自分と同じくらいの年齢の女性はどのくらいの貯金があるのだろう、給料のどのくらいの割合を貯金しているのだろうと気になったことはありませんか?
また「貯金したいのに思うようにお金が貯まらない」という人も少なくないのではないでしょうか。
金融庁から発表された「老後2000万円問題」も話題となっていることから貯金に注目が集まっています。
そこで今回は、貯金ができる人の特徴や、貯金のコツについてご紹介します。
給与に対する貯金の割合は?独身20代のうちが一番貯め時!
一般的に、貯金がしやすいのは20代の独身の時代だと言われています。
給料をすべて自分自身で管理し、自由に使いみちを決めることができるからです。
さらにひとり暮らしではなく実家暮らしの場合、家賃や水道光熱費などの固定支出がなく、貯金できるお金も確保しやすいという大きなメリットがあります。
では、給料のどのくらいの割合を貯金するのがベストなのでしょうか。
ずばり!貯金は給料の10%
ひとり暮らし、実家暮らしに限らず、貯金にあてる給料の割合は最低10%だと言われています。
仕事をやめたり、病気や怪我などで急に働けなくなった時に必要だと言われるのは、給料約3ヶ月分の貯金。
毎月給料の10%を貯金すると、10ヶ月で約1ヶ月分の給料額、2年半で約3ヶ月分の給料額を貯金することができます。
さらにボーナスがある場合は、いくらかを貯金にあてるのも良いでしょう。
最も大切なことは、「貯金を継続すること」です。
貯金をすること自体がストレスとなり、「ストレス発散で散財してしまった…」なんてことになるのは本末転倒。
もし10%の貯金が難しければ、その半分の5%でも継続して貯金するようにしましょう。
日本人の3人に1人は貯金ゼロ。貯金ができる人の特徴って何?
金融庁から発表された「老後2000万円問題」。
この発表を聞いて、現在の自身の貯金状況に対して焦りを感じている人も少なくないのではないでしょうか。
実は今の日本人は、年齢に関係なく3人に1人が貯金ゼロだと言われています。
病気や怪我など、いざというときに回せるお金がないことは非常に不安が大きいものです。
そこで、貯金ができる人の特徴を3つまとめてみました。
1|メリハリをつけたお金の使い方ができる
貯金ができる人の特徴は、メリハリのあるお金の使い方ができる人です。
給与の中で、使うお金と貯めるお金をきちんとわけ、無理なくそれを継続することができます。
メリハリをつけたお金の使い方をするには、お金の使いどころを知っておく必要があります。
今この出費が自分にとって必要か、今後の自分にとって良い出費になるのかをきちんと判断する力をつけることが大切です。
貯金に対して、お金を使うことを我慢するというような気持ちがある人は、まずは「メリハリのあるお金の使い方」を意識してみることをおすすめします。
2|毎月の収入と支出を把握している
貯金がきちんとできる人は、自分の毎月の収支をしっかりと把握してお金を使っています。
給料明細もすみずみまでチェックしている人が多いです。
反対に貯金ができない人は、ざっくりと収支を考えるだけで、よく考えずに使いすぎてしまう傾向があります。
その結果、支出が収入を超えてしまうなんてことも…。
仕事に忙しい日々を過ごしていると、お金の管理にまで気が回らず、気づけば収支のバランスが崩れていることもめずらしくありません。
徹底すべきは「支出が収入を超えないこと」。
収入と支出を把握するには、携帯アプリなどを使って、毎月の収支を可視化してみることをおすすめします。
3|口座を目的ごとにわけている
貯金ができる人は、いくつかの口座にわけて貯金をしている場合が多いです。
生活費も貯金もすべて同じ口座にしていると、ついつい貯金の分も使ってしまい、思うように貯金ができない可能性が高いからです。
口座は2~3つ開設し、生活費用、貯金用、緊急用にわけて使うことがおすすめ。
生活費用口座は、ATM手数料が無料であったり、わざわざ足を運ばなくても自宅や職場の近くなどにATMがあったりといった金融機関を選ぶと便利です。
貯金用口座は、ある程度貯まったら、普通預金口座ではなく定期預金口座や積立預金口座へお金を移動するようにしましょう。
こうすることですぐには引き出せない口座となり、「貯金に少し余裕があるから、ちょっとくらいの出費でも大丈夫」という無駄づかいを防ぐことができます。
緊急用口座は、冠婚葬祭など急にお金が必要となったときに使えるように用意しておくといいでしょう。
急な出費を生活費の方から出せればいいですが、なかなか難しいもの。
しかし貯金用は定期預金口座に入れているとすぐに出せないという場合もありますよね。
使う分と貯める分をしっかりとわけて口座を管理することで、貯金しやすい環境をつくることができます。
コツコツ貯金するためのお金の管理は「生活習慣」にあった?!
せっかくコツコツ貯まった貯金があっても、浪費癖や衝動買いをしていると、当然すぐに無くなってしまいますよね。
普段から買い物をしすぎる癖があったり、ストレス発散が衝動買いという場合は、生活習慣を改善することで、貯金が継続できるようになるかもしれません。
コツコツ貯金を続けるための生活習慣についてまとめてみました。
満足できる睡眠をとることで抑えられる出費も
睡眠と貯金が関係しているの?と思った人もいるかもしれませんが、睡眠不足はさまざまな影響を及ぼします。
睡眠不足になるとエネルギーを効率的に使うことができないので、脳も活発に動かず、疲れやすくなり、誘惑にも負けてしまいやすくなります。
そのため、日常的に眠気覚ましのコーヒーやガムなどちょっとしたものをすぐ買ってしまう結果に。
少しの出費も積み重なれば大きな支出。
満足できる睡眠をとっていれば、もしかするとその出費はいらないものかもしれません。
睡眠をしっかりとることは思考もはっきりとするので、ストレス発散のために衝動買いをするといったことを抑えられる可能性も高まるのです。
必要のないものは買わない!浪費癖をなおそう
貯金が継続できない人は浪費癖がある場合が多いです。
ただ、浪費癖に自覚がない場合も。
まずは1ヶ月、支出だけでも良いので可視化するようにしてみましょう。
自分では気づくことのなかった浪費部分に気づくかもしれません。
また浪費癖や衝動買いをしてしまう人は、「セール」という言葉にも弱いものです。
もともと買うと決めていたもの以外はその場でいくら魅力的なものを見つけてもすぐに買わない努力や、1度の買い物で使う金額を決めるなどの自分ルールをつくることも大切です。
どうしても買い物をしてストレスを発散したいと思ってしまうときは、別のことにその情熱を注いでみましょう。
趣味を見つけたり、友達と過ごしたりと多少はお金がかかるかもしれませんが買い物をすることに情熱を注ぐよりも良い時間を過ごせるかもしれません。
生活の質を高めて上手に貯金を進めよう
給料の貯金割合、貯金ができる人の特徴、貯金のポイントについてご紹介してきました。
貯金はコツコツと無理せず継続できる金額をしていくのがポイントです。
私はもう20代ではないから、実家暮らしではないから、今からでは遅いのではないかと思った人もいるかもしれませんが、やるとやらないでは大きな違いです。
まずは、「50万円貯める」など具体的な数字で目標の貯金額を設定することからはじめましょう。
その後、「いつまでに達成するか」を考え、1ヶ月の貯金額を逆算してみます。
1ヶ月に貯金する金額を決められたら、次回の給料が入ったらしっかりと収支を把握し、お金の使いどころを考えるところからはじめてみましょう。
ちょっとずつ貯金額の目標を増やしていくのも長続きさせるコツ。
そのうち貯金が楽しくなってくるはずです。