
INTERVIEW
こんにちは。モアキャリー編集長の藤本です。
【編集長がいく!働き方改革リサーチ】の第2弾は、7月に開催された「ワーケーション・スタートアップ!」の様子をレポートします。
「ワーケーション・スタートアップ!」は、仕事と休暇を共存させるワーケーションという働き方の魅力を発信するフォーラム。
現在、各自治体や企業、そして行政が一体となって、新しい「働き方」を模索し、これまでのスタンダードを変えていく取り組みが加速しています。
今回は、働き方改革の最前線として、「ワーケーション」とは、フォーラムでプレゼンがあった自治体の取り組み、企業の取り組みについてご紹介します。
Contents
今回、一般社団法人日本テレワーク協会が中心となり、ワーケーション先行自治体の和歌山県・長野県と、今後のワーケーションの普及推進活動の第一歩として、その取り組み・魅力を発信するイベントとして開催されたのが「ワーケーション・スタートアップ!」フォーラムです。
今後のワーケーション洲真に関する全国的な自治体連合「ワーケーション自治体協議会」(通称:ワーケーション・アライア ンス・ジャパン(WAJ))の設立に向けた協力確認書(ワーケーション・スタートア ップ宣言)の署名式も合わせて執りおこなわれました。
開催概要
ワーケーションとは、「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」を掛け合わせた造語です。
現在、テレワークやリモートワークの普及によるワークスタイル変革が進み、時間・場所の使い方を見直し、自分らしく充実した働き方が実現しやすい環境が整いはじめています。
こうした「働き方改革」に伴い、休暇の取り方にも変化が表れています。
仕事か休暇、どちらかしか選べなかったこれまでとは違い、テレワークやリモートワークでの仕事を通して、「休暇先で効率よく働く」という選択も現実的になりつつあります。
また、地方創生の観点からも、ワーケーションにより地域への訪問・滞在が活発になることで、地域経済への貢献のみならず、地域間交流が活発化されることなども期待されています。
新しい働き方の形である「ワーケーション」。
株式会社テレワークマネジメントの代表 田澤さんによれば、ワーケーションの取り入れ方によって、いくつかの種類にわけられるようです。
雇用型ワーケーションである「仕事型」「休暇型」を例に、その働き方をビジュアライズしてみました。
最近では共働きの世帯も多いため、夫婦そろってワーケーションを利用し、普段の1週間を大型連休化することはなかなか難しいかもしれませんが、もし実現できれば旅行費を抑えながらこども達の夏休みに合わせて避暑地に長期滞在するなど、普段から家族との時間を増やすことができそうですね。
ワーケーションが注目されているのは、多方面への効用が期待されているからです。
働き手だけではなく、企業や組織、そして地域にもメリットがあるのです。
例えば…
また、ここ数年、日本ではテクノロジーが加速度的に発展し、【情報通信環境】や【交通網】などが大きく改善されてきました。
しかし一方で、【日本を取り巻く国際情勢】や【雇用・労働環境】などは悪化していると考えられています。
改善し便利になった【情報通信環境】や【交通網】を活用すれば、【雇用・労働環境】を改善することができます。この取り組みのひとつがテレワークやリモートワーク、そしてワーケーション。
日本全体が課題としている問題の解決手段として、期待されているのです。
現在の日本では、会社などの組織に属し、雇用されている方が全体の8割。
雇用側の企業には、働き手ひとりひとりに常に最大のパフォーマンスを発揮してもらい、組織の生産性を高めていくような取り組みが求められます。
働き方改革関連法により、1年に5日間の有給休暇取得が義務化されるなど、法や制度からの変革も進んでいます。
こうした制度を最大限活用していくためにも、「ワーケーション」は、新しい「働く」と「休む」のバランスの取り方として注目されているのです。
もちろん働き手としても、ひとりひとりが「働く」と「休む」のバランスをとり、自律した仕事の進め方をしていくことも大切です。
ここでは、「ワーケーション・スタートアップ!」フォーラムで取り上げられた、日本各地の自治体が取り組むワーケーション推進事例をご紹介します。
公式サイト:https://shinshu-resorttelework.com/
避暑地としても有名な長野県。都心からのアクセスも程よく、気軽に利用できるコワーキングスペースもたくさん。日常の気分転換に仕事をする場所を変えてみたり、脳に汗かく企画書作成にはうってつけかもしれません…!
公式サイト:https://wave.pref.wakayama.lg.jp/020400/workation/index.html
全国2位のWi-Fi環境はすごいですよね。白浜で朝ヨガをして、午前中はがっつりMTG、海辺でゆっくりランチをしてから、午後からは企画書づくり、なんて仕事の仕方ができたら素敵です。
東京都心からのアクセスしやすい鎌倉。お寺や和風邸宅がワークスペースになっているんですね。集中できる自分だけのワークスペースを見つけられたら仕事がはかどるかもしれません…!
自治体だけではなく、企業側でもワーケーションを推進するさまざまな取り組みがあります。
企業が独自で取り組む「働き方改革」もあれば、また企業や個人が利用できるサービスとして新しくビジネスを展開する企業もあります。
ここでは、「ワーケーション・スタートアップ!」フォーラムで取り上げられた企業の取り組みをご紹介します。
「時間」と「場所」のフレキシビリティを高める制度へ変革
これまでのスタンダードである働き方を変えていくことは、良いことだとわかっていても、企業側も働き手側にも負担はあります。日本航空のように、役員自ら実施したり、体験エピソードを誌面に掲載するなど、社内での発信があると働き方改革も促進されそうですね!
長時間労働体質から、決められた時間で成果を出すスマートワークへの改革を支援
制度があっても活用されなかったり、活用しにくかったりすることもありますよね。
「働き方改革を促進しよう!」という言葉だけではなかなか促進されないリモートワークやワーケーションの施策でも、企業側が懸念する課題をテクノロジーにより解決していければ、少しずつ組織や働き手の意識改革にもつながります。
今回ご紹介した「ワーケーション」の取り組みは、まだまだ世の中のスタンダードな働き方の選択肢ではないかもしれません。
テレワークやリモートワークもそうですが、仕事をスムーズにこなせ、より効率的に成果を生み出せるのであれば、働く場所、時間、服装、そして休暇の取り方も自由であっていいはずです。
私自身は、平日はオフィスに通勤しますし、今のところ、仕事そのものに一番集中できるのもオフィスです。
また関わるビジネスにおいてイノベーションを生み出しているのも、まだオフィス内かもしれません…。
ですが、ライフステージの変化に伴い、その時に一番フィットする働き方が今の形とも限りませんよね。
地方自治体や行政の取り組み、また企業側の取り組みにも注目しながら、その時々の状況に合わせて、最適だと思える働き方を選択できるように、取り組んでいきたいですね!
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