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残業が少ない職種は何職?転職面接で労働条件をうまく確認する方法とは?

日々の仕事に携わる中でも、極力残業を減らし、公私ともにバランスのとれた働き方をすることが理想ですよね。

仕事にかかるはずの時間を短縮できれば、その分を学ぶ時間にあたてり、家族との時間を増やせたりなど、仕事においてもプライベートにおいても有効な時間をつくることにもつながります。

皆さんの今の仕事の残業状況はいかがですか?

今回は気になる残業時間が少ない職種と、もし転職を検討する時、面接で残業時間や休日出勤などの労働条件を確認をしたいときに上手く質問する方法をまとめてみます。

残業が少ない職種は何職?TOP20をご紹介!

dodaが15,000人の社会人を対象に実施したアンケートを参考に、結果を考察したいと思います。

残業時間が少ない職種とその傾向をまとめてみます。

【参考】doda|15,000人の残業時間ランキング

TOP5はアシスタント職

順位 職種名 時間
1位 経理事務・財務アシスタント 11.1時間
2位 秘書・受付 11.6時間
3位 医療事務 12.1時間
4位 一般事務・アシスタント 12.2時間
4位 通訳・翻訳 12.2時間
6位 薬事 12.6時間
7位 総務アシスタント 12.8時間
8位 貿易事務 13.8時間
8位 臨床開発関連 13.8時間
10位 営業事務・アシスタント 13.9時間

残業時間が最も少なかった職種は経理事務・財務アシスタントで、月間の残業時間は11.1時間、2番目に残業が少ないのは、秘書・受付の11.6時間、3番目は医療事務の12.1時間、4番目は一般事務・アシスタントと通訳・翻訳は12.2時間で同率という結果のようです。

ランキングに入った職種では、残業時間に大きな差はありませんが、傾向としては事務・アシスタント職種がランクインしていることがうかがえます。

また、薬事や臨床開発関連もランクインし、医療系専門職も比較的残業が少ないことがうかがえます。

ただし、アシスタント職においては常に残業が少ないということではなく、それぞれ繁忙期やお客様の都合によって帰宅時間が変動する可能性も大いにあります。

仕事のペースを自分でコントロールできることもあれば、できないこともあるため、業務が後ろ倒しにならないように仕事の優先順位を考えて、効率的に仕事を実行することで評価される職種ともいえそうです。

医療系専門職は残業時間が少ない傾向に

順位 職種 時間
11位 生命保険・損害保険(個人向け営業) 14.9時間
12位 英文事務 15.0時間
13位 マーケティング・広報アシスタント 15.8時間
14位 銀行(個人向け営業) 15.9時間
15位 分析/評価/品質管理/品質保証 16.0時間
16位 貿易業務(輸出入業務・通関) 16.2時間
16位 テクニカルサポート/ヘルプデスク 16.2時間
16位 内装設計/インテリア 16.2時間
19位 金融事務 16.3時間
20位 学術/メディカルサイエンスリエゾン 16.5時間

11位に生命保険・損害保険の個人向け営業職、14位に銀行の個人向け営業職、19位に金融事務がランクインするなど、金融業界の職種が多くランクイン

また、6位の薬事、8位の臨床開発関連に続いて、15位の分析/評価/品質管理/品質保証、20位の学術/メディカルサイエンスリエゾンがランクインする結果となったようです。

医療系専門職が多くランクインしている背景としては、テクノロジーの進化によって人が介在していた業務をITによって効率化を図っていることから、業務にメリハリがついたことで、個人がするべき業務が明確になり、残業時間の軽減につながっていることがうかがえます。

逆に残業時間が多い職種は?TOP20はこれ! 

 

さらに、dodaでは残業が多い職種に関しても調査をしています。

残業時間の多さは人手不足と関係

順位 職種 時間
1位 ゲーム(制作・開発) 45.3時間
2位 インターネット/広告/メディア(営業職) 42.4時間
3位 建築施工管理 41.5時間
4位 ビジネスコンサルタント 40.5時間
5位 設備施工管理 39.4時間
6位 調理/ホールスタッフ/フロアスタッフ 38.0時間
7位 人材サービス/アウトソーシング・コールセンター 37.0時間
8位 構造設計 36.8時間
9位 機械設計/金型設計/光学設計 36.4時間
10位 ファッション(アパレル/アクセサリー/テキスタイル) 36.3時間

残業時間が最も多かった職種はゲーム(制作・開発)で、月間の残業時間は45.3時間という結果です。

スマホゲームは流行り廃りが早く、サービスの短サイクル化が起こっています。

一度サービスをリリースしても、次のサービスに向けて動き出す必要があることから、こうした結果になっていることがうかがえます。

また、3位には建築施工管理職、5位には設備施工管理職、8位には構造設計がランクイン。

2020年の東京オリンピック、2025年の大阪万博と大規模なイベントが日本で開催されることが決定し、建設ラッシュも続くことが想定されます。

しかし、現場は人手不足の問題に直面しており、業界全体の残業時間が増加傾向にあることがうかがえます。

さらに、調理/ホールスタッフ/フロアスタッフや人材サービス/アウトソーシング・コールセンターといったサービス業においては、顧客の都合に合わせてサービスを提供することになるため、勤務時間が長引く職種であるといえるかもしれません。

IT業界は残業時間が多い傾向に

順位 職種 時間
11位 運輸/物流サービス 36.2時間
12位 コンサルティングファーム 34.7時間
13位 Webサービスエンジニア・プログラマ 33.9時間
14位 プリセールス 33.5時間
15位 ITコンサルタント(インフラ) 33.2時間
16位 データベース/セキュリティエンジニア 32.9時間
17位 生産技術 32.8時間
17位 システムエンジニア(汎用機系) 32.8時間
19位 製品企画 32.3時間
20位 建設・プラント・不動産 32.1時間

11位以降はIT業界を中心にランクインする結果になったようです。ITの進化により、さまざまな分野においてニーズの高まりが早まり、残業時間も増加傾向です。

また、運輸/物流サービスや建設・プラント・不動産では人手不足が深刻化しているため、個々人への負担が多くなる傾向があります。

 

ここまで、残業が少ない職種と残業が多い職種をみてきました。残業が少ない職種といっても繁忙期やお客様対応によって自分自身でコントロールが難しい職種もあり、必ずしも毎日定時で帰社できるとは限りません。

一方、残業が多い職種は人手不足によってひとりあたりの負担が増加している傾向にあります。

しかし、今の世の中を支えるなくてはならない職種であるため、単純に「残業時間」だけで希望する職種を検討せず、残業が発生する背景も理解した上で選択する必要がありそうですね。

労働条件を面接で上手に確認する質問方法

実際に、転職活動をしていると残業時間をはじめとした、労働条件が気になる方は多いのではないでしょうか。

正直、残業時間が聞きたいけど、聞いても面接の合否に支障はない?
どんな質問の仕方をするのが適切?

このような不安を抱えたままでは、入社をする決断もできれなければ、本当の情報を確認することができずに入社後に失敗することもあります。

▼残業時間を確認する質問

では、面接で残業時間を確認するとしたら、どんな質問をしたらいいのでしょうか。

01|繁忙期を確認する

仕事の繁忙期はいつですか?
月にどれくらいだと考えておけばよいのか事前にイメージしておきたいと考えています。

採用が決定するまでに労働条件について細かく質問したいところですが、ストレートに質問すると人事の心証を悪くする恐れがあります。

そんなときは、ストレートに質問せずに繁忙期を聞くことで、残業時間を推測するようにしましょう。

02|仕事のスケジュールを確認する

入社してからの働き方をイメージしておきたいのですが、1週間・1か月・1年間の仕事のスケジュールを教えていただけますか?

具体的な業務内容について確認することで、入社した後1週間、 1カ月、1年間の業務の流れを具体的に聞くことで、仕事の忙しさを確認することがでいます。

また、この質問から自分がこの会社に転職したらどんな仕事をするのかもイメージすることができるため、残業時間以外にも参考になるのではないでしょうか。

▼休日出勤があるかを確認する質問

残業につづいて、休日出勤があるかも気になるところ。休日出勤があるかを確認する質問方法をご紹介します。

01|前職を事例に確認する

前職では休日出勤が月〇回でしたが、休日出勤は、職種ごとに変わるのですか?

前職を事例に出すと、今までの様子を面接官に伝えることができる上に、企業の情報も確認することができます。

今回は「職種ごとに」としましたが、場合によっては「部署ごとに」と変更してもいいかもしれません。

02|覚悟していることを意識して確認する

出社時間、退社時間、休日の取得に関しては、どのような覚悟をしておけばよいでしょうか?

面接官に良い印象を与える聞き方です。意欲的な姿勢であることを伝えつつ、企業の情報も確認することができます。

今回は、「どのような覚悟」としましたが、「早く成果を出したいと思っている」と変更してもいいのではないでしょうか。

こうした質問は聞きづらいことですが、確認をしなければ自分自身にとって納得のいく決断をすることができません。

▼転勤を確認する質問

転勤の頻度や勤務地においても気になる方は多いのではないでしょうか。転勤や勤務地を確認する質問方法をご紹介します。

01|ジョブローテーションとセットで確認する

ジョブローテーションなどで異動することがあると思いますが、既存の社員の方の事例や勤務地の変更など教えていただけますか?

ジョブローテーションなどの異動は多くの企業で実施されるため、それをもとに勤務地も確認することができます。

異動の頻度と勤務地の頻度もわかるため、入社後の働くイメージが沸きやすくもなります。

02|前向きさをアピールしながら確認する

スキルアップのために転勤もありだと考えていますが、実際に社員の方の転勤の頻度はどの程度ですか?

スキルアップに前向きであることをアピールしながら、転勤の頻度を確認する方法です。近年は、転勤に対する気持ちを正直に話してもある程度承認される傾向になっていますが、心配な場合は事例を活用して確認しましょう。

仕事に前向きであること、そして覚悟をもっていることを前提に、うまく質問する方法を取り入れてみてください。

最後に

いかがでしたでしょうか。

残業時間が少ない職種・多い職種のご紹介と、面接で聞きづらい労働条件を確認する質問方法をご紹介しました。

残業時間が少ないことが自身の働く喜びにつながるとは限りませんし、残業が多いことがデメリットになるとも限りません。

自身にとって、どの程度の残業時間であれば意欲的に働くことができるのか、基準を設けてから判断することが大切です。