『もし10年後の私が今の私を見たら、どう感じると思いますか?』
未来のことなんて誰にもわからないし、10年後の私なんてイメージできない!と思ってしまうかもしれません。
「10年後の私」に正解はありません。でも「10年後の私」をつくるのは「今の私」であることは間違いありません。
「今の私」の延長に「10年後の私」があるのです。
今回は「未来の私」の理想像から逆算し、「今の私」をどう生きればいいのかを考えてみます。
「未来の私」をつくるのは、「過去の選択」
「過去の私」の選択が、「今の私」をつくっている
「今の私」の身体は、過去に私が食べた食物からできていると言われますよね。
期間に関しては諸説ありますが、細胞が入れ替わるのは3〜6ヶ月周期。今食べているものが今の私の身体をつくっているのではないのです。
同様に、考えると今の私がいる環境、立ち位置、人間関係、キャリアなどもすべて、過去の自分の行動から成り立っています。
その自分の行動には、必ず【選択】がともなっています。この選択の連続が今の自分をつくっているということですね。
未来は変えるのではなく、“つくる”!
10年後の私に出会えたら、
どこに住めばいいか?
どんな仕事をしたらいいか?
誰と結婚したらいいか?
何に気をつけたらいいか?
聞いてみたいことがたくさん思い浮かびますよね。
「過去の自分」が「今」を形づくっていると思えば、「未来」は「今」がつくりだすことになります。
「あのときこうしておけばよかった」という後悔や憂いのない未来にするには、「今」を後悔しないことがポイントになりそうですね。
過去は変えられないかもしれませんが、今は変えることができます。
自分を偽らず、納得できる「今」を生きることが、後悔や憂いのない未来につながります。
納得できる未来をつくるために、今から考える3つのこと
今食べる物が未来の身体をつくるように、今考えることが「未来の自分」に大きく関係しています。
ぜひこの機会に、自分の「今」と「未来」について考えてみてほしいと思います。
1「理想の自分」をできる限り明確にする
なりたい姿、やりたいことリスト作成してイメージをつくる
小学校のころ『なりたい姿』の作文書きました。
あのころとは違う自分かもしれませんが、今こそ「自分のなりたい姿」や「やりたいこと」をリストアップしてみましょう。
下記は考え方の参考例です。
【なりたい姿、やりたことリストの作り方】
- 思いつく限り明記する
- 優先順位をつけてみる
- 分野別に整理する(仕事、家族、友人、趣味、、、など自由に)
- 優先度の高いものを実現する方法もさらに具体化してみる
- 優先度の高いものはなぜそれがやりたいか(感情も含めて)を明記する
周りの人に相談する
なりたい姿、やりたいことリストを作成できたら、ぜひ友人・知人となどの周りの人々と将来のことを語ってみましょう。
自分の考えをアウトプットすると、話しながら自分の考えがまとまり、より明確な「意思」になります。
また、他人の考えや想いを聞くことで、新しく気づけることもあります。
もし機会があれば、専門家に相談してみることもおすすめです。
特にキャリアに関しては、キャリアアドバイザーという国家資格もあります。こうしたキャリアの専門家に相談してみてることも、自分の今と未来を描くためのきっかけになりますね。
多くの経験と知識から参考になる情報を収集できると思います。同様に転職エージェント会社へ問い合わせて情報収集することもよい機会かもしれません。
2良い習慣を身につける
考えは言葉となり、言葉は行動となり、行動は習慣となり、習慣は人格となり、人格は運命となる。
Margaret Thatcher (マーガレット・サッチャー)
英国初の女性首相
この言葉にもあるように、日々の積み重ねが未来をつくるということ。
ちょっとしたことでもいいので、いつもの習慣を見直してみることもポイントのひとつ。
今回は、人生100年時代を想定し、未来の自分にとって大切な3分野に関して紹介します。
健康
イキイキと今を生きるためにも、イキイキとした未来をつくるためにも、健康維持は基本中の基本です。
生活習慣病という病気があるように、生活習慣は健康に深く関係しています。特に健康を左右するのが運動、食事、休息です。
よく取り上げられる良い健康習慣をリストアップしますので、ぜひチェックしてみてください!
□ 早起き
□ 8時間睡眠
□ 朝食を食べる
□ 食べ過ぎない(腹八分目)
□ 掃除をする(身の回り)
□ 5分以上の有酸素運動
□ 筋力トレーニング
□ 日記をつける
自分に必要だと思ったことを続けることで習慣にしてみましょう。
学び
日々変化が起きるこの時代に、10年先になりたい姿になっているには学び続けることが必要です。
教養的なことから専門的なことまで、学んでいきたいことは人それぞれだと思います。
ここでは、一般的に習慣化しやすい、小さな学びのリストを作成しましたのでチェックしてみてください。
□ 読書(特に歴史や古典がオススメ)
□ 世代間を超えたコミュニティーへの参加
□ 旅行
□ 資格の取得
□ 勉強会などへの参加
□ 専門学校、大学、大学院への入学
全てを習慣化にするには時間が必要だと思います。
まずは今後の自分に必要になるであろう学びの内容を決め、少しづつ取り組むことからはじめてみましょう。
”学び直し”でキャリアアップ!
投資や貯蓄
未来を考えたとき、お金事情もきになる分野。
10年後ももちろんですが、30年後、50年後の未来を考えると、お金についても良い習慣をつけておきたいですね。
長寿国家日本においては、今後80歳近くまで働く必要があると言われております。
そのため投資や貯蓄も、考えていく必要がありそうですね。
参考までに、投資に関しても一部リスト化しましたので、チェックしてみてください。
□ 株式投資
□ 社債、国債
□ 投資信託
□ 不動産投資
□ iDeCo
□ FX(外国為替証拠金取引)
投資となるとちょっとハードルが高く感じて、尻込みしてしまうかもしれません。
少額からはじめられて、比較的リスクも抑えられる投資もあるようですので、自分で学習して取り組めるものがあったら挑戦してみることも、未来設計につながりそうです。
▶︎貯金・投資、気になってた…!そんな方はこちらもチェック
働く女性必見!考えよう、将来のお金のこと。きになるiDeCo・つみたてNISAについて調べてみた
今注目を集めている、税メリットのある投資型資産形成制度のiDeCoとつみたてNISA。現在の日本の年金制度や、制度が生まれた背景など、iDeCoとつみたてNISAについてまとめました。働く女性必見!考えよう、将来のお金のこと。
3決めたことに全力を尽くす
過去の選択、行動が今の私となっているように、今の選択、行動が未来の私をつくります。
特に『やりきった』という行動の積み重ねが未来の自信につながります。
決めたことに対して、全力を尽くして行動をしましょう!
未来に対して、不安はあって当たり前!
変化が激しい社会の中で、10年後なんてわかならいし、不安だと思うこともあるかもしれません。
未来は未知の世界。不安にもなりますよね。
ですが、その不安はあって当たり前です。誰しも不安と背中合わせなのです。
その中でも、強く、しなやかに生きていくためにも、「今」の自分に自信を持って、選択をしていきたいですね。
なりたい理想の姿を明確化し、よい習慣を身につけて、今をポジティブに全力でアクションしていきましょう!