ふわキャリ

転職したばかりだけど辞めたい…入社して早々の転職は大丈夫?

「最近転職したばかりだけど、もう辞めたい」
「入社する前に描いていたイメージと違う…」
「入社したばかりだけど転職したい、退職しても大丈夫かな…」

「転職して間もないけど、もう退職したい!」という例は少なくありません。

またこうした時に、再び転職をして今抱えている問題が解決すると確信がもてることも少ないですよね。

今回は、入社したばかりでの転職の実態や、早期で退職したいと思ったときの対応についてご紹介します。

入社したばかりでの転職、それって大丈夫?

新卒就職者(大卒)の3年以内離職率は、過去20年間を見ても3割前後で推移しています。「若手が3割程度辞めている」という状況は長い間続いているのです。

しかし、入社後まもない転職は、転職活動時に面接官にマイナスのイメージを与えてしまうことは否めません。

入社早々の退職が面接官に与えるイメージ

「すぐに仕事を辞めてしまうのは、本人に原因がある」

面接官の多くが抱くイメージです。

入社して間もない時期で転職の面接を受けた場合、「自社に入社したとしても、またすぐ辞めるかもしれない」とマイナスの評価になってしまいがちです。

ちなみに、試用期間中に退職する場合であっても履歴書には書く必要があり、入社そのものを隠すことは難しくなります。

「自分を変えずに、環境だけ変えても、本質的には変わらない」

自分を変えずに環境だけ変えようとする人は、あらゆることを環境や周りのせいにしがちだと面接官は考えます。

企業にとって採用は事業を成長させるためのものです。

目の前の人物を採用した時、結果的に今いる社員に負担をかけてしまう恐れがある場合は、採用を敬遠される可能性が高いです。

どんな場合であれば、入社すぐの転職でも成功する?

現在は、人手不足や労働人口の減少によって、転職市場でも売り手市場となっています。求人数は業界関係なく増加しており、転職希望者は比較的、転職先を選べる状況かもしれません。

しかし、それでも入社早々に転職を決意する場合、転職活動をおこなったとしても上記のように面接官にマイナスな印象を与えてしまう可能性は否めません。

そんな中でも、実は入社早々に退職を決め、転職を成功させる人もいます。成功させる人にはどんな共通ポイントがあるのでしょうか。

01|自己改善をする努力をしている

自分が転職に思い描いていたビジョンと、転職後の状況にギャップがあったとしても、それは自分の努力で解決できないものでしょうか。

採用面接時に聞いていた雇用条件と違った、明らかなブラック企業だった、パワハラ・セクハラが横行していた、など、もちろん自分自身の努力だけではどうしようもない問題もあるかもしれません。

そうであっても、改善できないかを考え行動している事実があり、面接官に伝えることができれば、早期転職のマイナス印象は緩和されます。

02|会社を選んだ自分の”選択”を反省している

「転職してみたら、思っていた仕事・職場ではなかった」ということもあります。しかし、その会社へ入社する選択をしたのは自分自身だということと正面から向き合うことが大切です。

その意思決定において、反省する点はなかったか、次回はどう改善しようと考えているのか、前向きに「改善する」ことを考えていることをしっかり伝えることができれば、採用検討側にとってもプラスになるかもしれません。

03|早期転職が良い印象ではないことを理解している

入社して早々に転職の意を固めてしまうことに対して、採用側の企業は「飽きっぽいのではないか」「自社に入社しても同じことになるかもしれない」と懸念を抱いてしまいます。

こうした懸念を抱かれていることを十分に理解していることを、伝えることも転職活動中に心がけたいポイントです。

マイナスに感じられてしまうリスクを覚悟して、転職しようと思っていると伝わるよう工夫したいですね。

今すぐ退職したいと思ったら

こうしたマイナスのイメージを抱かれるかもしれない恐れがあっても、今すぐ転職をしたいと思った場合、どんなアクションを起こしたらいいのでしょうか。

  1. 冷静に自分と向き合う
    面接で聞いていた仕事・配属先が異なっていたり、残業がないと聞いていたのに実際は残業があったりなど、現在の職場に不満を抱え、その不満から転職を検討しているとしたら、冷静になるまで待ちましょう。
    感情に左右されて転職活動をしても、転職理由が「不満」では成功する可能性を低めてしまいます。
  2. 辞めたいと思う根本的な理由を明確にする
    退職したい理由を振り返らず、次の転職を成功させることは難しいです。逸る気持ちをおさえて、何が原因で辞めたいと思うのか、根本的な原因を明確にした上で転職活動をしても決して遅くはありません。
  3. 思い描いていた姿や譲れない条件が、実は自身にとって理想ではなかった可能性を考える
    入社する前に自分が思い描いていた働き方、仕事内容を実現させるために転職したものの、実は理想の姿ではなかったかもしれません。
    つまり、会社選びを間違えていたのかもしれません。これは、次の転職において失敗しないポイントになります。

次の転職での優先順位を考える

冷静に自分自身と向き合い、入社して間もない時期に転職したいと思っている理由が明確になれば、次の転職は成功するように、優先順位を明確にする必要があります。

ただし、ここで友人の会社の話をきいて隣の芝生が青く見えたりすると、友人の話をもとに理想の条件を考えてしまう傾向があります。相談することは問題ありませんが、鵜呑みにしないように心がけましょう。

自分が幸せに感じる会社は違うからです。友人の話に感化されることなく、自分にとっての譲れない条件をリストアップし、優先順位をつけることがポイントです。

また、すべての条件を満たす企業に巡り合えない可能性も考えて、妥協できる条件もリストアップしましょう。

反省も踏まえて、「どんな企業であれば長く働くことができるのか?」を言語化する機会にもなりますね。

【譲れない条件】
・年収450万円(年に1回は1週間程度の海外旅行に行きたい)
・IoT関連事業(発展著しいIT業界で経験を積みたい)
・残業時間月60時間以内(長時間労働で体調を崩した経験があるため)
・女性の活躍を応援する制度または社風があること(出産後も仕事を続けたい)

【妥協できること】
・勤務地
・服装

こうした条件を見直した上で、実際の転職活動に移りましょう。

環境を変えるより自分が変わる

どうしても転職しなければいけない理由もあるとは思いますが、環境を変えるよりも自分が変わる、という方法もあるのではないでしょうか。

転職活動よりも自分が変わる

転職活動は、期待ができる反面、負担もかかります。

転職活動を再開することによる経済的・精神的な負担だけでなく、入社して間もない時期での転職は面接官の評価をマイナスにする可能性もあるため、より多くの面接を受ける必要があるかもしれません。

その負担を考えると、環境を変えるよりも、自分自身が変わるという選択もあるのではないでしょうか。

たとえば、自分が思い描いていた仕事と現実のルーティーンワークの仕事に乖離を感じたことで早期の退職を検討しているとした場合。

今はルーティンワークに見える仕事でも、表面的な仕事で判断するのではなく、改善余地がないかを考えたり、より効率的で効果的に成果につながる方法がないか考えてみたり、ご自身の前職の経験を新しい仕事に活かしてみたり、仕事に対する向き合い方で面白くなる可能性はあります。

さらに、その仕事をする姿を職場の上司やメンバーからの評価もうなぎ上りになることもあります。

このように目の前の仕事に真摯に取り組み、結果を出して、信頼されると、新しい仕事のチャンスが舞い込んでくることがあるため、転職活動をするよりずっと楽になるかもしれません。

辞めたいときではなく「卒業」だと思ったときこそ転職は成功する

自分を変えること以外には、「辞めたい」と思って転職をするよりも「卒業」だと思って転職するときこそ、最も転職が成功するタイミングではないでしょうか。

不満による転職は決して悪いことではありません。

しかし、今の職場で仕事に面白みを生み出したり、貢献性を感じたりしながら、職場のメンバーから評価されたときこそ、それを糧に次のステップを考える方が、よりポジティブであり、自ら企業を選択することができます。

「会社がすぐにでもつぶれそう」「今すぐ辞めないと身体(心)が限界」という場合は別ですが、まだ自身に余力があるのであれば、退職よりも、転職市場で将来の自分を有利にする実績と自信をつけることもひとつの手段です。

つまり、ベストは「退職」ではなく「卒業」するという意思になったときこそ転職のタイミングなのではないでしょうか。

最後に

いかがでしたでしょうか。

入社したばかりでも転職をしたいと感じてしまう方は少なくありませんが、本当に転職しても大丈夫なのか心配になると思います。

転職市場でどのように評価されるかは人それぞれですが、どうしても転職をしたい場合は、感情に流されずに落ち着いて状況を整理しましょう。

また、環境を変えること以外に、今の状況を良くするために「環境を変えるのではなく自分を変える」手段や、「退職ではなく卒業と思えるまで続ける」手段もあります。

転職活動は経済的も精神的にも負担がかかるため、自分の状況を変えることも視野に入れて考えてみてはいかがでしょうか。