ゆるキャリ

「転職したほうがいいのかな…」悩むより転職活動をするか今の仕事を好きになれる工夫をしよう

世の中では働き方改革が進行しています。

実際に、副業・複業を持つ人が増えたり、リモートワークで自分なりのワークスタイルを実現したりする人も多くなりました。

今や、さまざまな働き方がスタンダードになりつつあります。

また、転職市場では求人が溢れ、以前と比べても、自分が理想とする働き方を求め職を探すことも容易になりました。

こうした市況の中、同僚や後輩が転職し働き方を変え、輝いている姿をみると、「自分はこのままで大丈夫?」「今の会社で報われる?」と、急に不安を感じる方も少なくありません。

今回は、転職するかどうか悩んだときに、モヤモヤとした気持ちを解決する方法、そして転職せずに今携わる仕事を好きになる方法もご紹介したいと思います。

結果的に転職をしなくても、転職活動を経験した人は半数以上いる!

ひと昔前までの日本は、「終身雇用」が当たり前であり、転職することはマイナーな印象がありました。

しかし、冒頭にも述べたように、「働き方」の柔軟性が高まるとともに、転職に対するハードルは下がる傾向にあるように思います。

ここでは、dodaのアンケート調査をもとに、転職に関するイメージやどのような理由で転職を考えているのか見てみましょう。

転職は一般的、7割の人は転職を考えたことがある

doda ビジネスパーソン2,000人の転職意識調査 より抜粋

「転職に対して、ポジティブとネガティブのどちらの印象をより多くお持ちですか?」という質問に対して、「ポジティブ」が36.5%、「どちらでもない」が31.8%、「ネガティブ」が23.5%という結果になったようです。

半数には及びませんが、転職についてポジティブに考えている人が多く「数社経験することがむしろ望ましい」という社会になりつつあることがうかがえます。

doda ビジネスパーソン2,000人の転職意識調査 より抜粋

「転職についてもっと一般的になっていくと思いますか?」という質問に対しては、「一般的になる」が55.7%、「どちらでもない」が25.0%、「一般的にならない」が11.7%という結果。

半数以上の人が転職をすることが一般的になると考えているとともに、同じ会社に生涯務めるという考えは少し古いと感じている人が多いようですね。

doda ビジネスパーソン2,000人の転職意識調査 より抜粋

「今、転職を考えていますか?転職を考えていない方は、これまでに転職を考えたことがありますか?」という質問に対して、「転職を考えている」が24.0%、「今は転職を考えていない」が76.0%となっています。

また、「今は転職を考えていない」と回答した人のうち、「これまでに転職を考えたことがあり、実際に転職活動をしたことがある」が41.1%、「これまでに転職を考えたことはない」が31.6%、「これまでに転職を考えたことがあるが、転職活動はしなかった」が27.3%という内訳を見ると、今は転職を考えていなくても、約7割の人が過去に一度は転職を考えてたことがわかりました。

転職動機1位は「ほかにやりたい仕事がある」

こちらもdodaが実施した別のアンケート調査ですが、転職活動経験者の転職理由がランキングになっています。

doda 転職理由ランキング2018 より抜粋

転職理由ランキングのトップ3をみていくと、1位「ほかにやりたい仕事がある」が14.9%、2位「会社の将来性が不安」が10.7%、3位「給与に不満がある」が10.5%という結果です。

3位の「給与に不満がある」が前年度と比べて大きく上昇しています。

これは、日経平均株価の上昇が続くなど景気回復が鮮明になったものの、給与へ反映されないことへの不満や、同僚や友人が転職で年収が上がったという話を聞き、転職をすれば給与が上がるのではないかと考える人が増えたからかもしれません。

また、10位の「会社の評価方法に不満がある」についても前年度より上昇していることから、給与と同様により待遇の良い環境を期待して転職した人が増えたことがうかがえます。

転職の動機は人それぞれですが、働き方改革や自分らしい働き方の追求が注目される中、現在の仕事に対する労働対価に不満を感じている人が多いように感じられる結果です。

こうした不満感から、「転職してみようかな」「このままで大丈夫かな」と将来への不安が生まれ、モヤモヤした感情を抱えてしまう人も多いのではないかと思います。

「転職せずこのままで大丈夫?」モヤモヤの解決法は転職活動?!

転職を考えたことがある人は、過去形でも現在進行形でも多いことがわかりました。

結果として、転職したケースもあれば、活動はしたものの転職をしなかったケースもあります。

先ほどもお伝えしましたが、求人数が多い状態から転職市場は売り手優勢が続き、求職者は数多くの求人から希望の条件を選びやすい現状があります。

同僚や後輩が転職する姿をみて、「自分も転職した方がいいかな」と思ったり、「このままで大丈夫?」と思ったりしてしまうこともあるでしょう。

こうしたモヤモヤとした感情を消し去るためには、あえて「転職活動をしてみる」ことも解決の一手なのです。

一歩踏み出して転職活動するメリット

1|転職活動を通して、自分の深層心理と向き合う機会をつくれる

転職活動をはじめてみると、いろいろな企業の求人情報を見ることが増えるでしょう。そうすると記載されている募集要件と、自分が理想とする働き方や希望する給与・報酬を比べていくことになります。

これは、自分自身が希望している条件や職場環境を見直すことにつながります。

目の前の仕事に一生懸命になっていると、なかなか自分が本当は何を望んでいるのか、モヤモヤの原因はなんなのかを考える時間をつくれないかもしれません。

そんな時は、思い切って転職活動を進めてみると、自分の深層心理と向き合う機会になります。

2|転職活動で、自分にあった職場に出会える可能性がある

自分が何を求めているのかを考えながら転職をしていると、時には思いがけない希望の職場に出会うこともあります。

求人は常にあるものではなく、その時の企業の状態や事業をドライブさせていくタイミングで募集されるものもあります。

モヤモヤを解決するためにはじめた転職活動がきっかけで、転職の決意が決まりが上手くいくこともあるかもしれません。

3|転職活動したことで、「今の会社に残りたい」と見直すことができる

転職活動を通して企業研究や面接を実施しながら、「やっぱり今の会社に残りたい」と想いを新たにをすることもあるでしょう。

さまざまな会社に触れ、実際に面接をしてみると、今の会社に不満がないことに気づいたり、今の会社にいる方が幸せになれそうと思えたり、モヤモヤしていたことが少しずつクリアになることもあります。

転職活動を見送ることで後悔することも

モヤモヤを抱えたまま、「なんとかなるだろう」「いつか解決できるだとう」とモヤモヤした感情と向き合わずに見送ってしまっていると、「あの時転職活動しておけばよかった」と後々後悔してしまうこともあります。

少しでも具体的な行動を起こしてみると、理想とする職場に出会うこともあれば、モヤモヤが解決してスッキリすることもあるため、見送らずにチャレンジしてみるとより納得感があるでしょう。

今の仕事を「また」好きになる。それもモヤモヤの解決になる

モヤモヤを解決するために、一歩踏み出して転職活動をすることのメリットをご紹介しました。

このモヤモヤ感を解決するための方法は、実は転職活動以外にもあります。

それは、今の仕事を「また」好きになることです。

努力しても報われないと現状を嘆くより、努力の仕方を変える

アンケート調査にもありましたが、今の会社で努力をしても、なかなか評価をされなかったり、給与が上がらなかったり、給与・待遇において報われない、と思っている人は多いようです。

「同僚や後輩が目覚ましい活躍をみせている」「いまの仕事が自分には合っていないのかもしれない」など、ふとした瞬間に不安を感じることがあるかもしれません。

しかし、仕事の環境を変えても改善するかどうかは、結局自分自身の問題だ、と誰もがわかっています。

仕事を頑張っているのに報われない、と感じているとしたら、能力が欠如しているのではなく、使い方が間違っている可能性があります。

成果を出すことも、できない自分を認めて努力することも大切ですが、自身の能力が最も効率よく使われるように、努力の方向性を変えてみてはいかがでしょうか。

今、仕事を愛している度合は何%?と自問しよう

もしそれが、70%だとしたら、71%と1%アップさせるために何ができるかをリストアップしてみましょう。

自分の目標を書いたメモ帳を眺めてみる」「気になっていたプレゼン資料にとりかかってみる」など、いますぐできること、やるべきことをクリアにしましょう。

特に、転職など「現状の役割から離れること」ではなく、今の責任範囲において「主体的にかかわる」ことで考えることがポイントです。

仕事に対して愛情をもって取り組むことが努力の方向性を変えることにつながります。

「これは個人の感情の問題ではない」と言い聞かせる

「仕事が上手くいかずに、マイナスを評価をされたらどうしよう」と考えるのではなく、今向き合っている仕事は、「私の個人の感情の問題ではなく、さらに重要なことがある」と考えを改めてみましょう。

お客様に喜んでもらうためにはどんな工夫ができる?」「仕事がひと段落したら、チームの一体感が強まる」など、個人の不安を超えたところにある全体への貢献感に直結することで考えることがポイントです。

自分の見られ方を意識すると萎縮しがちですが、自分以外の誰かに目を向けて仕事に向き合うと、大きなエネルギーとなって仕事が楽しくなります。

転職活動よりも負担なく、今の仕事をまた好きになることで、気持ちよく働きながら、お客様や周囲のことを思いやった行動が巡り巡って評価につながる可能性があります。

がむしゃらに努力することでも、自分の評価のために努力することでもない新しい努力の仕方を試してみると、モヤモヤが解決されてスッキリするでしょう。

最後に

いかがでしたでしょうか。

転職市場が売り手市場になることは、働き手としてうれしい反面、給与や待遇など含めたさまざまな情報が耳に入ることで、モヤモヤを抱えている人が多くなっています。

今回は、そんな転職に対する強い思いがない、モヤモヤを抱えながら転職を考える方に向けて、解決方法をご紹介しました。

ご縁のある会社に巡り会うこともあれば、今の会社が一層好きになることもあれば、努力の仕方を変えるだけで仕事が楽しくなることもあります。

マイナスなことはひとつもないため、モヤモヤに対して向き合ってみることは、自身をポジティブにする機会になるのではないでしょうか。