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女性が仕事でやりがいを見つけるには、3つの壁を乗り越える!

エン・ジャパンが実施した「仕事の満足度」に関するアンケート調査によると、「満足している」と回答した方は31%、「満足していない」と回答した方は69%と、今の仕事に満足していない方が約70%近くいる、という結果があります。

これは、「今の不満やモヤモヤを解消したい」「満足できる仕事がしたい」と考える方が多い、とも言い換えることができます。

転職することが当たり前の選択肢になり、自分らしいキャリア・働き方を描きやすい世の中ですが、今の仕事を続けていく場合、どうしたら仕事にやりがいを持ち、満足度高く働くことができるのでしょうか。

今回は、女性が仕事で抱える問題と、やりがいに見つけるための解決方法についてご紹介します。

女性が仕事のやりがいを見つけるために越えたい壁【1】「将来のキャリアプラン」

女性が仕事でやりがいを見つけるために大切なのが「将来のキャリアプランの明確化」です。

女性の場合、ライフイベントを機に生活が大きく変化することも少なくありません。そのときに、仕事を継続する選択をしても「将来のキャリア」を描けるくらいの自信や強みがなければ、やりがいを感じにくくなってしまうかもしれません。

女性が仕事にやりがいを感じるために乗り越えたい「将来のキャリアプラン」問題を解決するにはどうすればいいのでしょうか。

問題と原因はなんだろう?

「将来のキャリアプランがみえない」問題

「将来のキャリアプランがみえない」という声をよく耳にします。

もしかしたら、職場を見渡しても、自分の目指したいと思えるようなキャリアを描いている女性がいないことが原因かもしれません。

または、「まだまだ自分は満足するほど成果を出せていない」と自分に自信がもてずにいることや、「自分にはどんな仕事が合うのかわからない」と自分の強みが何か、どの仕事で活かしたらいいのかわからない、ということもあるかもしれません。

どう壁を乗り越える?

壁を乗り越える方法・1

「自分にタグづけ」で解決!

将来のキャリアプランを描くには、今の仕事で自分の強みを確認することからはじめてみましょう。

強みを見つけるための手法として紹介したいのが、「自分にタグづけする」という方法です。これは以前、株式会社プロノバの岡島悦子さんの講演会に参加したときに、非常に参考になった考え方です。

今自分の携わっている仕事に「タグづけ」をしてみると、その仕事がどういう価値があるものなのかがわかります。

たとえば、新規顧客開拓をメインとする採用広告の営業に従事している場合、営業という側面でも「新規開拓営業」「法人営業」「広告営業」の3つのタグが考えられるでしょう。

ターゲットが大手企業であれば「大手企業開拓営業」もタグになりますね。もし業界に特化していれば「〇〇業界採用」もタグになります。

このように、今の仕事を細分化して「タグ化」していくと、自分にできること・知見があるものがわかります。

つまり「タグ」とは「強み」のことなのです。

このように「タグ」を書き出してみると、自分の意外な強みに気づけます。

タグ」どうしの掛け算がみなさんの市場価値です。「規模」「業界」だけでなく、「解決課題の種類」「志向」「スタイル」なども「タグ」になるといわれています。

壁を乗り越える方法・2

「メンバーから何度も質問される内容」を思い返してみる

もうひとつご紹介したい強みを見つける手法が「〇〇について教えていただけますか?」と質問される内容から自分の強みをみつける方法です。

職場のメンバーから何度も質問される内容はありませんか?

自分にとって当たり前にできることも、メンバーにとっては苦手だったり、取り組むには不安に感じることであったりもするのです

自分では特段意識する強みでなかったとしても、「メンバーから何度も質問される内容」を思い返してみると、意外とそこに強みがあったりするものなのです。

改めて、日頃の仕事を思い返してみてください。何度か質問される内容から、自分の気づかなかった強みを発見できるかもしれません。

女性が仕事のやりがいを見つけるために越えたい壁【2】「辞めたい感情」

「もう辞めたい…」という気持ちは、一度そう感じると、何かあるたびに頻度高く顔をだします。

そして「辞めたい」と思う気持ちがある限り、仕事に対する想いは、やりがいとは正反対の方向へ向かってしまいがちです。

女性が仕事にやりがいを感じるために超えたい「辞めたい感情」の壁は、どう超えていけばいいのでしょうか。

問題と原因はなんだろう?

「もう辞めたい」問題

自分にとって満足できる成果を残し、更なるキャリアアップを目指して退職を決意することもあれば、成果を残しても希望する部署への異動が叶わないことが原因で、退職を決意することもあります。

「辞めたい」と思う原因は人それぞれですが、必ずしもプラスとはいえない場合も多いですよね。

「今の仕事を辞めたい」と感じたとき、その感情がプラスではない場合は、勢いに任せずに一度立ち止まって考えてみましょう。

どう壁を乗り越える?

「自分にとっての会社のSWOT分析」をしてみる

株式会社ブラマンテの田島さんが考案された「自分にとっての会社のSWOT分析」を実施して、「今の仕事を辞めたい」という気持ちと状況を整理してみましょう。

SWOT分析とは、企業や組織の「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」の4つの軸から評価するフレームワークのことで、企業の成長戦略を考える際に使用されます。

「強み」「弱み」の軸は企業の内部要因から考え、「機会」「脅威」は外部要因から考えます。

「自分にとっての会社のSWOT分析」は、これと同じフレームを用いて、自分にとっての会社の強み・弱み・機会・脅威を考えることです。

  1. 「強み」:「会社の強みは?良いところは?」
    会社が働き方に柔軟な考え方をもっていることが強みだと感じれば、それはライフスタイルに合わせた働き方を選択できるため、出産・育児のときにもメリットがある、と考えられます。
  2. 「弱み」:「会社の弱みは?あまり良くないところは?」
    営業職が大半を占めることが弱みであると考えれば、キャリアステップの選択肢が少なく経験の幅が広がらないことが懸念されますね。
  3. 「機会」:「今の会社にいたら今後どんないいことがある?」
    女性の役員誕生によって、今後の自分の評価や出世においても期待がもてそう、と考えられます。
  4. 「脅威」:「今の会社にいたら今後どんな良くないことが起こりそう?」
    昔から事業内容が変わらず、市場競争に負ける恐れが考えられるなら、業績不振になる可能性があるかもしれないことが脅威になります。

このように「仕事辞めたい…!」と思ったときには、その時の突発的な感情のままに決断するのではなく、冷静に自分にとってその会社の良いところと悪いところ、将来の機会や脅威を整理してみましょう。

転職する・しないに関わらず、前向きな気持ちで次のステップに進むことができそうです。

女性が仕事のやりがいを見つけるために越えたい壁【3】「女性活躍への期待と現実の乖離」

3つ目の壁は、社会が目指す「女性活躍」と現実環境とのギャップです。

「女性の活躍」を目指す社会・企業から期待され、「仕事も頑張りたい」「キャリアも積極的に向上させていきたい」と思う反面、実際に育児との両立オペレーションを回してみると、うまくいかない現実もあるようです。

女性が仕事にやりがいを感じ続けるために「期待と現実の乖離」の壁は、どう超えていけばいいのでしょうか。

問題と原因はなんだろう?

「女性活躍といわれるほどモヤモヤする」問題

日本社会が進める女性活躍推進によって、女性の管理職が増加したり、復職して時短で働ける制度が整ってきたりと、女性が仕事を継続する選択肢がスタンダードになってきました。

しかし、待機児童の問題や子育て支援制度の不足など、解決すべき課題も山積みです。

そのため、「もっと仕事を頑張っていこう!」と思っても、その意気込みが飛散してしまうくらい、なかなかうまくいかない現実に、もやもやした気持ちが生まれてしまうのではないかと思います。結果仕事と家庭・育児の両立に不安を感じる女性は多いのです。

こうした「女性活躍」に対するモヤモヤとした不安を解消する方法をご紹介します。

どう壁を乗り越える?

「整理と交渉」を意識してみる

このモヤモヤとした気持ちに対してポジティブな解決策を出すためには、女性自身が「自分はどうしたいのか?」という問いに向き合うことが第一歩です。

現実のモヤモヤは一度頭の片隅に置いておき、「どんな仕事をしてキャリアを積みたいのか」「こどもは何歳になったら、どんなことが起こるのか」「両立するために、何をアウトソーシングするのか」を整理してみましょう。

「子育てをしながら自分はどういうキャリアを積みたいのか」を誰のためでもなく自分の幸せのために考えてみてください。

そして、前向きな気持ちと、自分の理想を実現するために協力してほしい具体的なポイントをパートナーや上司に打ち明けてみることが重要です。

ひとりだけで頑張るのではなく、協力体制を自分でつくる行動をしてみましょう。

「自分らしく働いてる?」やりがいを見つける現状診断!

株式会社ブラマンテの田島弓子さんが考案された「自分らしく働けているかどうか」を診断するチェックリストをご紹介します!

下記のチェックリストを使って現状の診断をしてみましょう。

「自分らしく働いてる?」診断チェックリスト

毎日の仕事

  1. 仕事をしているとあっという間に時間が過ぎていることが多い(B)
  2. やったことがない仕事に出会うとわくわくする(B)
  3. 仕事は楽しいばかりではなく辛いことも多いと感じている(A)
  4. 職場の人、皆からの自分の評価を気にしていることがある(A)

仕事内容

  1. もっと自分にあう仕事があると感じている(A)
  2. 自分の強みを仕事に活かせていると思っている(B)
  3. 今の仕事は大事だけど、将来のキャリアのほうが気になる(A)
  4. 自分の仕事は何かの役に立つこと、意味のあることだと感じている(B)

やりがい

  1. 仕事をしても報われないと感じることが多い(A)
  2. 人から褒められることが仕事の一番のモチベ―ションになる(A)
  3. 成功したことは人の力、失敗したことは自分のせいだと感じる(A)
  4. 仕事での成功や失敗を引きずらない(B)

「自分らしく働いてる?」診断結果

(A)が多かった人は、どんなタイプ?

目の前にある仕事よりも将来設計やこれからのキャリアのこと、人間関係や周りからどう見られているかに対する意識が強い人は、「私らしく働けていない」状態。

自分が何に対して納得がいっていないのかを、いま一度見つめ直してみることが大切です。

(B)が多かった人は、どんなタイプ?

仕事の面白さを知りながらも、「仕事は辛いこともあって当然」と割り切れている人は、「私らしく働けている」可能性あり。

ただし、何事にも柔軟に対応できる姿勢は大事にしつつも、ある程度の希望や人生展望は持っておいたほうがいいかもしれません。

「A」と「B」が同数だった人は、どんなタイプ?

それなりにいまの仕事内容には満足しているけれど、将来に対する漠然とした不安を抱えていたり、報われないと感じていたりする人は、「どちらでもない」タイプ。

仕事に対する考え方や働くということについて多角的な視点を持って捉えてみましょう。

 

みなさんはどのタイプだったでしょうか。

キャリアを考えるひとつの参考として、「当てはまる!」「今、まさにそんな心境だなぁ」など、自分の状態に対してまずは気づき得ることが大切です。

最後に

いかがでしたでしょうか。

働くことは、もちろん楽しいことばかりではありません。

しかし、毎日のように関わる仕事を楽しめれば、それだけ充実した人生になるかもしれません。

仕事にやりがいをもち、満足度高く働き続けるためには、それぞれの問題に対する自分なりの解決方法を模索することが大切です。

自分にとってのやりがいや満足ポイントは、ライフステージや環境の変化によって変わるため、その時々により最適な解決方法は探し続ける必要があるのです。

もし、今自分の仕事に満足感や充実感を感じられていなければ、「自分らしく働いている!」「仕事に満足している!」と、自信をもって言えるように、意識と行動を少しだけ変えてみましょう!