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自己理解・自己分析を深めるには?女性の転職でまず取り組みたい3つのこと

転職をしようと決めたとき、応募書類として【履歴書】と【職務経歴書】が必要です。

面接の前に書類選考がある場合は、面接の機会を得るために、こうした応募書類が自分自身をプレゼンテーションするツールになります。

応募書類作成のためにも、転職を決断したら、まず取り組みたいのが自己理解・自己分析。自己分析の結果から、自分自身の歩んできた道に意味づけし、転職の理由として添えられるとベストです!

今回は、自己理解・自己分析で押さえるべきポイントをご紹介します。

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女性のための転職面接対策Vol.01|転職理由のポイント《回答例つき》
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転職時に自己理解・自己分析が大切な理由

自己理解・自己分析とは「自分がどんな人間か」を考える過程です。

いままでの経験を「事実としての出来事」として振り返るだけではなく、そこで自分がどう感じたか、どう考えたかも含めて整理していくことが大切です。

採用担当は転職面接を通して、【モノゴトを決める価値観】【何を得て、何を発揮してきたか】【一貫性】などをみて自社との適合性を判断していますので、自己理解・自己分析をしっかりとおこなっていれば、面接対策にもなります。

また、ひとは下記の4つのポイントにおいて納得感がある仕事に就ければ、仕事に従事する上で満足感が高く、自分らしく働けると言われています。

職業選択で押さえたいマッチポイント

  • [価値観]重要だと信じていることが同じ
  • [興 味]好きなことができる
  • [能 力]スキルを持っている
  • [環 境]望む生活をしていくために必要な条件がある

この4つのポイントを自分の中で明確にすることが、自己理解・自己分析の第1歩となります。

自己理解・自己分析で取り組んでおきたいこと

自分自身の価値観、興味、能力、環境を明らかにしていくための主な方法としては、以下の3つがあげられます。

  1. 経験の振り返りと整理
  2. 身近な人へのインタビューとその内容の整理
  3. 適性検査などのツールの結果とその内容の整理

①経験の振り返りと整理

例えば、以下のポイントに焦点を当てて、自己理解を深めてみましょう。

  • どのようなことをしているときに満足度が高かったのか
  • どのような環境にいるときに高いモチベーションを保てたのか
  • どういう場面でどう考えどう行動してきたのか
  • どのようなことをどのような水準で達成してきたのか

こうしたリフレクション(内省)は、これまでの自分と、自分の仕事を振り返り、あるいは鏡に映すように自分の姿を見つめ直すことです。

どんな経験であっても、しっかりと振り返りをすることによって、自分が大切にしている価値観や興味、能力などについて、新しい気づきがあるものです。

転職時に関わらず、定期的にこうした振り返りの機会を作ることで、ライフキャリアをっプデートしていくことができます。

②身近な人へのインタビューとその内容の整理

自分のことをよく知っている人に、自分についてどう思っているかをヒアリングしてみましょう。

例えば、その人から見た自分の性格、価値観、興味、能力などについて聞き、その理由を確認します。その際、どういった言動や行動からそう思うのかも合わせて聞いてみましょう。

あらためてインタビューをしなくても、普段どのように言われることが多いか、言われて印象に残っていることや意外だったことなどを思い出してみることも、自分自身に対する新しい気づきになります。

「ジョハリの窓」でも表されるように、他者とのコミュニケーションからも自己理解は深まります。自分で思う自分のイメージと、他者から見た自分のギャップを認識することで、自分自身をより客観視できます。

③適性検査などのツールの結果とその内容の整理

自己理解を進める上で、適性検査などを活用して、自分の価値観、興味などを客観視することもできます。

テスト結果としてフィードバックが返ってくるので、自分に関する知識を広げたり、確認したりすることができます。この結果から自分自身がどう考え、どう認識するかが重要です。

下記にいくつか自己理解に役立つテストをご紹介します。ぜひ試してみて下さいね。

  • エニアグラム ※無料診断可能
    9つの性格タイプに分類され、心や気持ちの仕組み・感情の出方、考え方や言動、行動の傾向を客観的に捉えることができる。
    ▶︎http://shining.main.jp/eniatest.html
  • ストレングスファインダー
    人間の強みを34に分類し、質問に対してYESかNOを答えると自分の上位5位の強みを教えてれる。※診断を受けるには、本を購入し、付随のシリアルコードが必要
    ▶︎https://www.amazon.co.jp
  • グッドポイント診断(リクナビNEXT)
    強みを18種類に分類し、質問に答えると自分の強みを教えてくれる。※診断を受けるには、リクナビNEXTへの会員登録が必要
    ▶︎https://next.rikunabi.com/goodpoint

経験の棚卸しから応募書類の作成へ

最後に、自己理解の結果、明らかになってきた自分自身について整理し、応募書類にまとめあげていきます。

このように経歴を記録する目的は、学歴や職歴、保有資格などを含め、これまでの経験を確認し、そこに表れている価値観、興味、能力を整理することにつながります。

経歴を把握するために必要な項目は?

転職時の応募資料として作成するには、自己理解・自己分析の結果と合わせて、次のようなデータが必要になります。

  1. 学歴
  2. 職歴
  3. 保有資格
  4. 学校、職場を通じて獲得した能力のなかで、他の仕事でも活用できそうなもの
  5. その時々で持っていた興味や目標、夢
  6. 一貫して持っている価値観やこだわり
  7. 家族や周囲の人間関係や支援機関などの資源
    (それらがどのように転職に影響するか)
  8. 職場選択の際に条件となるもの
    (疾病や身体の障害など)
  9. 転職の際にプラスとなる強み
    (経済的余裕、教育・訓練の時間、人脈など)

上記項目に沿って今までの経験を書き出すにあたり、特に印象に残っている仕事や、その仕事をしたことの意味に焦点を当てて、振り返りを進めていきましょう。

経歴を振り返りながら、どのような職務で、どのような業績を上げたかをまとめます。数量化できるものは、具体的な数値を書くようにしましょう。

職歴整理のためのキーワードを活用しよう!

特に職歴を整理するためのキーワードをピックアップしてみます。ぜひ参考にしてみてください。

今までに自分が携わってきた職業について、下記にあげるキーワードを用いて職歴をまとめてみましょう。

  • 営業・物流
    製品・商品・サービス、予算、売上、利益、輸入、輸出、顧客、代理店、販売戦略、マーケティング、販売促進、予算管理、債権管理、新規顧客開拓、契約、クレーム、保管、倉庫、競合、価格管理、運搬・配送
  • 経理・財務
    個別決算、連結決算、税務申告、原価計算、売掛金、買掛金、製品在庫、経費管理、予算作成、予算管理、資金調達、資産運用、為替管理、配当、保健管理、会計監査、会計システム、信用調査、債権管理
  • 人事
    給与管理、福利厚生、人事制度、評価システム、能力開発、組織管理、組織開発、労務管理、社会保険、労働保険、採用、出航、転籍、業務委託契約、キャリア相談・キャリアコンサルティング、安全衛生、メンタルヘルス、ハラスメント防止
  • 総務・法務
    庶務、資産管理、備品管理、車両管理、渉外、株式、株主総会、保安・防災、法務、契約書審査、方向・宣伝、情報管理、コンプライアンス、セキュリティ管理、市域貢献
  • 購買
    原料・資材調達、在庫管理、業者選定、品質確認、価格交渉、見積り審査、ジャストインタイム、予算管理
  • 開発
    商品開発、基礎研究、用途開発、新機能、改善と効果、発明・発見、共同開発、特許申請、商標登録
  • 製造・生産
    生産技術、生産管理、納期管理、在庫管理、製造工程、品質管理、TQC、コストダウン、安全管理、労務管理、保安対策、工場レイアウト、メンテナンス、環境対策、資材管理、返品対策、安全衛生、環境保全

※実際には企業によって名称や管轄は異なります。

また、これだけに限らず、職務でのポジションも振り返りましょう。権限の大きさ、職務責任の大きさを明確にすることができれば、よりインパクトのある応募書類になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

転職を決意したタイミングではなくても、定期的に自己理解・自己分析の機会を設けられると、ライフキャリアのアップデートにつながります。

特に女性は、その人生において、出産や育児などのライフイベントを追求するのであれば、キャリアを中断しなければならないタイミングは必ず来ます。

その時、社会において自分がどういった価値を持っているのかを明確にしておくことができれば、その後キャリアを継続していくにあたり、とても大きな武器になります。

自分自身が持っている価値観、興味、能力は、日々の仕事・プライベートの中でどんどん変化していきます。こうした変化にどのような意味づけをするか、これが今と未来の「自分らしさ」につながります。

自分の未来に不安を感じる方は、ぜひ定期的にリフレクションする機会を作りましょう。それだけで、自分の立ち位置がわかり、安心できる材料になるかもしれません。