『面接って緊張して何話せばいいかわからない!』
『自己紹介って何を話せばいいのだろう?』
いざ転職活動を始めるとなると、いろいろと準備が必要となりますが、面接対策もそのひとつとなります。
人に対する印象は数秒〜数分で決まると言われているように、面接においても早い段階であなたの印象は決まります。
大事な面接であなたの印象を良くしたいと思いませんか?
そこで今回は最初の印象に強く関わる面接時の自己紹介に関して、採用側の目線からまとめた内容となってます。
年間1,000名のキャリア面談を実施しているモアキャリー編集部が総力を上げてまとめました。
『第一印象を制するものは面接を制する!』そんな自己紹介を一緒に考えましょう!
なぜ自己紹介が大切か、自己紹介で何を見ているのか?
自己紹介というと、面接の導入部で簡潔に自分自身を伝える程度で良いと考えてませんか?
まずは面接の流れとその中で自己紹介がどのような印象となるのか、そして自己紹介で面接官に何を評価されているのかを知る必要があります。
面接官も人ですので、面接する側の特性をよく理解して、対応策を考えることをオススメします。
採用面接の流れ
中途採用における面接の一般的な流れを紹介します。
選考プロセスや、面接の流れは各企業によって特徴がさまざまであり、必ずしも下記の流れで進むとは限りません。
場合によっては自己紹介を求められないケースもありますが、手法は変われど、ご自身のことをお話しする時間はあるので、どのような場合でも話せるように準備をしておきましょう。
②自己紹介
③仕事内容や経歴に関して詳細
④転職理由
⑤今後のキャリアビジョン
⑥志望動機
⑦募集内容の説明、確認
⑧質疑応答
人は第一印象でその後の評価を決めてしまうことがある
心理学では『初頭効果』という考え方があります。初頭効果とは最初に得る情報が重要ということです。
つまり、最初に得た情報はその後の情報に大きく影響を及ぼすという現象を指してます。
逆に考えると第一印象で良い印象が与えられると、その後の時間も良い印象が続きます。
自己紹介は第一印象に対する影響度が高い
第一印象は面接官と対面した瞬間からスタートしてます。
挨拶をし、席に座るというはじめの数秒で第一印象はほぼ決まると言われております。
ただし、面接の冒頭においてしっかりとしたコミュニケーションを図る機会となるのは自己紹介であることが多いため、自己紹介が第一印象に強く影響することは間違いありません。
初頭効果を有効に使うことは、いかに自己紹介で良い印象を与えられるか?ということです。
面接官が自己紹介において評価している3つのポイント
自己紹介は主に第一印象に関わる比較的短い時間内でのコミュニケーションとなるため,下記3点が評価ポイントとなります。
- マナーや話し方から感じる印象
- プレゼンテーションから得る印象(論理性や具体性があるか)
- 自社にフィットするかという印象(志向や価値観など)
いずれも最初の印象を形作る上で重要なポイントのように感じます。
それでは具体的に自己紹介を設計していきましょう!
転職時の面接で第一印象を制する自己紹介
自己紹介で良い第一印象を得るためのポイントをご案内します。
面接が始まってから数分間という短い時間ですが、ポイントを絞って自分なりの自己紹介を作り上げましょう。
基本的な作法と心構え
当たり前ですが、評価ポイントにもある忘れがちな作法と心構えを確認しましょう。
基本作法
- はじめと終わりに挨拶をすること
- 姿勢を正しくすること
- 相手の目を見て話すこと
基本の心構え
- 明るくハキハキとゆっくり話す
- 笑顔でいること
- 自己紹介は2分前後の内容に
面接では話す内容ももちろんですが、マナーや話し方から感じる印象が大きく影響します。
姿勢を正しくし、相手の目を見ながら話すという基本的なことも、再度できているか確認をしてください。
また、面接というと緊張はつきもの。
笑顔で明るくハキハキと話せるだけで差別化につながります。
そして、自己紹介の内容は2分前後にまとめると短すぎず、長すぎない程度に自分の考えを伝えられると思います。
自己紹介で伝えたいポイント
モノゴトを決める価値観
今までの人生の中で何かを決めてきた際に、何を考え、どのように決めてきたのかがその人そのものを知るのに重要な情報となります。
現職(前職)はなぜ入社を決めたのか、今回はなぜ転職活動をしているのか、どんなキャリアを構築したいと考えているのか、何を決め手として会社を選択するのか。
決断をする価値観が不明確だと採用する側も決め手にかけてしまうものです。
今回の活動を通して価値観を明確にし、自己紹介で伝えていきましょう。
何を得て、何を発揮してきたか
今までの経験でどのような知識やスキルを得てきたのかをアピールしましょう。
面接官にあなたと一緒に仕事をするイメージをしてもらえるとgoodです。
例えば、「1年間○○を販売をしてきました」だけでなく、「この販売経験を通して、お客様へ自然と追加提案する癖がつきました」という一言があると、仕事をしている姿がイメージできるものです。
一貫性
ご自身が考えていることと決断していることに一貫性があるかを確認しましょう。
まだ現職で取り組めることがあるのに転職する必要があるのか?
転職する理由と次の環境に求めている要素が一致しているか?
今回の転職に向けて一貫性のある考えがないと、何かが嫌なため、現状から逃げてしまっているというイメージを持たれてしまう可能性があります。
自己紹介例
自己紹介に成功法則はありません。ただし、面接官に自分を知ってもらうために必要なポイントを入れたシナリオを設計しましょう。
あらためまして、”◯◯もあ実”です。
本日は面接の機会を頂き、ありがとうございます。
大学卒業後、株式会社◇◇に入社しました。
”人の幸せの瞬間をサポートしたい”と思い、主にウェディングプランナーとして、お客様の結婚式をプロデュースする営業を3年間経験してきました。
具体的には結婚式を検討している方々に来店いただき、ヒアリングを行い、会場の案内をしながら、どのような式を挙げることができるのか提案すること、また当日の運営までサポートをしてまいりました。
いかに新郎新婦様に満足いただけるプランニング・プロデュースができるかを考え、お客様目線に立つこと当たり前の姿勢とすることができ、最高の瞬間を提供できるよう常に先回りをする段取り力を自然と意識できるようになりました。
ウェディングプランナーという仕事はとてもやり甲斐がある仕事でしたが、お客様に対しもっと継続的にサポートできるような仕事にチャレンジしたく転職をすることにしました。
その後△△向けの業務を効率的に実施ができるクラウドサービスを提供している、株式会社◆◆にてご縁を頂き、今も働かせていただいております。
現在は営業サポート職として、営業メンバー6名の営業サポートならびにお客様の継続的なフォローを担当しています。
継続的にお客様とコミュニケーションを図ることで良好な関係構築することができ、さらにお客様の声を資料にまとめて毎週営業メンバーに共有することで売上につながるサポート力を身につけました。
お陰様で顧客の要望を細部まで理解し、その後のアクションに関して論理的に整理する力がつきました。
この今までの経験を活かして、営業職、または営業企画職として御社に貢献したく考えております。
簡単ではございますが自己紹介とさせていただきます。宜しくお願いします。
最後に
いかがでしたでしょうか。
人生はひとそれぞれですので、自己紹介に正解はありません。しかし、自己紹介で印象が決まってしまう可能性もあるので、しっかり対策をしましょう!