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女性活躍・登用が進んでいる企業を探そう!「えるぼしマーク」と日本の女性活躍企業

政府は女性の活躍推進を成長戦略の重要政策として打ち出し、具体的政策目標として重点的に取り組むべき事項もあげています。

また、企業においては「単なる人手不足の対応策」ではなく、女性の活躍は企業成長において必要不可欠という認識が高まっています。

しかし実際には、どの程度世の中に浸透しているのでしょうか。
実際に、女性が活躍している企業・業界はどこなのでしょうか。

転職活動やこれからの働き方を見直す上で、キャリア展開や働きやすさなども気になりますよね。

転職や自分自身のライフキャリア見つめ直すにあたって、知っておきたい社会・企業の現状の取り組みと効果をまとめてみました。

日本企業の女性活躍・登用の推進は高まる傾向に

企業における女性比率はゆるやかに上昇中!

帝国データバンクの調査によると、自社の従業員に占める女性の割合が30%以上である企業は全体の約29.8%です。

また、自社の管理職(課長相当職以上)に占める女性割合では、30%以上とする企業は6%にとどまったものの、前年より0.8ポイント上昇しているようです。逆に半数近い企業が0%(管理職は全員男性)となっています。

さらに、自社の役員(社長含める)に占める女性割合では、30%以上とする企業は12.5%です。やはり、一番割合が多いのが0%(役員は全員男性)の企業で、59.4%でした。半数を超えますが、前年より0.9ポイント低下しています。

全体の女性役員割合平均は9.3%と前年より0.6ポイント上昇しました。

依然として男性の割合が多いものの、ゆるやかに女性従業員だけでなく、管理職・役員の割合も増加傾向にあることがうかがえます。

小規模企業の女性管理職割合が高い

女性管理職の平均割合を業界別にみると、不動産13.1%、小売11.4%、サービス9.9%、金融9.6%、卸売7.1%、製造7.1%、農林水産4.9%、建設4.8%、運輸・倉庫4.6%となっています。

企業規模別では、小規模企業9.9%、中小企業7.4%、大企業5.2%と規模が小さいほど高い傾向にあります。

業界・規模別にみても依然として1ケタ台が目立っていますね。

女性の登用状況、企業の半数が促進している!

続いて、企業における女性の活用や登用の今後の予定についてみてみます。

企業の43%が「社内人材の活用・登用を進めている」としています。一方、「社外からの活用・登用を進めている」企業も12.7%となり、企業の約1割超は、女性の社外からの活用・登用を視野にいれているようです。

つまりこれからの採用に関しても、女性の積極採用を進めていくということですね。

実際に、日本企業の女性取締役登用の遅れは顕著です。

女性取締役が1人以上いる上場企業の比率は日本が20.2%と、54カ国中49位にとどまっています。女性の社会進出が厳しく制限されている中東諸国と並んでいるという事実には驚きですね。今後、女性取締役の積極登用を求める社会的要請は強まり、企業は対応を迫られると想定されているため、社内外を問わない積極的な登用も増加することになりそうです。

ここで、面白いデータをご紹介します。社内外の人材から女性の活用や登用を進めている企業に、その効果を調査したデータあります。

【参照】特別企画 : 女性登用に対する企業の意識調査(2017 年)

「男女に関わらず有能な人材を行かすことができた」と回答している企業が69.1%で最も多い結果となりました。

次いで「女性の労働感が変化してきた」「女性を登用したことで業務が円滑に進んだ」「従業員のモチベーションが上がった」「多様な働き方が促進され、労働環境か改善された」などが、2ケタを超える結果になっているようです。

全体的に、企業で働く社員の生産性や働き方の改善における効果はプラスになっていることがうかがえます。

もし、今の会社の働き方・待遇に不安を抱いている方は、会社内で女性活躍に向けて動いていることはないのか、自分の部署以外で取り組み事例がないのかなど、情報収集をしてみてもいいかもしれませんね。

女性の活躍推進に積極的な企業の証「えるぼしマーク」

女性が活躍する環境が整っている企業を見分ける「証」があることをご存知でしょうか。

それが、女性活躍推進法から誕生した認定制度「えるぼしマーク」です。

「えるぼし」とは、女性がより活躍できる社会づくりを目指し、厚生労働省が「女性活躍推進法」に基づき、「女性が活躍しやすい環境づくりに積極的な企業・団体」に交付しているマークです。

認定基準には、5つの評価項目があります。

  • 採用
    男女別の採用における競争倍率(応募者数/採用者数)が同程度であること。
  • 継続就業
    「女性労働者の平均継続勤続年数÷男性労働者の平均継続勤続年数」が雇用管理区分ごとにそれぞれ0.7以上であることなど。
  • 労働時間等の働き方
    雇用管理区分ごとの労働者の法定時間外労働および法定休日労働時間の合計時間数の平均が、直近の事業年度の労働者の各月ごとにすべて45時間未満であることなど。
  • 管理職比率
    管理職に占める女性労働者の割合が別に定める産業ごとの平均値以上であることなど。
  • 多様なキャリアコース
    直近の3事業年度のうち、「女性の非正社員から正社員への転換」など定める4項目のうち、大企業は2項目以上、中小企業は1項目以上の実績があること。

【出典】厚生労働省女性活躍推進法特集ページ

認定された企業は、その実績を毎年厚生労働省のウェブサイトに公表するとともに、2年以上その実績が改善している必要があります。

この認定には3段階あり、星が3つ付いた企業は上記5項目全ての基準を満たしている優良企業とされています。

もし、自分のライフキャリアを見直し、働く環境を変えるために転職をしてみたいと考えている方は、この「えるぼしマーク」認定企業かどうかを、企業選び一つ指標にしてみてもいいかもしれませんね。

「えるぼしマーク」認定企業を検索できる!
下記ページより、対象企業を検索できます。ぜひ身近な企業を探してみましょう。

最後に

いかがでしたでしょうか。

今回は、求人情報サイトでは分からない、女性活躍推進の動きをまとめてみました。

企業規模・業界によって浸透と効果に違いはありますが、女性の活躍によって企業にプラスの効果が出ていることは明らかですね。

女性のみなさんのもっと働きたい、もっと貢献したい気持ちは、職場において必要で大きなエネルギーになります。

政府や企業でも、女性活躍・登用を推進していますが、なにより大切なのは、女性自身が自信を持って働き続けることです。弱気になったり不安に思ったりすることもあるかもしれませんが、思う存分力を発揮していきたいですね。