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世帯年収の最新データを調査!世帯年収別の暮らし・収支の比較【2018年7月版】

結婚】【出産】【育児】【教育】【老後】など、人生におけるさまざまライフステージで必要となるお金。

共働き世帯の増加にともない、「世帯年収」を気にされる方は多いのではないでしょうか。

2018年7月20日に、最新の世帯年収の調査結果が厚生労働省より発表されました。

今回は、最新の世帯年収の情報と世帯年収別の暮らしについて調べてみます。ぜひライフキャリアの参考にしてみてくださいね!

最新の世帯年収を調査!子育て世代の生活は「苦しく」貯金は「減っている」?!

まずは、最新の世帯年収についてデータをまとめてみます。

世帯年収の平均は545.4万円

厚生労働省が2018年7月に最新の世帯年収の調査を発表しています。調査結果によると、世帯年収の平均は545.4万円となりました。

ちなみに、中央値は427万円となり、平均世帯年収以下の割合は61.5%です。

【参照元|厚生労働省「平成28年国民生活基礎調査概要」

世帯主の年齢階級別でみると、29歳以下が343.5万円、30歳~39歳が562.1万円、40歳~49歳が670.7万円、50歳~59際が743.1万円と上昇しますが、60歳以降は下降傾向にあるようです。

50歳~59歳の世帯年収が最も高く、最も低いのは29歳以下となりました。定年以降は、退職したり、勤務継続しても雇用形態などが変更しやすいため年収が下がることがうかがえます。

また、一人あたりの年収においては、50歳~59歳の263.8万円が最も高く、最も低いのが30歳~39歳の177万円となりました。これは、女性が結婚・出産・育児によって就業日数が減少するM字カーブの影響が出ていることがうかがえます。

子育て世帯はの生活意識は「苦しい」

子育て世帯の世帯年収の平均は707.6万円と高い金額となりましたが、前年より減少傾向にあります。

また、世帯構成別の生活意識に関しては、全体の6割弱が「苦しい」という回答をしています。

特に【子育て世帯(児童のいる世帯)】【シングルマザー(母子世帯)】が平均を上回る結果でした。

ただし、いずれも前回調査した2013年からは減っています。唯一シングルマザー世帯で「大変苦しい」と感じている方が増えているので、このポイントに関しては、政府側にしても早急な対応が必要かもしれません。

【参照元|厚生労働省「平成28年国民生活基礎調査概要」

貯蓄は、約4割の世帯が「減った」と回答

また、世帯主の年齢別に貯蓄の増減状況を調査した結果もあります。

前年と比較して「貯蓄が減った」と答える世帯が4割にのぼりました。また世帯主が65歳以上になると、その約半数が貯蓄が減少したと回答しています。

貯蓄が減った理由をみると、どの年齢階級においても「日常生活費への支出」が6割を超え、30歳~59歳にかけては「入学金、結婚費用、旅行等の一時的な支出」が3割強となりました。

子育て世帯の世帯年収平均が707.6万円と高く、生活に余裕があるように感じるところですが、「生活が苦しい」と回答した割合が6割を超えていることからも、さまざまな費用がかさみ家計負担が大きいことがうかがえます。

【参照元|厚生労働省「平成28年国民生活基礎調査概要」

共働き世帯の世帯年収別収支を比較!

つづいて、共働き世帯の世帯年収についてみてみましょう。

統計局が実施した家計調査報告によると、共働き世帯の世帯年収は694万円手取りの収入は555万円でした。

共働き世帯年収別の【生活費】【居住費】【貯金額】について、全国平均値から算出しています。全国平均のため住居費は関東圏の方によって安いと感じられるかもしれませんが、生活費・貯金額は参考になる結果が出ています。

(注意)共働き世帯年収の月額の手取り金額の計算は、夫と妻とで単純に半分として計算しています。例えば、600万円の場合は夫と妻でそれぞれ300万円とし、月額が約40万円としています。支出額は統計局の数字データより概算で掲載しています。

世帯年収500万円の場合

夫婦それぞれ250万円の実収入の場合、それぞれ非消費支出(税金や社会保険料など)として20%ずつ差し引くと、手取り年収は約400万円になります。

月額では約33万円ですね。1か月の支出の内訳の平均は下記になります。

支出内訳項目 金額
生活費 約23.7万円
住居費 約5.7万円
合計 約29.4万円

【参照元|e-state

支出の合計は約29.4万円ですので、月額の収入から差し引くと、約3.6万円の貯金ができる計算になりますね。

統計局の集計データによれば、世帯年収500万円の家庭の貯金額は、8.6万円ですので、やりくり次第でしっかり貯金をしている家庭も多いようです。

世帯年収600万円の場合

夫婦それぞれ300万円の収入とすると、手取り年収は約480万円になります。月額では約40万円です。

支出内訳項目 金額
生活費 約29.0万円
住居費 約6.0万円
合計 約35.0万円

【参照元|e-state

世帯年収600万円の家庭の支出の合計金額は約35万円。月額の収入は約40万ですので、約5万円が貯金にまわせる金額ですね。

統計データですと、約9.3万円の貯蓄額が平均のようです。

世帯年収700万円の場合

夫婦それぞれが350万円の実収入の場合、手取り年収は約560万円になります。月額では約47万円です。

子育て世帯の世帯年収平均は707.6万円でしたので、該当する方は多いのではないでしょうか。また、世帯年収が600万の家庭とくらべ、貯金額は低く、住居費が増える傾向があります。

支出内訳項目 金額
生活費 約34.0万円
住居費 約7.0万円
合計 約41.0万円

【参照元|e-state

支出の合計は41万円。月額収入から差し引いた貯蓄可能額は約6万円です。

統計データからの平均貯蓄額も約6万円ですので、目安としてもいいかもしれませんね。

世帯年収800万円の場合

夫婦それぞれ400万円の実収入の場合、手取り年収は約640万円になります。月額では約53万円です。

世帯年収700万円の過程とくらべ、生活費が高まる傾向にありますね。

支出内訳項目 金額
生活費 約41.0万円
住居費 約6.5万円
合計 約47.5万円

【参照元|e-state

世帯年収800万円の家庭における支出合計は、約47.5万円です。月額の収入が53万円ですので、貯金に回せる金額の平均値は5.5万円となります。

貯金額の統計平均は9.7万円ですので、やりくり次第で貯金ができる余裕がありそうです。

世帯年収900万円の場合

夫婦それぞれ450万円の実収入の場合、手取り年収は約716万円になります。月額では約60万円です。

支出内訳項目 金額
生活費 約40.2万円
住居費 約7.4万円
合計 約47.6万円

【参照元|e-state

世帯年収が900万円の家庭では、支出の合計は約47.6万円が平均でした。月額の収入と差し引くと約12.4万円が貯金ができる金額です。

統計データでは、約10.1万円が平均の貯金額となっています。

世帯年収1000万の場合

夫婦それぞれ500万円の実収入の場合、手取り年収は約800万円になります。月額では約67万円です。

支出内訳項目 金額
生活費 約47.0万円
住居費 約8.0万円
合計 約55.0万円

【参照元|e-state

世帯年収1000万になると、支出の合計が約55万円と大きく跳ね上がります。月額の収入から差し引くと、貯金できる金額は12万円ですね。

統計データの平均貯金額は、約15.8万円。生活費を見直すことで、貯金額が増えそうです。

 

世帯年収別の【生活費】【住居費】【貯金額】をまとめてみましたが、全国平均値として参考になるデータです。

世帯年収と貯金額は必ずしも比例せず、所得に応じて計画的に収支コントロールをすることが大切ですね。

安心できる生活のために、貯金計画は長期目線で

平均的な世帯年収と共働き世帯年収についてみてきました。世帯年収が高くても低くても収支をしっかりとコントロールすることが、豊かな生活につながりそうです。

また、「将来の安心」が今の生活の安定感にもなりますので、世帯年収額に関わらず、毎月一定額の貯金をすることが大切かもしれません。

貯金するべき金額は一般的に20%

一般的には、年収の20%を貯金に回すことが理想的だといわれています。

【参照元|転職Hacks

貯蓄にまわす金額は、ライフステージに合わせて増減させると無理なく貯蓄することができます。

たとえば、子育て世帯の場合の教育費は変動が大きい支出です。

こどもが小さいころは教育費に費用がかかることは少ないですが、小学校以降は塾や習い事や学費など、徐々に負担する金額が大きくなっていきます。

したがって、こどもが小さい頃に事前に収入の20%~25%を貯金にまわし、こどもが成長したころには収入の10%~20%を貯金にまわすなど、無理のないように貯金をする長い目の計画が必要です。

全世帯の3割が貯金ゼロ

一方、2人以上の世帯で貯金がゼロという世帯も3割あると言われています。貯蓄の必要性がわかっていても、難しいという世帯もあるようです。

そう考えると、夫が働き妻が専業主婦の片働き世帯では収入源がひとつしかないため、貯蓄にまわす方法が限られてしまいます。

夫婦ともに働く共働き世帯の方が収入源が増えるため、貯蓄にまわす方法も金額も増やすことができますね。

女性の社会進出が後押しされ、働く選択が増える今、少しでも不安を感じる方は共働きを検討してみてはいかがでしょうか。

最後に

最新の世帯年収についてご紹介しました。女性の社会進出が進むにつれて、共働き世帯が増加し、「うちは年収が高いの?低いの?」と世帯年収を気にされている方は多いと思います。

世帯によってお金の使い道も貯蓄もそれぞれ異なりますが、世帯年収別の暮らしを知ることは、自身の世帯と似通ったスタイルになっている傾向にあるため、参考になるのではないでしょうか。

今回の結果をもとに、夫婦でお金の使い道や貯金、そして働き方について話し合ってみてはいかがでしょうか。

みなさんの暮らしと働き方の参考になればうれしいです。今後も新しい調査結果が出た際には情報を発信していきます。