女性の働き方

育休から職場復帰をしたい方必見! こどもの預け先と、職場復帰を考える上で大切な5つのこと

現在は、共働きの家庭が増え、出産後に職場復帰する女性も多くなりました。

ライフキャリアを考える上で、出産後の仕事との関わり方は誰しもが悩む問題だと思います。

しかし、「仕事も育児も家事も完璧にこなす!」というのは、そう簡単なものではありません。

今回は、育休取得後の女性の職場復帰の割合、こどもの預け先として検討したい施設、いざという時に利用できるサービス、それぞれのメリットやデメリットはもちろん、育休取得後に職場復帰をするうえで大切な5つのポイントをまとめてみました。

出産後も仕事を続けている女性はどれくらいいる?

ママさんの中には、子育てが少し落ち着いたら職場復帰したいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

最近は、ひと昔前と比べても、育児休暇後に時短勤務制度などを利用し、仕事復帰する女性が増えてきました。

まずは、子育てをしながら働いている女性はどれくらいいるのか統計から見てみましょう。

出産後の女性の継続就業率はどれくらい?

内閣府男女共同参画局が2018年11月に発表した「第一子出産前後の女性の継続就業率」によると、第一子出産前後に女性が就業を継続する割合は53.1%となり、初めて5割を超えました。

育児休暇制度を利用して就業を継続した割合も大きく上昇傾向にあり、総じて出産後の女性の継続就業率は上昇していることがわかります。

【引用】内閣府男女共同参画局|「第1子出産前後の女性の継続就業率」及び 出産・育児と女性の就業状況について

女性の職場復帰の主な理由とは?

5割もの女性が出産後も仕事を継続している理由は、主にどういったものがあるのでしょうか。

「経済的理由のため」が8割強で最も多く、次に「生活を充実させたり、変化をもたせたりしたいから」、「社会との関わりを持ちたい」、「社会の役に立ちたいとおもったから」があげられています。

こどもとべったりだった育休期間から、自分自身の時間と収入が確保できたことに大きな開放感があるようです。

【引用】三菱UFJリサーチ&コンサルティング|労働者アンケート調査結果

職場復帰したい!こどもをどこに預ける?

今後のライフキャリアをえがく上で、産後の職場復帰を考えている方も多いのではないでしょうか。

そのとき、真っ先に考えなければならないのが、こどもを預ける保育施設やベビーシッター、地域サポートサービスのこと。

めぼしい保育園などには、早めに待機状況などを問い合わせておきましょう。

ここでは、さまざまなサービス、それぞれのメリット・デメリットをまとめました。

認可保育園

認可保育園とは国が定めた基準を満たし、各都道府県知事に認可された保育園です。

入園手続きは各市町村へ申請します。

最近では保育園ごとに個性があり、英語や音楽などに力を入れている保育園もあります。

メリット
  • 0歳児から預けることが出来る
  • 比較的、保育料が安価
  • 建物が広く園庭が大きい場合が多い
デメリット
  • 入園待ちの待機児童が多くいるため、入園待ちの状態。スムーズな入園ができない可能性もある

認可外保育園

国が定めた基準に満たない保育施設です。

しかし、認可外保育園にはさまざまな保育ニーズに応えた保育園が数多くあります。

主に、ベビーホテルや企業内・院内保育所などです。

メリット
  • 預けるために必要な条件が少ない
  • 夜間保育や休日預かりなどさまざまなニーズに対応するサービスがある
デメリット
  • 保育のクオリティが低い場合がある

  • 認可保育園に比べ、保育料が割高

幼稚園

幼稚園は、小学校や中学校、高校、大学などと同じように「学校教育法に定められた学校」です。満3歳児から預けることができます。

メリット
  • 保育内容は「幼稚園教育要領」に定められているため、一定の教育を受けることができる
  • 園によっては、プラスのレッスンやバスでの送迎もある
デメリット
  • 園指定の制服やグッズを購入する必要があり、幼稚園でのお手伝いが必要になることもある

  • 長期休み時の預かり制度がない

認定こども園(幼保一体型)

幼保一体化を目指した制度で、平成18年から設けられました。

幼稚園と保育園で入園を迷うママさんの悩みを解消してくれるのが認定こども園だといわれています。

メリット
  • 教育時間と遊びの時間がしっかり分かれている
  • 親の就労義務がなく、すべてのこどもが対象
デメリット
  • イベント時の手伝いがあり、仕事に影響が出る可能性もある

企業主導型保育園

企業内または事業所近辺に用意された、育児中の従業員向けの託児施設です。

比較的小規模が多く、充実した保育がなされています。

また、従業員枠と地域枠があるため、企業が保育園を有していなくても利用できます。

メリット
  • いざという時にすぐ駆けつけられる
  • 勤務時間や勤務日に合わせた保育を受けられる
デメリット
  • 園庭がなく、運動不足になる可能性がある

  • プライバシーが筒抜けになる可能性がある

ベビーシッター

ベビーシッター会社から保育士が派遣されるサービスです。

首都圏では運営会社が多く、比較的利用しやすい環境があります。

近年のベビーシッターは、音楽や体育などの特殊家庭教師を兼務する場合も多く、保育のかたわら、特別な教育をお願いすることもできます。

メリット
  • 夜間、急な対応も可能なので利用しやすい
デメリット
  • ベビーシッターに保育士の資格は必要ないため、こどもを預けるのに不安が残る可能性もある

ファミリーサポート

地域において、育児や介護などの援助を受けたい人と、援助をおこないたい人が会員となり、助け合う会員制の組織です。

主に保育施設までの送迎や、保育施設の開始前や放課後などの場合に、こどもを預かってもらうことができます。

メリット
  • 保育施設までの送迎やその前後で気軽に利用できる
デメリット
  • 料金が各市町村によって異なる

  • 保育士の資格は必要ないため、こどもを預けるのに不安が残る可能性もある

こどもの体調が悪い…そんな時に頼れるサービスも!

職場復帰したい気持ちはあっても、親としてはこどもを預けるのは心配ですよね。

復帰後に、多くのママさんの前に立ちはだかるのは、「37.5℃の壁」。

「37.5℃の壁」とは・・・

保育園では、熱が37.5℃以上あるこどもの預かりが難しいため、急に熱が上がった場合には、保護者にお迎え要請の連絡がきます。

いわゆる、「37.5℃」とは保育園に通えるか通えないかを判断するボーダーラインなのです。

こどもの体調が悪ければ預かってもらえる施設は少なく、仕事中であっても迎えに行かなければいけません。

「職場に復帰するなら、周りに迷惑をかけない程度に頑張りたい。」そう思うママさんも多いはず。

こんなピンチにも利用できるサービスを知っておけば、先々の職場復帰の不安も少し楽になるかもしれません。

ここでは、いざという時に心強いサービスと、それぞれのメリット・デメリットをまとめました。

一時保育

一時保育とは、主に認可保育園や、子育て支援施設で実施しており、通常の保育所に預けられていないこどもを一時的に預かってもらえるサービスです。

基本的に0歳児から預けることができます。

メリット
  • 0歳児から預けることができる
  • 育児疲れなどで1人になりたい時に利用できる
  • 突然の事故などで入院が必要になった場合でも、一時的に緊急利用できる
デメリット
  • 料金が各市町村によって異なる

  • こどもの保険証のコピー・着替え・オムツが必須のため荷物が多くなる

緊急時お迎えサービス

急な残業などで、保育園や習い事などのお迎えに行けない。頼める家族やママ友もいない。

そんな緊急時、代わりにお迎えに対応してくれるうれしいサービスです。お迎えを頼める人がいない時、送迎代行サービスを利用するのも1つの手です。

保育園から習い事先までの送迎、保育園から自宅までの送迎など、家庭の状況に合わせて、1時間から利用できます。

〈サービス例〉:スタンドバイhttp://byoujihoiku-standby.com/service.html
メリット
  • 緊急なお迎え要請に仕事などで対応出来ない時、突発的に利用できる
  • こどもの体調が悪く、病院への受診が必要な場合でも、代理で連れて行ってもらえる
デメリット
  • いきなり知らない人がお迎えに来るため、こどもにストレスがかかる可能性がある

準備万端!職場復帰する上で大切な5つのこと

育休が明けて、いよいよ職場復帰。

ただ、「お休み中でもヘトヘトに疲れる育児をこなしながら働くなんて、本当にできるの?」と不安になってしまうママさんも多いと思います。

今回はそんなママさんたちに、モアキャリー編集部より、職場復帰する上で大切な5つのことについてご紹介します。

1こどもとの離れ離れに慣れる

こどもを預けて職場復帰する際、こどもがママと離れて過ごすことに慣れてくれるかどうか、とても心配ですよね。

「保育施設への移行はできるだけゆるやかに」が理想と言われています。

入園が決まったら、慣らし保育などを上手く活用し、ママ自身もこどもとの離れ離れに慣れるようにしていきましょう。

2急な残業やこどもの病気!こう対応しよう!

こどもの病気への備えは必要不可欠です。

風邪をひいた時などに預かってもらえる病児保育の登録は忘れずにしておきましょう。預ける時に用意するものも実施施設によって違いますので、復帰前に今一度確認しておくことをおすすめします。

また、急な残業の際、パパや祖父母にこどもの面倒を任せられるか実践しておきましょう。備えあれば憂いなしとはこのことですね!

3職場の上司とできること、できないことを相談しておこう!

職場復帰後の働き方について、職場の上司とよく相談しておきましょう。

無理をしすぎて周りに余計な迷惑をかけてしまうより、素直に周りのサポートを受け入れ、無理のない働き方をすることが大切です。

復帰後に自分がどのような展望を持って働こうとしているのかをしっかりと上司に伝え、共有しておくことが必要です。

4スケジュール管理をしっかり!

うっかりこどもの予防接種を忘れてしまったり、仕事の締切を忘れてしまったりなんてことがあったら困りますよね。

そんな時のために、スケジュール管理は1つにまとめておくことをおすすめします。

「これさえ見ればOK!」というようなスケジュール管理表をつくっておくと、心配ごとも減り、仕事と育児との両立も楽になります。

5頑張りすぎは禁物…気負いせず気楽にいこう!

職場復帰をする上で、周囲とのコミュニケーションはとにかく大切です。

上司や同僚との情報交換なしでは、育児と仕事の両立をすることは難しいことかもしれません。

こどもが体調を崩しそうな時があれば「明日は休むかもしれません」と報告しておけば、周りも心構えができ、自分も働きやすくなりますよね。

ただ、準備をしっかりしておいても、現実は予定通りにいかないこともあります。復帰後は、産前と同じように仕事ができなくて当たり前です。そういった時も「周りに迷惑をかけたくない」と焦らず、気負いしすぎないよう心掛けましょう!

最後に

今回は、女性の育休取得後の職場復帰についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。

これから結婚や出産、育児などのライフイベントを考える女性にとって、子育てをしながらの職場復帰は、誰しもが一度は考える課題だと思います。

産後の職場復帰は、周囲の協力が必要不可欠です。

周りにうまく頼りつつ、素敵なライフキャリアをえがいていきましょう!