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入社して5年、キャリアに「頭打ち感」を感じる。どうしたら脱出できる?

新卒時代とは違って、仕事にも慣れ、経験値も増えつつあり、職場の環境にも馴染んできた、まさに働き盛りの20代後半。

一方で、経験を積んできたからこそ湧き出る「仕事にハリがない」「仕事に新鮮味がない」といった頭打ち感を感じはじめるのもこの世代です。

これは、働く多くの女性が感じていることです。

「私ひとり・・・」と悩まなくても大丈夫。今回はそんな「頭打ち感」の理由と、脱出するために心がけたいことを紹介します!

女性は「入社5年目」がキャリアの分かれ道

「入社5年目」の理由

入社5年目に「キャリアの頭打ち感」を感じるのには理由があります。

中央大学大学院戦略経営研究科ワーク・ライフ・バランス&多様性推進・研究プロジェクトの調査結果によると、新卒で入社する時点で「できるだけ早いペースで出世したい」と考えていた社会人のうち、5年後も同じように考える女性は約29%まで減少した(10ポイント低下)というデータがあります。

能力開発期であり、働き盛りである勤続5~10年目に、男性は入社時よりも昇進意欲が高まるのに対し、女性は意欲が低下しているのです。

また、キャリア意識が変化した時期についても調べています。

【参照元:中央大学大学院戦略経営研究科 ワーク・ライフ・バランス&多様性推進・研究プロジェクト |社員のキャリア形成の現状と課題

これによると、キャリア意識が変化する時期は「入社5年目以降」に男女に大きな差が見られます。

女性は「入社5年前後でキャリアに対する考え方が変わる」ことがあり、このタイミングがキャリアにおけるターニングポイントとなっていると考えられます。

つまり、入社5年目以降には「仕事でハリがない」「仕事に新鮮味がない」といった「頭打ち感」を感じてしまう可能性も高まるのです。

入社5年目以降に女性が「キャリアの頭打ち感」を感じる理由

入社したての時期は、「仕事を頑張るぞ!」と意欲も高かった女性たちが、入社5年目以降になると頭打ち感を感じる理由はなぜなのでしょうか。

これについて、東京大学の中原淳教授が説明をされています。

【参照元|ウートピ

中原教授の考えをまとめると、「キャリアの頭打ち感」の理由は、日本企業の新人教育の仕組みにあると考えられるようです。

入社したての時期は、右も左もわからない状況であっても、教育担当が手取り足取り教えてくれます。

そして、大事に大事に育ててもらえる時期が約3年続きます。その期間は数字を上げれば上司や先輩に褒めてもらえますが、3年目にもなると仕事も安定し、「できること」が当たり前と思われるようになります。

そして、今まで手取り足取り教えてくれていた教育担当も、年々増加する新卒社員につきっきり。ベテランになれば、その後、長い放置プレイ状況になり、その後のキャリアを一緒に考えてくれたり、気にしてくれたりする人も減って、現状維持でも誰からも何も言われなくなってしまいます。

さらに、同期や友人が結婚・出産・育児といったライフイベントを経験し、仕事と家庭の両立に奮闘したり、消化不良な気持ちで働く姿を見ては、自分自身の今後の姿をイメージしてネガティブな感情になってしまうことも。

会社にもよるとは思いますが、売り手市場の採用難が続いている背景もあり、日本企業の新卒教育は年々その手厚さを増し、悶々とした入社5年目以降の女性が多いのが現実だといわれています。

女性は、能力を伸ばす機会に立ち会えることが少ない

さらに、男女という性差においても女性は「頭打ち感」を感じていることもわかっています。

【参照元:中央大学大学院戦略経営研究科 ワーク・ライフ・バランス&多様性推進・研究プロジェクト |社員のキャリア形成の現状と課題

これによると、「上司や先輩の指導や与えられる仕事に男女の間で差はない」と感じる女性が多い結果でした。

しかしい一方で、能力を伸ばす機会に関しては、女性の満足感は低いという結果もあります。

  • 「上司や先輩から仕事面で期待されたり頼られていると感じている」
    【男性 66.5%>女性 55.4%
  • 「仕事に関して自分のアイデアや企画を提案する機会がある」
    【男性 68.6%>女性 62.0%
  • 「担当したいと考えていた仕事に従事する機会がある」
    【男性 48.6%>女性 44.2%
  • 「やってみたい仕事にチャレンジする機会がある」
    【男性 44.1%>女性 34.5%

つまり、女性はやりがいなどのモチベーションにつながる業務経験に携わる機会が少ないということになります。

これも、女性が「頭打ち感」を感じる要因となっています。

以上のように、かつてはやる気に満ち溢れていた女性たちも、長い放置プレイや先輩の姿、そして男女による業務経験の差を感じ、「キャリアの頭打ち感」を感じるようになるという現実があります。

「なんで私だけ・・・」「この先のキャリアに自信がない・・・」と感じている方はひとりではないということです。

働き盛りの女性はこうした不安な感情を感じる傾向があるのです。

悶々とした自分を脱出するためにできる3つのこと

「頭打ち感」を感じている女性は決してひとりではないことがわかりましたが、ずっと続くのは悲しいですよね。

決して諦めたわけでもなければ、やりたいことやチャレンジしたいこと、やる気に満ち溢れた自分でいたい、と思っている方の方が多いと思います。

むしろ、この感情は自分が成長したことの健全な結果だともいえます。

だからこそ、新卒時代のころのようにとまではいかなくても、これからも志をもって働いていきたいですよね。

01|キャリアチェンジする

「今の仕事だと幅が広がらない、今とは違うスキルを身につけたい」「マンネリ化している」と感じている方は、別の職種にキャリアチェンジすることも検討してみましょう。

こなせる仕事の幅を広げることができ、今までの仕事を通して身につけたスキルを別の現場で活かすなど、仕事の視野を広げることにもつながります。

別業界への同職キャリアチェンジであっても同様でしょう。

時代の変化を読み、今後注目される職種にチャレンジすることもおすすめです。

これからの時代に必要とされる職種はなんだ?
女性が活躍できる人気の仕事まとめ|これから注目の職種も紹介!
▶︎https://www.morecareee.jp/media/womensjobtrend-m-0914

02|学び直しの機会をつくる

「10年後・20年後も今の仕事を続けているイメージが持てない」と不安を感じる人は、『学び直し』も視野に入れましょう。

職業能力アップにつながる資格取得、就労免許の取得、大学・大学院のプログラム受講など、今後のキャリア選択につながる能力やスキルを増やしていくことができます。

キャリアアップはもちろんのこと、異業種への転換を目的としたキャリアチェンジの実現性を高めることができます。

今まで頭打ちだと感じていた状況を、新しい能力・スキルの習得によって脱出しましょう。

「学び直し」でキャリアもスキルもアップデート!
10年後も今の仕事を続けているイメージがもてない人は必見!”学び直し”でキャリアアップしよう!
▶︎https://www.morecareee.jp/media/manabinaoshiseido-k-0710

03|社会人インターンシップを活用して可能性を広げる

「転職までは考えていないけれど、興味のある会社・プロジェクトはある」という方は、社会人インターンを活用することもおすすめです。

他社で得た能力を自社に活用したり、今まで気づかなかった自分の能力に気づくことができ、自身のキャリアの幅を広げることができます。

インターンシップを活用して、自分の新たな可能性を見つけたり、今まで以上に仕事楽しさ見つけたりするきっかけをつくりましょう。

今こそインターンシップで別職種体験!
転職は不安だけどチャレンジしたい!そんなときに活用したい社会人インターンとは

最後に

いかがでしたでしょうか。

「仕事にハリがない」「仕事に新鮮味がない」といった頭打ち感を感じはじめる女性は多くいます。

やる気に満ちあふれた新卒時代に描いた姿と、今の自分の姿に差があると感じた方は、ぜひ一度キャリアの棚卸しを実施し、キャリアチェンジの道を検討してみてください。

頭打ち感は成長の証です。今こそ、新しい一歩を踏み出す機会なのかもしれませんよ。