INTERVIEW

Style#27|仕事と大学院の両立、仕事と育児の両立。ライフステージが変わっても仕事とやりたいことを両立するサイバーエージェントのワーキングママ

女性がそれぞれの志向・ライフスタイルに合わせて働き方を選択できる世の中。

Style企画では、事業内容や雇用条件ではなく、ひとりひとりの働き方や志向性をもとに、女性が転職活動やキャリアを考えるきっかけづくりができればと思っています。

そんなStyle企画の第27弾は、AWA株式会社で働く神谷優さんにインタビュー。

どんな時でも学び続けることを忘れず、自分自身をアップデートし続けた神谷さんのキャリアの描き方や選択軸、今仕事で心がけていることなど、「はたらくスタイル」をご紹介いたします。

株式会社サイバーエージェントhttps://www.cyberagent.co.jp/

「21世紀を代表する会社を創る」をビジョンに掲げ、メディア事業、広告事業、ゲーム事業を中心に事業展開。メディア事業には、インターネットテレビ局「AbemaTV」や、音楽ストリーミングサービス「AWA」がある。

AWAについて(https://awa.fm/

「AWA(アワ)」は、サイバーエージェントとエイベックス・ デジタル株式会社の共同出資によるAWA株式会社が提供する、 サブスクリプション型(定額制) 音楽ストリーミングサービス。2015年5月にサービスの提供を開始し、配信楽曲数は6, 000万曲、著名人およびユーザーが作成したプレイリスト数は約1, 100万件におよぶ。

行動し、謙虚に学び続けることが成長につながる

--新卒でサイバーエージェントに入社した理由を教えてください!

神谷さんサイバーエージェントへは2008年に新卒で入社したんです。当時は、広告代理店事業がメインだったので営業メンバーが多く在籍していましたが、2008年は新卒でエンジニアを採用するはじめての年でした。

先輩に紹介されたことがきっかけで面接を受けてみたのですが、社員の方が仕事に対してとてもポジティブで、イキイキとしていて、この人たちと一緒に働くことができたら絶対におもしろそうだと直感で感じたんです。

というのも、私はライフイベントを迎えても仕事を続けたいという軸をずっともっていました。長く働き続けることを前提にすれば、楽しく、おもしろく働ける方がいですよね。

だからこそ、仕事を楽しめる仲間と働けることを大切にしていたんです。

私は行動力には自信があって、思ったことはすぐにはじめたり、チャレンジしたりしてきました。当時のサイバーエージェントはまだまだベンチャー気質が強かったこともあって、思ったら行動にうつす私の強みと会社の環境が合っていたことも入社の決め手のひとつですね。

--サイバーエージェントでの1年目はどんな環境だったのですか?

神谷さんそれが、入社して早々に衝撃を受けることになりました…。

大学在学中にプログラミングについて一通り勉強していたものの、同期入社のエンジニアのレベルが高すぎて「私は本当にこの場にいて大丈夫なの?」と思うほど圧倒されてしまったんです。

同期は理系の修士生がほとんどで、学部生のエンジニアは数えるほどしかいませんでした。JavaやMySQL、Linuxといったサーバサイド技術の研修を受けたのですが、まったく歯が立たずとても焦りました。

ただ、できることが少ないということは失うものもないということ。「お荷物にならないように自分にできることを増やす」ことを目下の目標として、毎晩同期や先輩を質問攻めにしながら技術を学んでいきました。

それだけ、当時はできない自分に焦りがあったんです。

--仕事への焦りはどのように解消していったのですか?

神谷さん現在、技術部門の取締役である長瀬と仕事をさせてもらって、焦りや不安も少しずつ自信に変えていくことができたんです。

長瀬は当時から新卒エンジニアの面倒をよくみてくれて、私も仕事で行き詰まった時には相談をしていました。

当時の私は、お荷物にならないように必死だったこともあって、技術的に未熟なことは多いけれど、チャレンジ精神は強くもっていました。

私が入社して2年目の年に、今はすでにサービスを終了していますが、新規サービスとして「Amebaなう」をスタートすることが決まりました。ここで初めて新規サービスの立ち上げを経験しました。

立ち上げ後、機能追加を自ら提案、実装したり、当時レガシーだった「アメーバニュース」のシステムリプレイスを自力で遂行したりしていくうちに、長瀬の後押しもあり、リーダーのポジションを任せてもらうことになりました。

リーダーとしてプロジェクトをマネジメントする中で、障害を起こしてしまうような苦い経験もありましたが、何度もチャレンジを積み重ねていくことで少しずつ自信がついていったんです。

「Amebaなう」を1年ほど運用したころ、会社としてスマートフォン関連事業へ一気に舵を切った時期がありました。Ameba事業内にもスマートフォンディビジョンが立ち上がりました。この時、「新規事業でAndroid開発ををやってみないか」と声をかけてくれたのも長瀬です。

スマートフォン黎明期において、当然Androidの開発経験はありませんでしたが、せっかくもらった新規サービス立ち上げの機会を断る理由はありませんでした。

※黎明期(れいめいき)とは、ある事柄が形になる前のはじまりの時期を表す。

その後も2つの女性向け新規アプリの立ち上げメンバーとして企画から携わったりと、社内のさまざまな新規事業の開発時に声をかけてもらえるようになったんです。

同時にボードメンバーとして組織のマネジメントに携わったり新卒エンジニアの育成を担当したりと、キャリアの幅が広がったのもこのころからでした。

コンプレックスがきっかけで大学院進学へ。産休中にも講習へ通うチャレンジ

--常にチャレンジを続ける中で、大切にしていた信念はありますか?

神谷さんそうですね、私はやると決めてはじめたことは、どんなことがあってもやり抜くことを信条としているんです。

これはプライドのようなものかもしれませんが、失敗したと思われたくないんですよ。

せっかく期待してもらったのに、その仕事が失敗に終わってしまったとしたら、私に任せてくださった方を失望させてしまうことになる。それは不甲斐ないなぁと。

いつでも「任せてよかった」と思ってもらえるように成功するまでやりつづけることを心がけています。

だからこそ、新しい事業を興す時に声をかけてもらえたのかな、と今では思っています。

できないことが多い状況において、どんな仕事をすれば成長につながるのかはわかりませんでしたし、仕事を選り好みしていては成長の機会を逃してしまう。若手のころはとにかく前のめりに仕事をしていました。

また、1年目からエンジニアが技術研究のために興味のある分野について研究・レポート発表をおこなう「テックレポート」にチャレンジしていました。

ただ、ここでも他のメンバーと比べ知識量に劣り、回を重ねるごとに自分自身にコンプレックスを感じてしまって。

もっとエンジニアリングの技術を学術的に学びたい、技術に奥行きを持たせるための研究をしたいと思ったことをきっかけに大学院への進学を考えました。

仕事と両立できることを条件に通える範囲の大学院を調べた結果、早稲田大学大学院の研究室を見つけて、一通のメールを送ったら、試験を受ける機会をいただき、大学院への進学が決定しました。

ここから日中は仕事、夜は大学院で勉強・研究いう二足のわらじの生活がスタートしたんです。これもまた大きなチャレンジでした。

--仕事と大学院の両立を通して、どんなご経験をされたのですか?

神谷さん仕事と大学院を両立していた2年間、想像していた以上に充実した日々を送ることができました。

当然、日中の仕事でヘトヘトな上に授業を受けるのは精神的にも体力的にも限界だと感じる時もありましたが、学べることはすべて吸収したいという気持ち一心で続けることができました。

卒業にあたって、学会でレポートをを発表する機会もあり、ここでは仕事で課題に感じていた画像をユーザーに対してリコメンデーションする方法をテーマとしました。思い切って飛び込んだことが、今では各方面で活かせていると思います。

無事に大学院を卒業したのち、妊娠が発覚しました。

20代後半の年齢で急な妊娠でしたが、それまでにやりたい仕事には全力で携わってきたこともあって、仕事でもっとチャレンジしておけばよかったと後悔することもなく、今後どうやって両立していこうかと、未来について前向きに考えることができました。

それまでサーバーサイドエンジニアとして経験を積んできましたが、フロントサイドは未経験。深夜の障害対応が比較的少なく、また入社前よりフロントエンドの技術にも興味を持っていたことから、フロントエンドのスキルも身につけたいと思うようになりました。

次の目標が明確になったものの、こどもが産まれてからでは勉強する時間が確保できるかわからなかったので、それであれば産休中に勉強をしようと思い、フロントサイドの技術が学べる講習に通うことにしたんです。

約1ヶ月間、大きいお腹で講習に通い、出産直前まで自分で勉強を続けていました。

復帰後は、「AWA」のエンジニアとして、レーベル向けに楽曲の再生数や視聴者数、再生数ランキングなどの速報値をグラフィカルに見ることができるシステムの開発に携わりました。

2度目の復帰後はバックエンドに戻り、現在は楽曲やアーティストにまつわるさまざまなデータをサービスに活かすためのデータマネジメントという役割を担っています。

エンジニアは仕事と育児を両立しやすく、生涯学び続けられる

--神谷さんはどのように仕事と育児を両立しているのですか?

神谷さん私の場合、復職後も時短勤務はせず、フルタイムで勤務しています。

これも、自宅から私の実家が近いことや、夫が自営業で比較的自由に時間をつくれることなど、周囲の協力があってこそ。今思いっきり仕事ができることには感謝しかありません。

とはいっても、仕事に携わる時間は限られているため、独身時代と比べ働き方や意識に変化はありました。

1度目の復職時は、仕事のペース配分がわからず困惑しました。また、周りのメンバーの成長スピードが気になってしかたなかったのですが、頑張りすぎて倒れてしまっては元も子もないので、自分の首を絞めないようにバランスを見直しました。

特に心がけたのは「集中」ですね。仕事の時間は脇目も振らず働くことに集中し、家事は苦手なので、代行サービスをフル活用。その分一緒にご飯を食べるなど家族との時間は、それに集中します。

以前よりも会社に貢献できる「時間」は減ってしまったかもしれませんが、「濃さ」を大切にして成果で貢献すればいいんだな、ということに気づきました。

2人目を出産するころは、ペース配分が掴めるようになり、フルタイム勤務であっても負担にはならず、今まで通りに両立することができています。

むしろ、もっと仕事ができるかも…と思えるほどです(笑)

--エンジニアになってよかったと思うことはありますか?

神谷さん生涯働く職業として、エンジニアを選択したことはとてもよかったと思っています。

Slackを通して仕事を進めているため、会社にいないと業務が進まないという状況も少なく、こどもが寝ている時間で仕事を進められるなど、場所や時間を問わずに働ける点はメリットかもしれません。

また、エンジニアとしてさまざまなサービスの立ち上げに携わってきましたが、特に一貫して携わってきたユーザーコミュニティの開発が私の得意分野です。自分が得意とする専門分野を定めたり、実績を明確に示すことができる点もエンジニア職の良いところですね。

新しいサービスを模索する挑戦的な組織にいれば、必然と新しい言語を勉強しますし、学び続けることで自分の技術を向上させることもできます。

この先長く、その時々のライフステージに合わせて仕事をしていきたいと思うのであれば、エンジニア職はとても魅力的な職種だと思います。

--最後に、神谷さんが描くキャリアビジョンについて教えてください!

神谷さん 今は、AWAでの仕事が充実しているため、目の前の仕事に全力で取り組んでいきたい気持ちが強いです。でも、いつか教育分野のサービスもやってみたいなという想いがあります。

ライフイベントを迎えても最前線で仕事に携わり、キャリアアップを目指していきたい女性には、エンジニア職は魅力的な仕事だと思うんです。

私自身の経験を通して、これからキャリアを選択する少しでも多くの女性に、エンジニア職の仕事の楽しさを知ってもらえたらいいなと思っています。

プログラミングが小学生の必修科目になりますし、こどものころからエンジニアを目指すSTEM(ステム)教育などにも積極的に関わっていきたいですね!

編集部より

エンジニアは、持続的に成長しながら、ライフイベントも両立できる仕事。だからこそチャレンジしがいのあるキャリア。

いかがでしたでしょうか。

AWA株式会社で働く神谷さんの「はたらくスタイル」をご紹介させていただきました。

新卒で入社して以来、出産・育児・復職を2回経験されながらも、エンジニアとして一貫して現場でキャリアを築いていらっしゃいました。

エンジニアという職種はひとつの言語をみにつければゴールというわけではなく、日々新しい言語が登場するたびに技術を習得していく必要があります。

勉強なしにできる仕事ではありませんが、一方で、技術を身につけることで自分が得意とする開発分野をみつけることができるため、着実に成長したり、目標をもって仕事をしたい方に向いている職業です。

また、神谷さんがエンジニアになってよかったと感じていらっしゃるポイントに、時間的・場所的な制約がない点にあるとお話いただきました。

会社にいかないとできない仕事はこどもが病気になった途端、何もすることができません。そうなると、たとえ自分は元気であっても仕事を進めることができないため、メンバーに迷惑をかけていると感じてしまったり、もっと働きたい気持ちを断念せざるを得ません。

しかし、エンジニアは時間や場所を選ばずに仕事ができる分、自分で仕事の配分・時間を決めて仕事を進めることができるため、ある程度イニシアティブをとって仕事ができます。

だからこそ、仕事も育児も全力で向き合うことができているという充実感を味わうことができることを教えていただきました。

エンジニアは仕事と育児を両立しやすい仕事ではないでしょうか。

サイバーエージェントは、女性が長く働ける環境づくりと女性マネジメントの活用に取り組んでいらっしゃいます。なかでも有名な制度が、「macalon(マカロン)」です。女性が出産・育児を経ても働き続けられる職場環境の向上を目指して8つの制度をパッケージ化した独自の制度があります。

また、エンジニアに向けては様々なWeb企業の20代エンジニアが登壇、参加する技術カンファレンス「Battle Conference Under30」があります。ここでは、技術的知見の共有や向上を目的に、トークバトルやプログラミングコンテストを実施しています。

さらに、勤務する技術者が常に自身の能力向上を図り、開発に集中することができる環境を提供するための制度として「ENERGY(技術者向け支援制度)」もあります。技術者の活力を引き出す人事制度として7つの制度をパッケージ化されています。

さまざまな制度や機会を活かしながら長く働き続ける仕組みが非常に充実しています。

神谷さんの「はたらくスタイル」を通して、みなさんの働き方やキャリアを考えるきっかけになればうれしいです。

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