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先輩にきく「女性のキャリア」のきっかけとは!?「自分らしく」を実現したターニングポイント

女性のエンパワーメント推進と社会活性化を目的としたHAPPY WOMAN実行委員会(事務局:一般社団法人ウーマンイノベーション)が主体となり、国連が制定している3月8日の「国際女性デー」に合わせて、女性が活き活きと生きられる社会を実現すべく『HAPPY WOMAN FESTA』が開催されました。

実際に参加させていただき、女性のキャリア・生き方を考えるために集まった働く女性の中から、自分らしく働くを実現し、積極的にキャリアを築いている女性の姿が印象的でした。

今回は、「女性のキャリアってどう築けばいいの?」「自分らしく働くって何?」と悩んでいる方に向けて、先輩女性4名のキャリアのきっかけをご紹介します。

理想をえがく一歩にしてみてください。

女性キャリアケース①:株式会社ソフトバンク 日下部奈々さん

企業で培ったノウハウを社外のコミュニティーにも広げ、自己実現するキャリア

ご経歴

新卒でソフトバンクBB入社。新卒・中途採用、各種人材開発制度の企画・設計、グループ人材育成機関「ソフトバンクユニバーシティ」立ち上げなどに従事。

1回目の出産・育児休業を経て、社長室を兼務しながらグループ全体の各世代のキャリア開発プログラムやイベントを担っている。現在、2回目の育児休業中。

キャリアのきっかけ

社員ひとりひとりが自己実現して活き活きと仕事をすることが企業の成長につながると信じて人事の仕事に携わっているそうです。

たとえば、ソフトバンクグループにおいては、社員の自己実現に向けて2つのアプローチを行っています。

1つは、社員のwill=志を実現するための仕組みや制度作りをすること。もう1つは、「自分が何を実現したいか」を考える以前に「何をやりたいのかが明確ではない」社員に対する支援をすること。

この2つの取り組みを通して、働く社員の自己実現に向けて併走しているときが一番の幸せであると語られていました。

また、こうした社内の取り組みをきっかけに、社外の幅広い年代に対してのキャリア支援活動、NPOスタッフ(テクノロジー業界で働く女性の働き方支援))京都着物のPR活動も行っているそうです。企業に属しながらも自分にとっての「幸せ」を見つけ、自己実現をしている方でした。

女性キャリアケース②:リコージャパン株式会社 太田康子さん

誰かのお尻を見てキャリアを積み上げるよりも、自分が実現したい社会を作るために道を切り開いたキャリア

ご経歴

新卒で北海道リコー株式会社(現リコージャパン株式会社)に事務職として入社。

20代は下積み時代としていくつかの部署を経験。30代に入ったタイミングで、販売代理店を通してOA機器を販売する部署の企画職にキャリアチェンジ。更に、東京でチャレンジすることを希望し、前例のない転籍を実現する。

その後、東日本大震災のボランティア活動をきっかけに自身の使命に気付き、自社のCSR部門へ異動。現在は、平日は東京勤務、週末はCSR48の総監督として活動している。

キャリアのきっかけ

大きな転機は、震災地ボランティアに携わったこと。その体験から社会貢献をしていくことが自分の使命だと自覚されたそうです。

ただ、「個人が社会貢献として活動していても、社会的なインパクトとしては小さい。企業なども巻き込んで大きな活動にしていかないと、ただの自己満足で終わってしまう。」そう感じ、思い立ったのが企業のCSR活動でした。

CSRを学ぶ勉強会に参加したり、図書館に通って書籍を読んだり、自分でできることを始めながら、会社に対してCSR部門へ異動希望を出したそうです。

以前は、上昇志向が強く上層部にいくことばかり考えていたそうですが、震災以降は上にいくキャリアではなく、横に広がるキャリアへと意識が変化。上を目指す方が収入が増えることは間違いないですが、それよりも社会問題が目の前で起こったときに手を差しのべる人でありたいという気持ちが強くなったとのことです。現在は、パラレルキャリアで活動を展開中。

女性キャリアケース③:株式会社NTTドコモ 笹原優子さん

ライフステージが変わっても、やりたいことがやれるように自身の立場を確立するキャリア

ご経歴

新卒で株式会社NTTドコモに入社。iモードサービスおよび対応端末の企画、仕様策定にサービス立ち上げ時より携わる。その後、プロダクト部にて端末のラインナップおよびデザイン・UX戦略を策定。
現在は新事業創出を目的としたプログラム「39works」を運営。プライベートでは東北エリアの社会起業家と共に未来を創造中。30代後半で海外留学にも挑戦し、プライベートでは「遠距離結婚」というパートナーとお互いのキャリアを尊重するスタイルをとっています。

キャリアのきっかけ

iモードがローンチした年に遠距離結婚を決意されました。

東京から大阪に異動することも考えたものの、iモードが上り調子になり仕事も楽しかったため、別々の住所のまま結婚することを選択。

ライフステージが変わると、今までと同じように仕事を続けられるとは限らないと気付き、会社の中で普通に仕事をしていくだけでは普通にしかならない、マーケティングの能力をつけて外で仕事ができるようになりたいと考え、女性の異業種コンサルティンググループに参画することにされました。

更に、30代後半からの海外留学を実現。留学で学んだことは「完璧は存在しない」ということ。会社で長く働いていると、「女性のキャリアを率先して作らなければならない」「女性にとってのロールモデルでいなければいけない」という思いから無理をして振舞うことも多くありますが、自らが一歩ずつ踏み出して、できないことをできるように挑戦し続ける方がかっこいいし面白い

常にやりたいことだけやれるわけではないものの、やりたいことがやれるように自分自身が挑戦を続け、その権利を勝ち取っています。

女性キャリアケース④:株式会社アイスタイル 山田メユミさん

自身の経験から解決したい問題を見つけ、自らカタチにすることで自己実現を行っているキャリア

ご経歴

化粧品原料メーカーに新卒入社。研究開発部門を経て、化粧品メーカーで商品開発を手掛ける。在職中に趣味で始めたメルマガの反響をもとにコスメ情報専門サイト@cosme(アットコスメ)を立ち上げる。

化粧品メーカー退職後は、株式会社アイスタイルにジョイン。同社取締役、@cosme主宰 兼CCO(最高コミュニティ責任者)を経て、事業拡大に伴い、2012年7月 サロン情報サイトispot(アイスポット)運営する株式会社アイスポット 代表取締役社長に就任。

キャリアのきっかけ

化粧品メーカー時代に、個人的に行っていたメルマガ配信。このメルマガの反響が、のちにアイスタイルのビジネスモデルを生み出すきっかけになったそうです。

新たな情報発信スタイルを「多くの人が必要としている」と感じ、求められる情報を有効的に発信し続けるという使命感が芽生え、消費者・化粧品メーカーにとって有意義なコミュニケーションサイトを開設するための会社を設立されたそうです。現在は、3人に1人が利用する人気コミュニケーションサイトに成長しています。

また、現在社員数約1000名、時価総額1000億円の一部上場会社を支えながらも、女性キャリア支援にも力を注いでいるそうです。

実際にご自身も出産・育児を経験し、スキルアップもライフも諦めずに充実していける新しい女性の生き方を求めて、美に特化したデジタルコンテンツの制作会社「ISパートナーズ」を立ち上げられました。

育児や介護があると、時間的・場所的な制約によって以前のように働き続けることが難しくなる女性が多いのが現状ですが、IT化が進み、在宅でも携われる仕事も増える。

ISパートナーズでは、働き方の多様化に向け、積極的にチャレンジすることで、ひとりひとりが働きやすい環境づくりに努めているそうです。

「自分らしく働く」を実現するためには

今回、先輩女性4名の経歴とキャリアのきっかけをご紹介させていただきました。

いずれも、ご自身の社会で働くミッションが、社会や会社、個人の役に立っていることが働く喜びにつながっているという点が印象的でした。

ですが、どの方も、決して最初からミッションが明確だったわけではなく、目の前のことに全力で取り組んでいたり、置かれた環境で試行錯誤を繰り返すなかで見つけた使命感なのではないでしょうか。

どんな体験・経験でも、それが自分のキャリアの転機になりえるものです。

ライフステージが変わり、今までと同じような生活ができなくなっても、その中で「自分なりに」考え、「自分が納得のいく方法」を諦めずに探し続けることが、「自分らしく働く」ことにつながっていくのかもしれませんね。

本記事が、「自分らしく」を追求する皆さまのお役に立てば幸いです。