、考え方を身を持って知ることができた。考え方が柔軟になった」(39歳、総務・人事、レジャー)

経験値が増えた。人脈が広がった」(30歳、接客・サービス、飲食店・宿泊)

こうしてみてみると、年収アップややりたい仕事に就けたなど、仕事の条件面に満足をしている声だけではなく、それ以外の副次的な結果に満足する声も多くあります。

自身の成長になる経験ができたり、新たな人脈形成につながったりするなど、結果論ではありますが、もともとの転職希望条件だけではない点で、「転職してよかった」と思うこともあるようですね。

こうしたプラスの気づきや、経験ができることも、転職を通して環境を変えるメリットだと思います。

最後に

いかがでしたでしょうか。

女性がキャリアに迷った時の転職活動について幅広くまとめてきました。

「あのとき転職しておけばよかった」と後悔しないように、「転職したい!」と思い立ったその時に自分の気持ちやキャリアを整理してみることが大切です。

気持ちに正直に動いてみることが人生の転機となり、「あのとき転職を決意してよかった!」と思う日が訪れるかもしれません。

この記事が、キャリアについて考えるきっかけとなれば幸いです。