ふわキャリ

女性のための転職面接対策Vol.03|面接で言ってはいけないNGワード《参考例つき》

転職活動の序盤にさまざまな準備をして、いざ転職活動開始!

しかし、面接が突破できない……

なぜか毎回不合格……

これまで仕事を頑張ってきたのに、自信を無くしてしまうことも。

そこで今回は、状況によって面接官がマイナスに感じてしまう言葉や質問に関して、採用側の目線からまとめてみようと思います。

『表現の仕方でこんなに変わる!』というポイント、言ってはいけないNGワードの参考例もあわせて紹介します!

なぜなんでも素直に答えちゃいけないの?

面接では正直にありのまま話すことがお互いのためであり、入社後のミスマッチをなくす必須条件です。

ただし、面接官も人間ですので、言ってはいけない内容や言葉が存在するのも事実。

必ずしも「言ってはいけない」というわけではありませんが、「素直に伝えるだけでは印象が悪くなってしまう可能性がある」ということです。

面接する側の立場に立ってみると、その理由がわかりますよ。

「また同じ理由でまた辞めてしまうのでは!?」

転職面接のとき、転職理由は必ずと言ってもいいほど聞かれる項目です。

このとき、たとえば端的に『現職は給与が低いから』『残業が多いから』『仕事がつまらないから』などと答えてしまえば、採用担当は「うちに入社しても同じ理由で退職するのではないか」という不安な気持ちになってしまいます。

素直に伝えるにしても、『同業界における同パフォーマンスの方と比べて給与が低いから』『同じ職場のメンバーと比べても自分だけ残業が多い』『決められた業務を決められた通りにしか進めることができず、改善提案しても取り入れられない職場で、やりがいを感じない』など根拠となる情報も合わせて伝えるだけで、与える印象は変わります。

端的に答えすぎて、あまり考えてないような印象をもたれてしまい、自社に転職しても同じ理由でやめてしまう可能性が高いと思われてしまうのです。

考えずに転職活動している!?と認識されてしまう

転職理由に続き、志望動機も面接でよく聞かれる項目です。

『事務職がやりたい』『家から近いので』『人の役に立つ仕事がしたくて』など、決して言ってはいけない言葉ではないのですが、明確な理由がわからないと「どの会社でもよいのではないか?」と思われてしまうかもしれません。

下記のように、そもそも「自分にとっての仕事とは何かのか」から、「どうしてその会社でなければいけないのか」を明確に伝えられるようにすることが大切です。

新卒時の就職活動のときに、悩まれた方もいらっしゃるかもしれませんね。

「自己紹介」のNGワードは?

さて、転職面接がスタートしたとします。

はじめに自己紹介をすることが多いと思いますが、この自己紹介が第一印象を決めてしまうことがほとんどです。スタート段階でつまづかないよう、自己紹介でのNGワードをまとめてみます。

『販売職してました。以上です。』

《こんなやり取りになっていませんか?》

面接官

「まず、あなた自身について教えてもらえますか?」

もあ実
「はい!株式会社◯◯にて3年間販売の仕事をしてました。以上です!」

面接官
「……(それだけ?!)」

このようなケースが実際にあるんです。決して悪いわけではないのですが、転職面接はいわば自分自身という商品を売り込む営業の場。つまりチャンスです。ひとことで終ってしまうような自己紹介ではなく、自分を売り込むことのできるプラスの要素を加えましょう。

2分前後でご自身の経歴やアピールポイントを、誰にでも理解してもらえるような具体例も追加して自己紹介する!

『趣味・特技は◯◯で、こんなことが好きで、それでそれで……』

《こんなやり取りになっていませんか?》

面接官
「趣味や特技などはありますか?」

もあ実
「趣味は海外旅行です。年に3回は必ず海外に行くようにしてます。特に昨年はアジアを中心に周りまして、前から行ってみたいと思っていたのでとても充実していました。特に素敵だったのはカンボジアのアンコールワットです。夕日がとても綺麗でたくさん写真を撮りました。私は写真撮影も趣味でして、時間があると一眼レフを片手に散歩に……」

面接官
「それは、とても楽しそうですね!(そこから何か学びとかないのかな)」

趣味や特技はそのひとの特徴となる部分で、人柄が伝わる部分でもありますので、面接のときなどに聞かれることもあります。

自分が熱中している趣味や特技などを、イキイキと話すことはとても良いことだと思います!ただその趣味や特技をこんこんと話すだけではなくて、そこから何を得て、どんな価値観が生まれているのか、など、自分自身の学びや気づき、職場への応用度などを添えると好印象を持ってもらうことができます。

趣味や特技を通して得た学び・気づきを、社会人生活に活かせているかに言及しよう!

「転職理由」のNGワードは?

転職理由はプライベートな内容であるかもしれませんが、採用側は特に気になる部分です。「もし自社に入社してくれても、同じ転職動機で退職するかも」と思われないように伝えることが大切です。

『上司と合わなくて・・・』

《こんなやり取りになっていませんか?》

面接官
「今回の転職の理由は、なんですか?」

もあ実
「転職する理由は、直属の上司と性格が合わないからです。」

面接官
「そうですか。(うちで上司と合わなかったらまた辞めるのかな)」

転職理由で多くを占めるのは人間関係と言われています。もちろん、なかには非人道的な上司の存在もあるかもしれません。

ですが、そのことを素直に伝えても採用面接の場合はプラスにならないケースが多いです。

この理由では、状況によっては悪口のように聞こえてしまう場合もありますよね。その場合、面接官は「入社した後も同様のことで悩むかもしれない」という印象を持ってしまいます。

人間関係の問題は、どの組織に属しても少なからず生じるものです。たとえ本当の気持であったとしても、転職理由として伝える内容は別のものを考えたほうが無難と言えます。

人間関係だけではなく、人間関係以外のポジティブな転職理由も考えよう!

『頑張っているけど評価されないから』

《こんなやり取りになっていませんか?》

面接官
「今回の転職は、どんな経緯からですか?」

もあ実
「2年間販売目標達成しつづけたのですが、あまり評価されず係長にしかなれなかったからです。」

面接官
「そうなのですね。(なぜ評価されないか考えてるのかな)」

年功序列な組織であったり、結果成果を数値で評価しにくい職種だとよくあるケースだと思います。

なぜ評価されないかを考えたことがあるでしょうか?

その評価結果から、自分自身の行動を変える努力ができているなら、その事実も合わせて伝えましょう。

「評価がされない」の背景には、もしかしたら「評価を受け、成果を変えられるように努力したけれど、2年間を通してポジションがひとつしか上がらなかった。もっと視座を挙げた仕事をしたいと思ったので、今の状況だと物足りないと思った」という、核心的な気持ちの変化があるかもしれません。

こうした内容もしっかりと言葉にできるように、経験・職歴の棚卸しをしておくことが大切です。

自社内の評価、業界内での評価、ビジネスパーソンとしての評価を棚卸し、整理してみよう!

『専門性を身につけたくて』

《こんなやり取りになっていませんか?》

面接官
「今回の転職には、どんな理由がありますか?」

もあ実
「今の販売職では顧客対応スキルしか身につかないので、将来を考え、もっと専門性を身につけたくて転職活動してます。」

面接官
「(具体的にはどんな専門性だろう……)」

将来のライフキャリアを考えたときに、『専門的な仕事ができるスキル』があると良いですよね。ただし、どんな専門性を持ちたいのかという明確な目的・志向がないと『専門性』という言葉にだけが形がい化してしまいます。

販売職での顧客対応スキルも極めれば専門性であるのです。何を、どんな理由で極めるのかという部分をより深堀りして考える必要があります。

どんな専門性を、どんな目的で持ちたいのかを言葉にしよう!

「ビジョン・キャリアプラン」のNGワードは?

ビジョンやキャリアプランについては、女性の転職の場合によく聞かれる項目です。

女性の場合、結婚や出産、育児などのライフイベントによって、少なからず仕事を離れることになるため、「その期間とその後の生活をどうプランニングしているのか」は採用担当としては気になるところなのです。

では、「ビジョン・キャリアプラン」について質問されたときにNGとされる受け答えをみていきましょう。

『業種や職種にこだわりはないです』

《こんなやり取りになっていませんか?》

面接官
「この会社に入って、やりたいことや成し遂げたいことはありますか?」

もあ実
「自分の可能性を狭めたくないので、業種や職種にはこだわらずになんにでも挑戦したいと思います!」

面接官
「そうですか。(なんでもいいのか?!)」

自分の可能性を広げ、挑戦したいという前向きな考え方はとても良いことです!

注意したいのは、やりたいことの軸があまりないと感じてしまわれないように伝えること。こだわりすぎるのも良くないですが、現時点で考えている大切にしたいポイントなどを伝えられるといいかもしれません。

仮でも良いので、希望している業種と職種はその理由と共に話せるように準備しましょう!

『人や社会のためになりたい』

《こんなやり取りになっていませんか?》

面接官
「今後のキャリアとしては、どんなことに取り組んでいきたいですか?」

もあ実
「もっと人や社会のためになる仕事をしたいです!」

面接官
「そうなんですね。(ふわっとしてるなぁ)」

「もっと人のために、社会のために価値のあることを」というフレーズは、おそらく社会に対する影響度やアプローチできる規模を現状より広げたい、という意図だと思うのですが、具体性がないと誤解を生む可能性があると思います。

具体的には、どんな社会問題に向き合い、どう改善していきたいとっているのか。どうアプローチしていきたいのか。そしてなぜそう思うか、など、もう1段階深堀りした自分自身の意思を伝えられるといいと思います。

『何を通して』『どのように』することで人や社会のための仕事をするのか、自分の考えを深堀りして考えよう!

『ライフイベント後も働ける環境で』

《こんなやり取りになっていませんか?》

面接官
「今回の転職を通して、描きたいキャリアはありますか?」

もあ実
「結婚や出産の後も働き続けたいので、そんな制度の整った環境を探してます。」

面接官
「そうなんですね。(制度ありき??)」

現職の女性社員は結婚すると辞めてしまう。出産後に復帰して働いているひとがいない。そんな状況もよくあることです。

また、今の職種や働き方では、ライフイベント後も継続的に働くイメージがわかないというケースもあるかもしれません。

ただし、だからといって安易に転職を考えるのは危険です。女性の働き方へのバックアップが広がり、少しづつ働きやすくなってきた社会ではあるものの、それも完璧なものないのです。

環境は会社で自分がつくる!という強い気持ちがないと希望の働き方ができないことも多く、「制度ありき」のライフプランでは、採用側としては、本当に100%のパフォーマンスを発揮し続けてくれるのか、不安になってしまうのも事実です。

結婚や出産後にどのような働き方がしたいのか、それを実現するにはどうすればいいのか、という具体的なプランを考えよう!

「転職先を選ぶ軸(選社軸)」のNGワードは?

志望動機や会社を選ぶ基準についての質問は、転職面接では必ずといっていいほど聞かれる内容です。嘘をつく必要はないですが、誤解を与えないような言葉を選ぶ必要があります。

『面接した人の雰囲気が良い』

《こんなやり取りになっていませんか?》

面接官
「転職先を考えるときに、選ぶ基準はどんなものがありますか?」

もあ実
「話してみないとわからないので、面接した人の印象が良い会社を選びます。」

面接官
「……(え、それだけ?!)」

一緒に働く人は大事ですよね。せっかく一緒に働くのあれば、同じ志をもったひとたちとイキイキと働きたいし、本気で仕事をしてみたい。その気持ち、わかります。

職場や会社という単位でみると、面接で話した方以外に多くの関係者がいます。

また面接という短い時間の中で盛り上がったからといって、仕事もうまくいくとは限らないのが世の常です……。

人軸も大切ですが、それ以外に自分がかかわる仕事へのこだわりがないか、もう一度確認してみましょう。

面接官の人柄や印象だけで決めずに、人軸以外の選択の基準をさがそう!

『今より給料が良い』

《こんなやり取りになっていませんか?》

面接官
「複数内定をもらうことになったら、どんな基準で選びますか?」

もあ実
「条件面で比較して私を評価いただける会社を選びます。」

面接官
「(給料が高ければどの会社でもいいのかな?!)」

もちろん給料は大事な選社要素です。

気を付けたいのは、会社や仕事の内容より給料が大事という印象を持たれてしまうと、「給料がもっといいところにすぐにまた転職してしまうのでは?」と不安に思われてしまいます。

「給料が高ければどの会社でもいいと考えているのか」と採用担当は不審に思ってしまいます。

条件面はある程度のラインを自分で決め、条件面だけの基準で話すのは控えよう!

『教育が充実している成長させてくれる環境で』

《こんなやり取りになっていませんか?》

面接官
「転職先を選ぶ上で、どんな項目を大切にしますか?」

もあ実
「スキルを身に付けさせくれる環境が整っている会社を希望してます。」

面接官
「(与えてもらうだけ??)」

成長したいという思いは素晴らしいと思います!

ただ、「成長させてもらえるかどうか」という言い回しだと、ちょっと受け身に聞こえてしまうのも事実。

人生の中で学び続けることはとても大切。そのために成長できる環境を選ぶことは間違ってはいないです。

注意したいのは、会社は学校ではないということ。厳しいことを言えば、「成長させてもらえるか」というスタンスは「与えてもらうだけで、何も還元しない」という解釈になりかねません。

仕事そのものも与えられるものだけしかできない、という受け身な印象になってしまうので気をつけなければなりません。

身につけたいスキルを明確にし、そのスキルを学ぶ機会を自分でつくることができる環境であることを伝えよう!

最後に

いかがでしたでしょうか?

良かれと思って素直に話したことも、相手の受け取り方によって、大きく印象を変える言葉もあります。

言葉に気をつけることももちろんですが、転職活動はしっかりと自分と向き合い、自分の考えや価値観を明確にすることが重要です。

今一度自分のキャリア感を見直す良い機会になったら嬉しいです。