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Life Career Interview 05|自分で自分を幸せにする。だから何度でもチャレンジする。

今回は、コスメキッチンやジェラートピケなど女性に人気のブランドを幅広く展開している株式会社マッシュホールディングスの社長室兼経営企画部で働く、牧野霞さんのインタビューをご紹介します。

今の会社にたどり着くまでに6回の転職を経験。その1社1社すべてに思いがあって、転職の決断をしていらっしゃいます。

転職をしたいと考える女性の多くは「時間」と「勇気」がなく「我慢」しているというデータが出ているように、転職にあたって決断の仕方がわからず、不安をぬぐえない女性が多いようです。

牧野さんが転職をされた経緯とともに、決断の仕方や仕事を楽しむ方法についてインタビューさせていただいたので、ぜひ一度ご覧になってください。

牧野 霞 (まきのかすみ)さん| 株式会社マッシュホールディグス社長室兼経営企画部

慶應義塾大学卒業後、業界の異なる6社で広報としてのキャリアを重ね、多岐に渡る経験を積む。現在はファッション・コスメ・フードなど幅広く事業展開をするマッシュホールディングスにて社長室広報課および経営企画部を兼務。


株式会社マッシュホールディングス(http://www.mash-holdings.com/
株式会社マッシュホールディングスは「私たちの発想を形にし、人々に幸せを届ける。」という企業理念のもと、ファッション、ビューティー、フード、ウェルネス、デザインなど多岐にわたる事業を展開。主幹事業とするレディースファッションブランド 「snidel」 「gelato pique」 「Mila Owen」 をはじめ、スポーツ&ウェルネスコンシェルジュストア 「emmi」 、オーガニックコスメのセレクトショップ 「Cosme Kitchen」「Make up Kitchen」、カフェレストラン 「Cosme Kitchen Adaptation」 等、国内外(中国、台湾、香港、マカオ、ニューヨーク)に約560店舗を展開。

歯車にならないために、自分で意思決定できる働き方をしたい。すべては自分で自分を幸せにするために。

ーーどんなきっかけで広報の仕事がスタートしたのですか。

牧野さん:新卒で入社したブランドライセンス管理会社は社員5名の会社で、社長は60代の女性でした。同じ慶應義塾大学出身で、自分で会社を興した方。社長世代の女性は、当時大学に進学する人も女性はほんの一握りだったでしょうし、会社を興すことはもっとレアなことだったと思います。

そんな環境で社会人人生を過ごしてきた方だったためか、私のような20代がこの規模の会社に入社をしたのであればチャンスを与えたい、と思ってくださったようで。ある日広報の名刺を渡されて、私の広報としての仕事がスタートすることになりました。

当時の私は、大手企業だと自分が歯車になってしまいそうだけれど、小規模の企業であれば自分で意思決定して動いていけると感じて入社をしていたので、広報の仕事を提案いただいたときは、戸惑いもありましたが、ありがたく感じました。

一方で、広報という仕事はいったい何をするんだろう、とイメージがわかなかったのを覚えています。なので、まずは本を読みあさったり、広報関連の資格を受験してみたり、当時人気だったSNSのミクシィで広報の集まりを探して出かけてみたり、手探りで情報収集をはじめてみました。

すると、でかけてみた広報の勉強会には、小さい会社で広報の仕事を一人で担当されている方々が集っていたんです。

私と同じような環境で1人で広報をされていることに勇気づけられただけでなく、ある方は「1人でテレビ放映5本決めました」という敏腕の方もいたり。ここにいる方々から教えてもらうことが一番吸収できると思って、順番に広報の仕事について教えていただきました。

本当に親切な方々ばかりで、広報のノウハウを教えてくださったり、メディアの方に会いにいく際は同席させてもらったり、人を介して広報の仕事を一通り学びました。

今思えば、人に恵まれていたし、私から提供できることは何もないのに快く対応していただけて感謝しかありません。

手探りのなかでも多く方の力を借り、少しずつ学びを形にした甲斐があって、モノ・マガジンという男性ライフスタイル誌に自社商品が掲載されました。今でも忘れられないほど、「広報としてはじめて仕事ができた」と実感できた出来事でした。

ーー自分で掴みとった仕事の成果がきっかけで、はじめての転職に踏み切ったのですね。

牧野さん:メディアの方に商品の説明をして、商品の良さを知っていただき、心を動かすことができると、数万人の目に留まる1ページをつくることができる。この仕事に魅力を感じずにはいられませんでした。

これをきっかけに、広報の仕事をもっと本腰を入れてやっていきたいと思うようになったんです。

でも、やればやるほど私の名刺についている広報という役割が名前負けしているように思えてしまって。広報という名を、自信をもって名乗れるようになりたいと思ったことから、素晴らしい仕事に巡り合わせてくださったことに感謝をし、もっと勉強をするために転職を決意しました。

3年という期限を設けて徹底的にノウハウを吸収。すべては名前負けしない自分になるために。

牧野さん:広報の仕事を一番勉強できる環境はPR会社だという結論を出して、当時最も勢いを感じたPR会社のベクトルに転職をしました。
勢いのある会社にしたのは、老舗よりもおもしろいことに携われそうだったからです。(笑)

ただ、PR会社はあくまでも代理店なのでどんなに商品に思い入れがあっても最終的な決定権は持てない。そうなるとできることに限界があると思っていたので、勉強するのは3年と決めていました。

この3年間を、実地経験を積み、広報として自信を持ち、自分が本当に好きな商品のPRをやるための準備期間としたんです。

ベクトルでは、海外の観光局のPR業務として海外出張に行く機会に恵まれたり、誰もが知るような大手企業の商品発表会にたずさわったり。

一方で、まだ世の中で知られていない新しい商品のPRに挑戦するなどPR会社だからこそできる幅広い仕事を経験しました。

当時は、夜遅くまで働くこともありましたが、まったく気にすることなく仕事にのめり込み、とにかく広報としての経験を積むことが楽しくて仕方ありませんでした。

でも、2年半がたとうとしていたとき、もうすぐ3年になるからそろそろ次の準備をするタイミングだな、と思ったんです。

ーー3年と決めた期間で経験を積み、また新しいチャレンジを選択されたのですね。

牧野さん:はい、PR会社で長く働けば働くほど、自分が本当に好きだと思える商品や会社のPRがしたいという思いが強くなっていきました。

そんなタイミングで、LUSHが広報の募集をしていることを知りました。
実は、私は学生時代から途上国の教育支援に関わるボランティア活動を続けていました。LUSHは、社会問題解決に向けた取り組みにもに注力している会社なのですが、偶然にも私が関わっていたボランティア団体をLUSHが企業として支援していることを知ったんです。プライベートとオンタイムがつながる会社に出会えることはなかなかないと思い、働きたい気持ちが一気に高まりましたね。

自分が好きな商品を扱う会社の広報として働けること、社会活動にも積極的な会社であることから、LUSHに入社を決めました。

後から聞いた話ですが、当時広報の募集に1000名も応募があったらしく、そのなかから採用いただいたことはとても嬉しかったですね。

LUSHに入社してからは、広報とCSRの仕事にたずさわりました。振り返ってみても、事業会社の広報として経験したいと考えていたことすべてを実現させてもらえた環境だったと感じています。

ーー新しく始めた習い事から、広報の仕事に役立つヒントが得られたんですよね?

牧野さん:LUSHはイギリスの会社なので、海外からお客様が来ることや、海外のお客様のもとにいく機会もあり、日本の文化を海外の人に伝える手段がほしいと思っていました。

そこで、もともと習い事が好きなこともあって、着物の着付けができるようになれたらいいなと思ったんです。

事前に着付け教室に通うにあたって、どこに通うのがいいのか調べみると、厳しい口コミが多々あるなか、1教室だけ誰の口コミを読んでも「この教室に通えば短期間できれいに着付けができるようになる」と絶賛されている教室を見つけました。

単なる口コミですが、通った人みんなが褒めている教室。広報を仕事にしてきた私にとって、興味を持たないわけにはいきませんでした。(笑)

京都にしかなかった着付け教室が、ちょうど東京でも教室をはじめることを知り、早速申し込んだところ、実際に、2ヶ月で何も知識がない私が着付けができるようになったんです。

その着付けを習うなかで、「この作法はあそこの教室の着付けの仕方でしょ」と声をかけられたり、「2・3ヶ月で着物が着られるようになれるってすごいね」と言われることが多くありました。

通っていた教室の発信力の高さと、本質があるからこそ情報が広がる凄さにおもしろさも感じてしまい、人に着付けを教えるコースにも通いはじめました。

「人に教えるための教え方」を理論立てて説明してもらうなかで、習えば習うほど、広報という人に伝える仕事において、商品やサービスを説明するスキルとしても役立つに違いない、と思いはじめたんです。

ーー習い事がきっかけで、次のチャレンジをする決断をしたのですね。

牧野さん:振り返ってみると、今までの私の広報活動は、人から教えていただいたノウハウを詰め込み自信をつけてきたと思っていましたが、商品ありき、私自身のコミュニケーションありきでやってきた部分もあるな、と気づかされたんです。

逆にいうと、今持っている広報としての能力は他の人でもできることかもしれない。広報という仕事を極めるために、今の私に足りないことは理論立ててとらえ、そこから発信していくことだな、と痛感したんです。

正直LUSHにはまったく不満はなかったのですが、新しい視点から広報の仕事を見つめ直すきっかけができ、今後の広報の糧にするために、3年間お世話になったLUSHを卒業し、思い切って着付け教室を運営する鞠小路スタイルへの転職を決断しました。

足りないものを手に入れるために、何度でもチャレンジするしかない。

牧野さん:人に着付けを教えることは、はじめてエンドユーザーに向けてサービスを提供するという経験でした。

広報の仕事はメディアの方に向けて商品を説明し、メディアを介して世の中の人に商品を知っていただくことでした。はじめてエンドユーザーに向けて自分がサービスを提供することは新鮮でおもしろみを感じたんです。

また、生徒さんによって知識も状況も、教室に通うまでのバックグラウンドも異なるため、人によって伝え方を変えることもありますが、9回のレッスンで必ず着付けができるように仕上げていかなければならない。このプロセスの立て方、考え方がすごく勉強になりました。

着付け講師をしながら、教室の広報も担当するというのは新しい経験の連続で、あっという間に月日が経ちましたが、1年半が経過したとき、この転職の目的を思い返してみたんです。「今回の目的は広報の糧にするための転職だった。だからこそ、広報の道を歩みたい」と。

それに、すでに結婚をしていたこともあって、出産や育児のことを考えると、今のタイミングでもう一度広報をメインとする仕事に就いておかないと、今回の転職で学んだ知識を広報の仕事で活かすことができなくなるかもしれないと考え、後ろ髪を引かれる思いで転職をすることにしました。

ーー再び広報の仕事に戻ってみて、どうでしたか。

牧野さん:小笠原伯爵邸などレストランを運営するインターナショナル青和の広報として、レストランのPRを担当することになりました。

ただ、表参道のレストランが電話に出られないほど混雑していたこともあって、最初は表参道の店舗でメディアの対応をしたり、広報の仕事をする想定でいましたが、人手が足りないときには裏方だけでなくレストラン営業を手伝うこともありましたね。 (笑)

そしていつの間にかパーティーの営業も担当するようになり、入社時は考えもしなかった仕事を経験しましたが、今までの経験上、与えられた仕事は何でも楽しめる性格だったので、引き受けたからには全力でやりました。

そのパーティ営業がメインとなりつつあったころ、表参道に新たにサンドイッチのお店をオープンすることになりました。メニューの撮影からポスターの制作、ホームページ制作のディレクションまで、広報という立場においても幅広いスキルが求められたおかげで、入社時には使ったこともなかったPhotoshopやIllustratorも独学でなんとか使えるレベルになりました。

いま振り返ると、「できません」と言いたくない自分もいるので、チャレンジしていたと思います。なにより、いろいろ経験したことが次のキャリアのきっかけやヒントになってきたので、何事も断らずに引き受けていました

営業という仕事は社会人生活のなかではじめてのことでしたが、前任よりも高い成績を出せたこと、仕事の引き出しが増えたことに喜びを感じ、「広報という仕事にこだわらなくてもいいかもしれない」と思うようになりました。

ただ、納得のいく仕事時間の使い方を見直したいと考えたのをきっかけに転職をすることにしました。

ライフイベントの前に、やりたい仕事を思う存分やりきりたい。

牧野さん:広報という仕事にこだわらなくてもいいけれど、もともと大事にしていた「自分が好きな商品・会社で働くこと」を軸にして転職活動をしました。そこで、今のマッシュホールディングスに出会いました。

実は、転職先としてもう1つ別の会社と悩んでいました。その会社の勤務地は木更津だったのですが、単身赴任してもいいと思うほど惹かれていたんです。

そんな中受けたのが、マッシュホールディングスのグループ会社である、マッシュフーズのプレス職でした。この選考で出会った近藤社長との面接で一気に心を動かされたんです。

ーー社長との面接によって気持ちに変化があったのはなぜですか。

牧野さん:私は既に5回も転職しているので、社長が経歴書を見たらどう感じるだろうと不安に思っていました。

しかし、「いろんな経験があって、与えられた仕事を何でも楽しめる性格だから、決められたポジションにしない方が牧野さんの特徴を活かせるんじゃない?もともとマッシュフーズのプレスで受けているけれど、ホールディングスの社長室という立場であれば、マッシュフーズのプレスにも関われたり、コーポレートの広報として関われたりできるから、牧野さんの性格に合っていると思うんだよ。」と提案してくださったんです。

それに加えて、私が以前LUSHで働いていたこともあって、その当時商品化に向けて社内で動きはじめていた「環境に優しい成分」について熱く語ってくださいました。

「こういう環境に配慮した商品に興味ある?」と尋ねられて「あります!」と回答したら、「じゃ、この新商品のボディソープの担当をしてもらえる?」という話になって、私の担当する仕事がこの面接の中で決まりました。

19事業4000名規模の会社を経営している社長が、ボティソープのたった1成分についてこんなに熱量をもって話すことができるなんて。一国一城の主がたった1回の面接で意思決定して、はじめて会った私の仕事のことを考えてくださるなんて。

これから先、こんな熱量をもった社長に出会うことはないだろうし、熱量のある環境であれば、社内の随所に渡ってその熱量が行き渡っているだろうと確信したんです。

また「その中で熱量を伝える一員になりたい」と強く思ったからこそ、迷いがなくなり、入社することを決意しました。

ーー実際に入社をされて、面接時のイメージと比較してどう感じていますか。

牧野さん:入社当初は、マッシュフーズのプレスと新しいボディケアブランド「geosoap(ジオソープ)」の立ち上げを担当しました。面接で話していた内容が現実になっていて、本当に任せてもらえていることに感謝していますし、入社して間もない人間でも機会を提供する会社の文化が大好きです。

というのも、ボディケアブランドを立ち上げるのであれば、本来はマッシュビューティーラボというコスメを扱う事業のメンバーに任せた方が早いしうまくいくはずなんです。

でも、あえて経験のない私に任せてしまうところが、この会社の凄いところで。経験のないことにチャレンジできることを贅沢に感じています。

さらに、現在は経営企画の仕事も担当しています。本来経営企画の仕事は、事業会社の財務状況を把握して、個々の事業の戦略立案や改善策を提案したりする仕事になりますが、私は財務の知識はありません。

でも、様々な事業に対して、アイデアを提案したり、アイデアをカタチにするサポートなら私にもできると思って、そこにもチャレンジしている最中です。

最近は、経営企画の仕事として、事業会社の1つが経営する飲食店の認知度向上と集客アップに向け、お弁当販売について担当し、店頭でのサポートも行っています。実際に、チラシを路上で配ることも、必要だと思ったら自分でやっています。(笑)

今は経営企画と名乗れるほど経験はないですが、自分にできることをやって経営企画としてのゴールを達成できたら、そういう形での貢献もありだなと思って取り組んでいます。

ちなみに、店頭で接客をしていたら、以前の会社でお取引させていただいた代理店の方にお会いして、お弁当を買っていただいた上に、パーティーの予約までしていただきました。(笑)何事もやってみるものですね。

どこの会社でも必ず試練を与えてくれる人のお陰で、弱い自分を受けとめ、変わることができた。

ー今までのお話を伺っていると、どこの会社でも仕事で成果を出されている印象ですが、試練や苦労されたことはあるのですか。

牧野さん:どこの会社でも、私に真摯に指摘をしてくださる人が必ずいて、必ず試練を与えられくださいました。私の場合は、八方美人すぎると指摘を受けることが多かったんです。

何でも構わず愛想を振りまいていれば大丈夫だと思っていましたが、本当は望んでいないことでも相手に合わせてしまう性格で。八方美人の使いどころを間違えると、本来注力したいことに注力できないこともあったんです。

それは、人に嫌われたくない気持ちや中途半端な使命感が強かったからだと思っています。人から言われるがまま動くのではなく、断ったとしてもそれまでの信頼があれば、人間関係は変わらない、という指摘を何度も何度も受けました。

受けとめるまでに時間はかかりましたが、考え方を変えたことで自分が本来使いたいことに時間や熱量を使うことができるようになり、世界が変わりました。

それに、転職するときはいつも「悪いことをしたな」と心の片隅で思っていたのですが、転職をしたとしても人とのつながりは継続されるんだなと気づきました。

転職を経験すると、前職の方とのつながりが薄れるのかと思いがちですが、全然そんなことはありませんでした。

たとえば、LUSHでは年に1回海外からお客様を招いてクリスマスパーティーを開催します。そのクリスマスパーティーで海外のお客様に浴衣を着せてあげたいから着付けをして欲しいという依頼がきたり、パーティー会場として以前務めていたレストランの予約をしてくださったり、働く場所が変わっても別の形でつながっていられるんだなと実感しています。

ーー仕事をする上で心がけていることは何ですか。

牧野さん与えられた仕事や任された仕事は断らないようにしています。何事も楽しみ、ゴキゲンな気持ちで取り組むことがモットーです。

だからこそ、緊張したりプレッシャーを感じるときには、意図的に思考を切り替えて楽しんでいます。たとえば、「未経験の仕事をするときは、今まで関わってこなかった人と仕事ができるからワクワクする」と考えるようにしています。

あるいは、ゼロからプロジェクトに取り組むようなときは、「先輩がいると比較されたり、できなかったときにプレッシャーを感じるけど、先輩がいないから自分の好きなようにできるからとりあえずやってみよう!」と考えるようにしています。

それに、やりたいことを口に出すこと、できないことを口に出すようにしています。やりたいことを口に出すと、ある日突然その仕事に関わる機会がやってきます。

また、できないことは、こうしたいけどやり方を教えて欲しいと素直に助けを求めることで、その道のプロや経験を積んだ方が丁寧に教えてくださるんです。

最初はどんな仕事も自分ひとりで解決しなければいけないと構えていましたが、その道のプロからしたら私の悩みは大きな問題ではないため、手を差し伸べてくださるんです。

1人で悩む時間があれば、教えてもらって自分の能力に変えていく方が自信になりますし、誰かに助けてもらった経験を、今度は私から周りに還元していければと思っています。

同世代の女性にむけて

ーー転職を決断するにあたって、大切にしていたことはなんですか。

牧野さん:転職を失敗しないために、先のキャリアを見越して冷静に考えていましたし、自分自身で決めた道であれば転職をしても上手くいく、と思うようにしています。

でも、一番は転職においてゆずれないものは、心地よく働くための条件を決めておくことです。

たとえば、上司が嫌いで転職したいと思ったとき。そのタイミングでは人間関係が理由で転職したいと思うかもしれないけれど、人間関係がうまくいきさえすれば仕事を楽しめるのか、それが自分自身の先のキャリアを見越して重要であるのか、と冷静に考える必要があるなと思うんです。

私自身は、ゆずれない条件が少しずつ変化していきました。
最初は【広報の仕事につきたい、経験を積んで自信を持ちたい】と思って転職をしてきましたが、今は【好きな商品・会社で働くこと】がゆずれないポイントになっています。

タイミングによってゆずれないものが変化するので、「自分はどうしたいのか」をしっかりと考えるといいのかなと思います。

ーー最後に、同世代の女性に向けてメッセージをお願いします。

牧野さん:お伝えしたいことは、揺るぎないものを見つけて欲しいということです。一瞬の気の迷いではなく、心地よく働くための条件や、自分にとって大事なものを明確にして大切にしてほしいです。

それに、自分が決めたことであれば、自分で幸せになると決意して幸せになる道を進んでいってほしいです。それが、楽しい人生の過ごし方だと思います。

目の前の道をいばらだと思えばいばらになるし、城だと思えば城になる。そこは自分の気持ち次第なので、幸せになるために行動してほしいと思います。

編集部より

いかがでしたでしょうか。

すべての転職に目的や思いを持ってチャレンジする姿が印象的でした。

転職するタイミングには勇気が必要ですが、失敗するかもと不安になるよりチャレンジするために一歩踏み出すことの大切さを学ぶことができました。

また、仕事においても「どんな仕事も断らない」「ゴキゲンに楽しむ」というポリシーは今日からでもみなさんが真似できることではないでしょうか。

経験したことすべてが、いつか糧となり新しい仕事へと導いてくれる、そう思うと目の前の仕事も楽しめるかもしれませんね。

みなさんのキャリアの背中を押すきっかけになれればうれしいです。