
INTERVIEW
女性がそれぞれの志向・ライフスタイルに合わせて働き方を選択できる世の中。
Style企画では、事業内容や雇用条件ではなく、ひとりひとりの働き方や志向性をもとに、女性が転職活動やキャリアを考えるきっかけづくりができればと思っています。
そんなStyle企画の第13弾は、ハウスウェディングという市場を創り、ウェディング業界最大手である株式会社テイクアンドギヴ・ニーズで働く吉田紗苗さんにインタビュー。
転職という機会を活用し、専門学校講師からウェディングプランナーへキャリアチェンジ。テイクアンドギヴ・ニーズ入社後も、ウェディングプランナー、教育研修担当、支配人とさまざまキャリアにチャレンジされた吉田さんの「はたらくスタイル」をお届けします。
吉田紗苗さん|株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ 青山迎賓館 支配人
専門学校で勤務している中で、結婚式の素晴らしさを実感し、実際に結婚式を創りあげたいという想いから転職を決意。「一顧客一担当制」という、会場見学から結婚式当日まで同じお客様を担当できる株式会社テイクアンドギヴ・ニーズに入社。現場経験を積んだ後、前職の経験を活かし社員の教育担当を約5年担当する。その後結婚し、現在は店舗責任者として数々の店舗の業績向上に大きく貢献。女性が輝きながら働く会社の模範としても活躍している。
吉田さん南青山にある結婚式場、青山迎賓館で支配人をしています。
テイクアンドギヴ・ニーズが運営する『ハウスウェディング』とは、オリジナルウェディングにこだわり続け、新しいスタイルとして創りあげた一軒家で時間・空間を完全貸切にするウェディングスタイルです。
私が勤務している青山迎賓館は大切にしているルールが多くあります。そうしたルールをしっかりと守ることがお客様の期待を超えることにつながると思いますし、こだわり抜いた介在価値を提供していくことが私たちの存在意義だと思っています。
ハウスウェディングのNo.1店舗でありつづけるために、青山迎賓館の支配人として、最も大切にしているのは一緒に働く仲間同士の絆を深めること。
新しい映画を見たり、話題のレストランで食事をしたりするなど、休日であっても会社のメンバーと過ごすことも多いです。
こうしたひとときも仕事に役立つことがあるんですよね。トレンド情報の収集にもなりますし、休日に得た情報がお客様との会話に活かされることも多いです。
メンバーと一緒に積極的にアンテナを張りながら、毎日を過ごしています。
吉田さん他の店舗で勤務している時も仕事への緊張感はありましたが、青山迎賓館にはまた違った緊張感やプレッシャーがあります。
でも、こうした緊張感やプレッシャーは決してネガティブなものではなく、お客様や会社からの「期待に応え続ける」というやりがいにつながっています。
また、ウェディングプランナーはさまざまな店舗で経験を積むために、2〜3年で異動になることも多いので、何年も同じメンバーで仕事をし続けることはできないんです。
この瞬間にしか一緒にできない仕事があると思うと、最大限のアウトプットをしていこうと心がけますし、一瞬一瞬の仕事に価値があると思っています。
青山迎賓館のメンバー全員で、さまざまな期待に応えるべく、お客様に全力で向き合えていると感じる瞬間があることも、この仕事のやりがいですね。
吉田さん支配人になる前は、全社の教育研修を担当していたのですが、自分の教育次第で現場に配属されたウェディングプランナーがお客様から支持されるか、成果が出せるかが決まります。
教育研修という仕事はウェディングプランナーになるための土台作りをサポートすることですが、私が教えたことがすぐに成果として表れる仕事ではなかったため、当初はモヤモヤすることもありました。
ただ、数年後に研修を担当したウェディングプランナーから「研修で習ったことをお客様に伝えたら、とても喜んでいただけました」、「あの時の研修があったからこそ、今の職場で困難に直面しても乗り越えることができました」という言葉をもらうことがあって。
少しずつですが、自分の仕事が誰かの仕事の成果につながり、ひいては会社の成果に貢献していることを感じるようになったんです。
こうしたメンバーからの声も、私が経験した仕事のやりがいのひとつです。
吉田さん前職は出身地の北海道で、医療・美容・スポーツといった幅広い分野を扱う専門学校で働いていたんです。
その専門学校で、ある時ブライダルプロデュース学科を新設することになり、入学希望者を集める仕事を任されました。
そこで、ウェディングプランナーになるための勉強内容や将来就職するだろう企業研究、仕事内容などの触れるうち、私自身もウェディングプランナーをやってみたいと思うようになって。
北海道から上京し、東京でウェディングプランナーになることは一大決心でしたが、転職を決意しました。
ブライダル業界トップであるテイクアンドギヴ・ニーズの選考を受けることは、記念受験のような気持ちだったんですよ。「たぶん難しいと思うけど、受けるだけ受けてみよう」、そんな気持ちだったんです。
でも、何度かの面接を通して、テイクアンドギヴ・ニーズは「一顧客一担当制」であることを知って、とても魅力的な仕事だと感じました。
一般的なブライダル企業のウェディングプランナーは、挙式までの一連の流れにおいて、一部にしか関わることができません。
しかし、テイクアンドギヴ・ニーズの場合は、会場見学からご結婚式当日まで、一貫してお手伝いさせていただけることが魅力的でした。
吉田さん最終面接で、ウェディングプランナーという仕事の魅力について、有賀明美さんにお聞きし、あらためてこの仕事に惹かれたことが決め手でした。
有賀明美さんは著名人のウェディングをプロデュースするなど、テイクアンドギヴ・ニーズを代表するウェディングプランナーで、最終面接で直接お話をさせていただくことができました。
それまでの面接では、ウェディングプランナーはハードで責任の重い仕事だという話もありましたが、有賀さんのような多忙な方はどう感じていらっしゃるのかを知りたく、最終面接で「ウェディングプランナーをやっていて、つらくなって、辞めたくなったことはありませんか?」と質問しました。
すると、「辞めたいと思ったことは一度もないですよ。」と。
「ウェディングプランナーという仕事はお客様の一生に一度の結婚式を預かるのだから責任は重たいし、一顧客一担当制だからさらに責任は増えます。でも、だからこそ、お客様に満足いただけるように一生懸命頑張れば『出会えてよかった』と言われるような仕事になる。こんな仕事は他にはそうないと思うから、つらいことは今まで何度もあったけれど、辞めたいと思ったことは一度もないんですよ。」とお話いただいたんです。
このお話がとても印象的で、ウェディングプランナーに挑戦したい気持ちが揺らがぬものになりました。
吉田さん何をやるかではなく、誰とやるかが大切だと思っています。
転職は働く環境も変われば、ともに働く人も変わります。
やってみたいことやチャレンジしたい気持ちはもちろんありますが、どんな人がそこにいて、仲間になるのかを考えることが多かったですね。
テイクアンドギヴ・ニーズに入社してからも、ウェディングププランナー、教育研修担当、支配人と、さまざまな仕事に携わり、職場にも変化がありました。
異動の際にも、仕事の内容より、どんな仲間がいるのか、どんなメンバーとともに成長できるのかを大切にしていたように思います。
キャリアチェンジに関して言えば、ウェディングプランナーになって5年目になり、ちょうど30代に差し掛かるころ、このまま現役でウェディングプラナーに従事するのか、これまでの仕事を活かした新しい仕事にチャレンジするのか、悩んでいた時期がありました。
この時、会社から「この仕事にチャレンジしてみない?」と声をかけてもらえたんです。
「将来こうなりたい」という明確な目標がなかった自分にも、今まで経験してきた仕事を通して培った自分自身の強みをもとに、新しい成長の機会を提案してくれる会社には本当に感謝しています。
新しい仕事にチャレンジしてみると、視野が広がり、さらに自分のスキルを高めることができるんです。
私がこれまで歩んできたキャリアステップのように、テイクアンドギヴ・ニーズにはたくさんのチャンスがありますし、日々一生懸命頑張っていれば、会社はしっかり評価してくれます。
私自身も「常にチャレンジする」ことを心がけています。
吉田さん結婚したからといって、仕事をセーブしようとは思いませんでした。
ただ、「支配人になってみないか」と上司に提案された時は、晴天の霹靂だったこともあり夫に相談しました。当時は教育研修の仕事に携わっていて、支配人になると一層忙しくなると思ったからです。
夫と向き合って、夫婦としての価値観や過ごし方まで話し合いました。
話し合いの結果、私たち夫婦としては、仕事をセーブすることよりも「自立していたい」「お互いがやりたいことをやっていたい」という考え方をもっていると改めて確認できて。
また偶然ですが、私が支配人になると夫の休みと日程的に合うこともわかったんです。それもあって、支配人になる決断をしました。
正直なところ、教育担当をしながら「今までの経験から得たスキル以上のことは、現時点ではアウトプットできなさそうだな」と少し限界を感じていました。
改めて、私自身も次のステージへチャレンジしなければ、今以上の成長をすることはないと思ったんです。
その気持ちを夫は応援してくれたので、うれしかったですね。
吉田さん生涯を通して「楽しく働きつづけたい」と思っています。もしそうなれば仕事の時間も多くなりますが、一生懸命頑張って、仕事を通して笑っていたいですね。
もし、今後どういった方向性でキャリアを築けばいいのか定まらないことがあったとしても、「楽しく働きつづけたい」という方向性だけ定めておけば、「こんな仕事をやってみない?」と言われたとき、「楽しそうだな、やってみよう!」とチャレンジする姿勢を忘れずに、前に進んでいけると思っています。
それに、テイクアンドギヴ・ニーズには「あの人みたいになりたい」「あそこで働いている人がすごく輝いている」と、目標になる人が多いこともあって、どんな仕事でも輝ける会社だと思っています。
社内で働き続けるイメージがわかないという不安がないことは素敵なことですよね。
今後もポジティブにキャリアを築いていきたいです。
いかがでしたでしょうか。
テイクアンドギヴ・ニーズで働く吉田紗苗さんの「はたらくスタイル」をご紹介させていただきました。
取材させていただいて感じたことは、新しいキャリアのチャンスがきたときに「断らない」姿勢と、新しいキャリアを提案されたときに、「今、このキャリアを提案されたのは、この経験・スキルが足りていないからだな」と意味づけをされている姿勢が印象的でした。
新しい仕事をはじめることは不安があるのは当然だと思いますが、モヤモヤを抱えて悩み続けるよりも一歩前に進むことがより早い解決の手段になるのだと思います。また、経験したことしか語ることができないため、より多くのアウトプットができるようになるためにはどれだけチャレンジをしたか、で大きく変わっていきます。
今、自分の経験に不安があり、ずっと気になっていたけれどやり過ごしてしまったことがあるとしたら、現状維持も悪くはありませんが、チャレンジした方がより大きなものを得ることができる、そんなことを教えていただけたのではないでしょうか。
また、テイクアンドギヴ・ニーズには、仕事で得られる成長実感やチャレンジする経験を積めるように、ひとりひとりの仕事の成長を見届ける上司とともにキャリアを築いていける関係性があるようです。
仕事を通してチャレンジし続けることができる環境があるからこそ、テイクアンドギヴ・ニーズにはいつも輝き、目指したいと思う社員が多いことがわかりました。
こうした環境であれば、女性が長く働きつづけるイメージがわくのではないでしょうか。
吉田さんの「はたらくスタイル」を通して、みなさんの働き方やキャリアを考えるきっかけになればうれしいです。
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