ふわキャリ

アイメッセージを意識するだけで、ワークもライフもうまくいく!

なかなか自分の想いが伝わらずイライラしてしまう瞬間、ありませんか?

それは仕事上でもあるかもしれませんし、プライベートの日常生活にもあるかもしれません。

日々積み重ねるコミュニケーションは、自分が所属するコミュニティにおいても、初対面でも、良好な人間関係を構築する上でとても大切なものです。

自分の周りの人間関係がうまくいかないと、どうしてもストレスがたまります。

今回は、さまざまな場面でのコミュニケーションにおいて、意識したい『アイメッセージ』についてお届けします。

ほとんどの人が抱えるストレス。人間関係におけるストレスが大半。

チューリッヒ生命が実施したビジネスパーソンの抱えるストレスを全国一斉調査を見てみると、約7割の人が職場にストレスを感じているという結果があります。

少しの差ではありますが、男性よりも女性のほうが「ストレスを感じている」と回答する人が多い結果に。

【参照元:ビジネスパーソンの抱えるストレスを全国一斉調査より編集部にてグラフ化】

また、博報堂生活総研「生活定点」の調査では、「ストレスを感じる理由は何か?」というアンケートの結果があります。

1996年から10年ごとの回答データを見てみると、この20年間変わらず、トップは「人間関係」。

職場・家庭の両方で、その人間関係にストレスを感じる人が多くいることがわかります。

【参照元:博報堂生活総研「生活定点」

特に女性の場合は「家庭での人間関係」にストレスを感じる人がもっとも多く、その割合はこの20年間で増え続けています。

また、2016年における調査結果では、多くの人が感じるストレス源として「家庭の人間関係」に次いで「自分の将来のこと」が続きました。

一昔前と比べ、現代では家事や育児と仕事を両立する女性も増えています。

「仕事を続けていきたい」と思っている女性ほど、結婚や出産などによってライフステージが変わった時に、パートナーを含め周りの協力が必要不可欠になります。

ですがその時、うまく自分の主張を伝えられなかったり、自分が思った通りにならなかったりすることがあるのかもしれませんね。

その結果、自分の感情をぶつけるだけぶつけてしまって、さらに人間関係が悪化してしまうことも。

もしかしたら、自分のなかだけに抱え込んで気持ちが落ち着かない日々を過ごしてしまうことにもなりかねません。

人間関係におけるストレスを軽減できれば、それだけ気持ちの良い生活につながるのです。

人間関係を円滑にする、アイメッセージを使いこなそう!

ストレスの源の大半をしめる「人間関係」。そして、良好な人間関係をつくっていくためには、コミュニケーションが大切なポイントです。

特に誰かに依頼をしたり、一緒に目的をなそうとするとき、自分が思った通りにいかないこともあるかもしれません。

そんな時に、意識したいのが「アイメッセージ」。

今回は、人間関係を円滑にする「アイメッセージ」についてご説明します。

アイメッセージとは

アイメッセージとは、米国の心理学者、トマス・ゴードン博士の「親業」の中で提唱されたコミュニケーションの方法です。

「親業」とは「親の役割」を示したもので、トマス・ゴードン博士は行動科学の研究成果を基礎として、アメリカを中心に「親としての役割を効果的に果たすための訓練」を実施しています。

具体的には、「私」を主語にして、自分自身がどう感じているかという思いを語ることです。

また、反するものとして、「ユーメッセージ」があります。

非難,評価,説教,指示などのメッセージがそれにあたります。「(おまえは)うるさいなぁ」「(あなたは)デスクの上をきれいにしておいて」など、「あなた」が主語としてどこかに入ってしまうメッセージです。

ユーメッセージは相手の考え方を壊してしまうような「相手をやっつける話し方」になりやすい特徴があります。

アイメッセージの効果

アイメッセージは、自分を主語にして自分の思いや感情を伝えるコミュニケーションです。

投げかけられた相手は、言葉で伝えられたその思い・感情について考え、どうするか・どう行動するかという責任は相手自身にゆだねることになります。

アイメッセージは、あくまで自分の気持ちや感情を述べているに過ぎません。相手を責めることもないのです。

相手にしてみれば、命令されているわけではないので、選択権が残されています。そのまま、書類を放っといてもいいし、片付けてもいいし、相手次第です。

アイメッセージの使い方

同じことを伝えるにしても、アイメッセージとユーメッセージでは、相手の受け取り方が大きく異なります。

例を見ながら比較してみましょう。

職場で

例えば、チームメンバーが大事な事案を報告できていなかったとします。

「こんな大事な事案、報告もしないなんて(あなたは)どうかしてる。(あなたは)ちゃんと報告しなさいよ!」

このように怒鳴ってしまっても、言われた側は「いや、報告しにくいし、報告したところでなんか変わったの?」と反論したくなってしまいます。

人は、他人に命令されたり強要されたりすることを嫌う生き物なのです。

主語がYOU(ユー)になっていると、「命令された」責められた」と思ってしまうんですね。

アイメッセージで伝えるとどうなるでしょうか。

「こんな大事な事案、報告してくれないなんて、期待していたのに(私が)ガッカリだよ。ちゃんと報告してくれれば(私が)安心だし、早めに対処もできるよ。」

このように、あくまで自分の気持ちや感情を伝えているだけなのですが、直接的に相手を責めている感じはしませんよね。

またこのように伝えれば、「報告する・しない」の選択する権限は相手に残されます。

そしてたいていの場合、相手は「そういう気持ちだったんだ」「悪かったなぁ」と思い、素直に聞こうと努力してくれます。

家庭で

家庭でのやりとりも、アイメッセージを活用することで優しいコミュニケーションができます。

例えば、パートナーが家でくつろいでばかりで、言わなければ家事をしてくれないとします。

「いつも私ばかりが家事をして、あなたは本当にくつろいでばっかりね。(あなたは)もっと家のこともやってよ!」

このように怒り気味に不満を伝えても、「なんだよ、いつもヒステリーみたいに」「俺ばっかり悪いみたいに言うな」と、相手も機嫌を損ねるだけです。

これをアイメッセージで伝えると、どうでしょうか。

「いつも私ばかりが家事をして、時々なんで自分だけ…って(私が)思っちゃうな。もっと家のここと考えてくれたら(私が)嬉しいな。」

こちらも、責められている感じは少なくなりますよね。「家事をやる・やらない」の行動の選択権も、パートナーに残ります。

その時もし家事をしない選択をしたとしても、「家事、やってくれたら嬉しいって言ってたよな…」とその印象が心に残り、のちに行動を改めてくれるかもしれません。

こどもに対して

こどもに対しても、アイメッセージは有効です。

例えば、こどもがお店でダダをこねて、あなたの足を蹴ってしまった時。

「もう、痛いよ!(あなたは)人の足を蹴ったりしちゃいけないって、前に言ったじゃない!お店では静かにしなさい!」

このような言葉をかけてしまいがちですが、これだと、「責められた」「怒られた」と一方的に傷つけられたという印象をこどもに与えてしまいます。

アイメッセージしてみるとどうでしょうか。

「もう、痛いよ!ママの足壊れちゃうよ…。(ママは)蹴られるのは嫌だなぁ…。こんなお店の中で騒いだりしているのも、ママは恥ずかしいな。」

このように、カッとしてしまう怒りのトーンを抑えて、自分の気持ちをストレートに伝えましょう。

この場合、こどもは「ママは蹴られるの嫌いなんだな」「ママに恥ずかしい思いをさせてしまったな」と感じてくれやすくなります。

そうすると、自分の意思で、ママが嫌がることはしないようになるかもしれません。

アイメッセージはもともと、「親業」のためのノウハウです。

アイメッセージを活用した会話や教育をすることは、「ママはあなたがちゃんと考えて行動してくれると信じている」「ママはあなたの意思を尊重している」ということを伝えることにもなり、こどもの内面的な成長を促すために、その可能性は無限大だと言われています。

編集部より|円滑な人間関係が豊かな日常をつくる

いかがでしたでしょうか。

さまざまな場面で活用できる「アイメッセージ」。

その中で生まれる人間関係は、自分が何かを成したい、挑戦したい、と思う時に、大きな武器になるでしょう。

「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」とよく言われますが、豊かな日常を過ごすために、まずは自分の小さな心がけから変えてみてもいいかもしれませんね。

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