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仕事辞めたい…その本音の理由は人間関係が最多!理由別・気持ちの整理方法

仕事を辞めたいと思っているけど、判断ができない…
ネガティブな理由だけど、仕事を辞めたい…

このように、「仕事を辞めたい」という思いと戦っている方も多いのではないでしょうか。

厚生労働省の調査では、2017年の正社員離職者数が320万というでデータもあるように、現在携わる仕事に見切りをつけ、転職する人が増加傾向にあります。

実際に仕事を辞めた理由はさまざまありますが、辞めたいと思ったときの整理の仕方と気をつけたいポイントをご紹介します。

仕事を辞めたい理由にはタテマエと本音がある。本音は人間関係。

エン・ジャパンが実施したアンケート調査をもとに、退職理由をみていきたいと思います。

「会社に伝えた退職理由は何ですか?」という質問に対して、1位が「結婚・家庭の事情」の23%、2位が「体調を崩した」の18%、3位が「やりたい仕事内容ではなかった」の14%という結果になったようです。

また、「本当の退職理由は何ですか?」という質問に対して、1位が「人間関係が悪かった」の25%、2位が「評価・人事制度に不満があった」の12%、3位が「給与が低かった」「社風や風土が合わなかった」「残業・休日出勤など拘束時間が長かった」の11%という結果になったようです。

タテマエの退職理由と本当の退職理由にはギャップがあり、本当の退職理由が伝えづらかったことがうかがえますね。

また、「働き方改革」「売り手市場」の影響を受けて、転職市場が売り手であることを好機と捉え、今の会社に見切りをつけている結果とも考えられます。

仕事を辞める決断をする前に考えてほしいこと

退職したい気持ちを決断する前に、確認しておきたいことは「なぜ退職したいのか?」という理由を明確にすることです。

01|冷静になって自分と向き合う

現在の職場に不満を抱え、その不満から転職を検討しているとしたら、一度冷静に立ち止まって考えましょう。

その場の激昂にも似た感情に左右されて転職活動をしても、転職理由が「不満」では成功する可能性を低めてしまいます。

02|辞めたいと思う根本的な理由を明確にする

退職したい理由を振り返らず、次の転職を成功させることは難しいです。

「早く転職してしまいたい」とはやる気持ちをおさえて、何が原因で辞めたいと思うのか、根本的な原因を明確にした上で転職活動をしても決して遅くはありません。

たとえば、辞めたい理由を書き出して、それがどうなれば満足するのか、また今の会社で実現できるのか、できないのかを考えてみましょう。

03|自分が仕事や職場に求めるもの、仕事から得たいものを考える

入社する前に自分が思い描いていた働き方、仕事内容を実現させるために転職してみても、実はその「思い描いていた姿」が自分にとっての最適ではない可能性もあります。

つまり、「自分が仕事や職場に求めるもの」「その仕事を通して得たいもの」を考えなければいけません。

単なる憧れだけでは、その先に「こんなはずではなかった…」と後悔してしまうことにもつながりかねませんので、注意が必要です。

これは、次の転職において失敗しないポイントになります。

退職する決断をしたとしても、今の会社の何が不満で、何が解消されたら頑張ることができるのかを考えずに、次の会社に入社をしても同じ失敗を招く可能性があります。

反省する点はなかったか、次回はどう改善しようと考えているのかを冷静に考えましょう。

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【仕事を辞めたい理由別】「仕事辞めたい!」と思った時に、具体的にどんなフローで考えればいいのか

上記でお伝えしたように、「仕事辞めたい!」と衝動的に思ったとしても、①冷静に一度立ち止まり、②辞めたい根本的な理由を考え、③職場に求めるもの・仕事から得たいものについても考えてみてほしいと思っています。

このステップをおろそかにしなければ、転職活動に踏み出したとしても成功する確率も高くなりますし、たとえ現職に留まってもモヤモヤした気持ちを抱え続けずにすむでしょう。

ここからは、「仕事辞めたい!」と思った時に、具体的にどんなフローで考えればいいのかをまとめてみます。

先ほどご紹介した、エン・ジャパンのアンケート調査の結果にあるトップ3の退職理由をもとにみていきましょう。

01|人間関係

1週間のうち5日も同じ場所で過ごし、同じ目標に向かってともにベストを尽くす仲間であるにもかかわらず、人間関係が理由で退職したいと思ってしまうのは残念なことです。

長く時間をともにするからこそ、お互いを信頼し、高め合いながら、仕事をしていける関係が理想的ですよね。

職場の人間関係を『上司』と『同僚』に分けて、それぞれ考えてみましょう。

上司が嫌い

上司が嫌いで仕事を辞めたいと考えている場合、その理由は「理不尽な対応が嫌い」「やり方を押しつけられる」「立場が上の人にヘコへコする」「パワハラ」「セクハラ」などが考えられます。

上司との人間関係が仕事を辞めたい原因となる場合は、下記のフローで考えてみましょう。

  1. 自分にも問題がないか振り返る
    「上司が悪い」という考えだけに支配されず、自分の言動を振り返りましょう。
    約束した仕事を完遂できていなかったり、挨拶をしていなかったりなど、自分自身にも人間関係をこじらせている原因がないかを考えてみましょう。
    改善する余地があれば、まずは見直すところから。
    もし転職をするとしても、同じことで退職を考えることになる可能性を無くし、自己成長のひとつして考えてみましょう。
  2. 仕事に集中する
    自分にも改善ポイントがありそうであれば、まずは「上司が嫌い!」という感情は置いておき、いったん仕事に集中しましょう。
    上司のことが嫌いでも、仕事に集中することはできます。
    仕事を完璧にこなすことで、周囲からの信頼を獲得し、仕事ができる人になれば上司が厳しくなることはなくなるかもしれません。
  3. 異動を検討する
    仕事に集中しながらも、異動することもポジティブに考えてみましょう。
    「将来、こんなことをやりたいので、この部署に異動したいです」といった理由があれば、前向きに検討してもらうこともできます。
    ネガティブな理由だと実現しない可能性があるため、ポジティブな気持ちで希望を出してみることで、少しスッキリすることもあります。
  4. 転職をする
    異動しても解決しなさそうであったり、異動ができなさそうな場合は、転職活動をはじめてみましょう。
    会社を辞めて転職することで、今のストレスフルな状態から抜け出すことができるだけでなく、自分の能力を持て余す時間がなくなります。

同僚が嫌い

  1. 仕事以外のことは干渉しない
    同僚が嫌いであっても態度に出したり、口に出したりすることはこどもじみた対応です。仕事に集中し、仕事以外の会話などはしないように心がけましょう。

上司と同様に、一緒に働く同僚が嫌いで退職を考える人もいます。

自分自身のことを振り返ったり、仕事に集中したり、異動の希望を出したりといった行動した上で、それでも改善しない場合は転職活動をはじめてみましょう。

人間関係が原因で転職することはポジティブな理由ではないため、面接官にとって気がかりな内容になってしまいます。ネガティブな理由を紐解き、自分の仕事観、キャリア観を探しましょう。

【人間関係が原因で転職することをプラスに転換!】

  • チームワークを重視しながら仕事を進めたい
  • メンバーと意思疎通しながら、同じ目標に向かって働きたい

02|評価・人事制度に不満

仕事を頑張っているにもかかわらず、なかなか評価に反映されないのは悔しいことです。

せっかく仕事をするのなら、成果を出し、成果によって平等に評価をされ、給与にも反映されることで、いっそうやる気がでるというもの。

評価・人事制度への不満が理由で仕事を辞めたいと思ったときは、どのように考えていけばいいのでしょうか。

  1. 仕事で成果を出せているか振り返る
    営業職、企画職、サポート職などどんな職種でもそれぞれ目標をもって仕事をしています。自身の目標に対してしっかりと成果を出せているか、振り返りましょう。自分では頑張っていると思っていても、同じ職場のなかで自分よりも頑張っているメンバーがいたとしたら、評価の結果は変わってきます。
  2. 上司にどこまで頑張れば評価されるのか確認する
    自分がメンバーよりも成果を出していて、それでも評価をされていないと思った時は、上司にどこまで頑張れば評価されるのか、ものさしとなる基準を確認しましょう。自分と上司の基準が異なる場合であれば改善する余地があります。
  3. 異動する
    異動を希望して、新しい部署で成果を出す方法もあります。ただし、今までの仕事とまったく畑が違う部署への異動はゼロベースからのスタートになります。それを心得た上で異動の希望を出しましょう。
  4. 転職をする
    異動しても解決しなかったり、異動ができない場合は、転職活動を始めてみましょう。会社の評価制度と、自身の働き方が合わなかったことが原因とも考えられるため、今の仕事に対するモチベーションを新しい環境で活かすことが、仕事の意欲を継続させることにつながります。

【評価・人事制度が原因で転職することをプラスに転換!】

  • 努力や成果を正当に評価してくれる会社で働きたい
  • 成果が評価に反映され、会社の成長に貢献していると実感しながら働きたい

03|給与が低い

自分の成果、組織貢献度に自信がないと、「給与が安すぎる」とはなかなか言えません。

自分の仕事態度を正当に評価してくれるのであれば、自信をもって前向きに働くことができそうですよね。

給与が低いことへの不満が理由で仕事を辞めたいと思ったときは、どのように考えていけばいいでしょうか。

  1. 給与の目標を設定する
    給料に不満のある方は、給料の目標値を設定しましょう。「30歳で〇〇万円、40歳で〇〇万円」といった具体的な数字を設定しましょう。
    長期的なビジョンを持てると、社内異動で検討材料になったり、今後前向きな転職をする時にも、どういった業種や職種に就けばいいのか明確にして活動することもできます。
  2. 社内で実現可能かを考える
    社内異動は、転職をするよりも、物理的・精神的な負担をかけることなく仕事に向き合うことができます。
    社内異動や昇格のチャンスを待って目標金額に到達できないかを考えましょう。
  3. 転職をする
    異動しても解決しなかったり、異動ができない場合は、転職活動をはじめてみましょう。
    転職という手段で給与をアップさせるのであれば、市場や企業にとって有益なスキル・能力・人脈を持っておく必要があります。
    一度挑戦をして、目標金額に到達する見込みがある転職先に出会えるかどうかを確認してみることもできるでしょう。

【給与が原因で転職することをプラスに転換】

  • 年功序列ではなく成果主義の会社で働きたい
  • 成果を給与に反映される営業職でチャレンジしたい

04|社風や風土が合わなかった

「こんな仕事がしたい」という目標やキャリアプランが明確であるほど、ギャップが生じた場合にショックを感じやすくなります。

トップの経営理念や経営方針に共感しながら、自分自身の目標も実現できるような環境で働くことができれば、理想に近く満足度の高い働き方になるかもしれません。

では、社風や風土が合わないことが理由で仕事を辞めたいと思ったときに、どのように考えていけばいいかを考えてみましょう。

  1. 会社の社風の何に不満を感じているのかを明確にする
    自分の目標とする働き方と差異があるのか、会社のベクトル(価値観)と自分のベクトルが違ったのかなど、不満に思っている原因を明確にしましょう。
    社風ひとつとっても、さまざまな要因が考えられます。
    自分の今後の仕事においての幅が広がる価値観なのであれば、勉強だと割り切って、できるところまで頑張ることも手段のひとつです。
  2. 転職する
    社風や風土に関しては、自分だけの声では解決しがたい問題です。自分の意見が反映されないことや、違うベクトルを持ったまま仕事をしなければいけない日々に、苦しさを感じることもあるかもしれません。
    次は社風や風土で失敗をしないように、どんな社風や風土であれば自分は頑張れるのかを明確した上で、転職するようにしましょう。

【社風や風土が原因で転職することをプラスに転換】

  • 自身の意見やアイディアを活かして、新しい仕事にチャレンジしたい
  • 経営者のビジョンに共感しながら、同じベクトルを持って働きたい

05|残業・休日出勤など拘束時間が長かった

働き方改革法が生まれたように、改善が進められる労働環境ですが、いまだ残業が多く、改善されずにいる職場も多いのが現状です。

そんな職場に疲れ、退職を決意する人は多いです。

サービス残業などを減らし、効率的に働いて成果を出し、オンとオフを分けてメリハリのある働き方ができれば理想的ですよね。

では、残業・休日出勤など拘束時間が長いことが理由で仕事を辞めたいと思ったとき、どのようなフローで考えていけばいいでしょうか。

  1. 自分の仕事の仕方を振り返る
    残業が多い原因が、自分自身の仕事の進め方に原因がないか振り返ってみましょう。同僚と仕事以外のことで会話している時間が長かったり、業務中にスマホをみていたり、無意識にしている日常の中に時間を削減できることがあるかもしれません。まずは、自身の仕事の中で無駄になっている時間がないかを振り返りましょう。
  2. 生産性向上のアイデアを提案する
    所属している部署全体の労働時間が長い場合は、生産性向上のアイデアを提案してみましょう。上司に相談し、同時に提案ができれば実行に移しやすくなります。
  3. 転職する
    長時間労働や休日出勤が解決されないことは、体調にも影響を与えます。なかなか改善が見込めそうにないようであれば、転職を考えましょう。

【残業・休日出勤が原因で転職することをプラスに転換】

  • 効率的に働いて成果を出し、メリハリをつけた働き方を実現したい
  • よりスキルアップや成果を出すために、効率的に働いて、学ぶ時間にあてたい

仕事を辞めたいと思う理由はさまざまですが、退職・転職を決断する前に、自分自身で改善できるポイントがないか振り返ってみるようにしましょう。

退職を決断しても、今の会社で頑張り続けることを決断しても、感情に左右されずに自分自身と向き合うことが納得のいく決断になるのではないでしょうか。

最後に

いかがでしたでしょうか。

仕事を辞めたい理由トップ5を事例に、そう感じた時にどのポイントを考えればいいのかをまとめてみました。

すべてがすべて、上司や会社に原因があるわけではなく、自分自身にも原因があることもあるかもしれません。

また、早々に転職を決意をしてしまうことにはさまざまなリスクが考えられるため、あらゆる手立てを打ってから決断しても遅くはありません。

みなさんがより気持ちよく働くことができるような選択の後押しができればうれしいです。