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今の時代、専業主婦はアリ?ナシ?「専業主婦という選択」について徹底調査!

女性活躍推進が進み、働く女性が仕事と家庭を両立しながらイキイキと活躍することができるようになりつつあります。

また、長く働くことが前提となった日本社会において、女性がキャリア形成をし続けるための手段として副業・複業が浸透している、という話も先日ご紹介してきました。
副業・複業とは?今注目の副業・複業で積極的なキャリア形成を!

このように女性が社会進出しやすくなり、意欲的にキャリア形成しはじめる女性も増える中で、専業主婦というキャリアを選択していく女性がいるのも事実です。

「羨ましい」「働き続けるのがいい」「もしパートナーが失業したら大変」などさまざまな意見を耳にします。

専業主婦というキャリア形成を希望するとき、どんなメリット・デメリットがあるのか、将来についても調べてみました。

女性の4割は「専業主婦になりたい」、専業主婦の8割が「老後が心配」と悩んでいる!?

ソニー生命保険株式会社が「女性の活躍に関する意識調査」を実施し、働く女性と専業主婦に対し、現在の生活や仕事についての本音を調査しています。

調査の中で、働く女性と専業主婦に対して、「専業主婦願望」について聞いたところ、「本当は専業主婦になりたい」という回答が39.2%となり、女性の4割が実は専業主婦になりたいと思っていることがわかりました。

次に、専業主婦に対して、「現在の生活に満足しているか」という質問したところ、「現在の仕事に満足している」が54.1%となり、5割半が満足している結果に。

しかし、「老後の生活が心配か」という質問したところ、約8割の方が「老後の生活が心配である」と答えています。

さらに、専業主婦の方の就業願望に関する調査では、「本当は外に働きにいきたい」が38.1%「子育て後の再就職は厳しい」が77.6%となりました。

4割近くが働きたいと考えているものの、8割は子育て後の再就職の厳しさを感じていることがわかりました。

【参考】ソニー生命保険株式会社が「女性の活躍に関する意識調査」

 

この結果から、「専業主婦」というキャリアを選択したいと考える女性は約4割と半数に近いことがわかります。

現在専業主婦の方は5割がその生活に満足しているものの、8割が老後を不安視し、4割が本当は働きたいと考えている、という実態がありました。

専業主婦というキャリアを選択する理由は?

約4割の女性が、本音では専業主婦を希望しています。

では実際に今、専業主婦の方々は、どのような理由から専業主婦というキャリアを選択したのでしょうか。

  1. こどもの成長をみていたい
    結婚してこどもが生まれたら一緒にいる時間を長くとりたい。できる限り長い時間自分の近くで面倒を見ていたい、こどもの成長を見守りたい、といった意見が多いようです。こどもが生まれたら家事と育児の両立だけでも大変なのに、そこに仕事が加わることがイメージできないといった意見も。
  2. しっかり家事をしたい
    旦那様が仕事に出ていて家のことができない分、料理・洗濯・掃除など自分がやらなければいけないという使命感を持っていたり、家事と育児の手抜きをしたくないといった完璧主義な女性に、こういった理由が多いようです。
  3. 働きたくない
    こどもの有無やパートナーの同意の有無なしに、「働かない」という選択をする方もいるようです。社会で働く場合、責任を持って働くことが前提です。その場合、仕事上のプレッシャー、社内社外の人間関係、出社・帰社・残業といった時間的な拘束など、働く上で諸問題は発生するものです。働くことで発生する諸問題に自分の人生を左右されたくないといった女性は、働きたくないという意見をもっているようです。

専業主婦になりたい女性に対する男性の意見

一方で、気になるのは男性の意見。

男性は専業主婦になりたい女性に対して、どのような考えをもっているのでしょうか。

  1. 働いてほしい
    結婚しても働いてほしい、と考える男性は年々増かしているようです。男性が一生懸命働いても簡単に給与は上がらないため、奥さんと共働きで家計をやりくりしたい、という意見です。言い換えれば、男性1人で家計をやりくりすることに対するプレッシャーともいえるかもしれませんが、1人の給与より共働き2人分の方が家計が潤うのは事実です。
  2. お互いに分業
    家事などが得意な人は専業主婦をしたらいいし、社会で活躍したい人は働けばいいなど、お互いに得意なことをして苦手分野を補っていけばいいという意見の男性もいます。お互いに助け合い、また深入りしすぎない関係を望む男性も増えているようです。
  3. 家事をしてほしい
    専業主婦になることを後押しする男性もいます。こういった男性は、家計が成り立つように外で稼いでくることが役割であると思っています。女性には家で家事をしながら好きなように過ごしてほしいという寛容的な意見です。

女性が専業主婦になることに対して、賛成派も反対派も両方の意見がありますが、実際は、専業主婦でいることよりも、共働きや好きなことで社会進出をしてほしいという男性の意見が多い傾向にあるようです。

専業主婦になるためには夫の年収はいくら必要!?

専業主婦になるということは、夫の収入が家計を支えることになります。では、夫の収入がどの程度あれば専業主婦になっても余裕のある生活ができるのでしょうか。

専業主婦希望の場合、夫の年収は最低でも700万円

前提として知っておくべきことは、男性の平均年収。

DODAの調査結果によると、30歳男性の平均年収は約455万でと言われており、月収にすると約38万円です。

こどもの人数や年齢、生活エリアによって左右されるかとは思いますが、最低でも700万円ほどの年収が最低ラインだという意見が多いようです。

『年収600くらいかな。
年少と年長で、幼稚園6万くらい。
習い事は年長に5千円。
家ローン5.5万。
専業主婦です!
旦那は転勤あり。長男が小学生時代まではついていくつもりです』

『地方住みです。私も子どもの出産・子育てに専念するために専業になったよ。
そのときの年収は550万ぐらいでマイホームも考えてた。
社宅にもいたしその間に贅沢はせずお金を貯めてました。

現在5年経ったけど年収は690万で昨年マイホームをたて2人目も産まれました。
贅沢をしなければやっていけるかと』

『年収700万だけど、子どもが3人だから共働きだ。子ども1人で全部公立とかなら専業でも良さそうだけどね』

『うちは700万円以上あるけど共働き。専業になりたいけど、そんなゆとりないなぁ。800万円以上あれば、専業でも余裕でるのかな?』

【参考】ママスタセレクト

専業主婦というキャリアのメリット・デメリット

正社員として働くことは楽しいことばかりではなく、ストレスもあります。結婚や出産を機に仕事を辞めたい、という気持ちが芽生えることは自然なことかもしれません。

たとえば、正社員の立場から専業主婦にキャリアチェンジする場合、そのメリット・デメリットをみていきたいと思います。

専業主婦(こどもなし)

メリット デメリット
仕事のストレスがなくなる お金のストレス(自由に使えない)
時間に余裕がもてる(自分のために時間が使える) 再就職が困難
社会保険料の負担が減る 夫が病気になったり先立たれたら大変
  将来の年金受給額が減る

正社員として働かなくなった分、仕事のストレスは減少され、自分のために時間を使う余裕ももてるようになります。

一方で収入源がなくなった分、仕事のストレスから解放されるもののお金がないというストレスに悩まされる可能性も。

また、正社員の立場を数年離れると、正社員としての再就職が困難になると言われています。ソニー生命の調査でもあった通り、専業主婦に対する再就職に関する質問で「再就職は厳しい」とする回答は77.6%です。

正社員のチャンスが見つからないために非正規社員を始めてしまうと、正社員としての就職を目指す余裕がなくなり、非正規社員で働き続けるという厳しい現実も無視できません。

専業主婦(こどもあり)

メリット デメリット
仕事のストレスがなくなる お金のストレス(支出が増え、自由に使えない)
子育てに専念できる 再就職が困難
社会保険の負担が減る 出産・育児に関わる国の給付金が減る
  夫が病気になったり先立たれたら大変
  将来の年金受給額が減る

こどもがいない場合と同様に、仕事のストレスは減少されます。また、仕事に使っていた時間がこどものために時間を使うことができるため、こどもの一瞬一瞬の成長を見届けたり、病気になったときにすぐに看病ができます。

一方で、収入源がなくなった分、仕事のストレスから解放されてるもののお金がないというストレスに悩まされることになります。こどもがいる場合は出産・育児だけでなく、こどもの成長に合わせてかかるお金も増加する一方。お金の悩みは尽きません。

また、正社員の立場を数年離れ、こどもが大きくなったら再度就職と考えていても、現実としては困難な可能性があることは前述の通りです。

▽精神的・時間的メリット
仕事のストレス軽減、時間的余裕、こどもと一緒に過ごせる
経済的・金銭的デメリット:自由に使えるお金が減る
社会復帰が困難:キャリアブランクによる再就職が困難

専業主婦もありだけど、やっぱり正社員で仕事を続けるという選択

経済的・金銭的デメリット、再就職の困難さを知ったとしても、こどもが生まれたことを機に退職する女性は6割いるのが現実です。

また、世間で活躍するワーキングマザーは、素晴らしいキャリアを積み重ねながら家事や育児に励んでいる方が取り上げられており、「私に同じことはできない」「現実的ではない」とネガティブに感じる女性は少なくありません。

「キャリアか家庭か」の選択をしようとしたり、どちらも完璧を目指そうとしたりするのは簡単なことではありません。

この選択の解決策としては、「正社員として働く」ということです。

現在、正社員として働き、将来は結婚・出産といったライフイベントを考えている女性の場合、「キャリアか家庭か」のどちらかを選択しようとしないことです。

出世のことを深く気にせず、仕事に真面目に取り組みながら安定した収入を自分で確保する。そして、夫の協力を得ながら育児をする。こうした「正社員として働く」という選択がいいのではないでしょうか。

最後に

いかがでしたでしょうか。

専業主婦というキャリアを選択する背景、メリット・デメリット、これからの選択の仕方をご紹介しました。

確かに社会で働くことは楽しいこと、楽なことばかりではありません。
むしろ、大変なことや苦労の方が多いかもしれません。

しかし、そうしたストレスの回避策として専業主婦を選択しがちな思考になったときこそ、専業主婦というキャリアのメリット・デメリットを把握し、また夫となるパートナーとどういった家庭を築いていきたい、老後の過ごし方をしたいのか話し合って決めていくことがいいのではないでしょうか。